いままで「三権分立だから裁判所の判断を尊重する」としていた韓国与党、裁判所を猛烈に非難・・「控訴審で正されることに期待する」「戦犯国家の国益を優先した判決だ」

今回は、いわゆる三権分立についての側面を書いてみたいと思います。三権分立に「いわゆる」を付けた時点ですでに心の曇りタイマーがピコンピコンと鳴っていますが・・

韓国最高裁が朝鮮半島出身労働者たちの個人賠償を認めてから、韓国政府は今まで「韓国は民主主義国家で三権分立だから、裁判所の判断に介入できない」というスタンスを取りつづけました。言うまでもなく、これは与党も同じで、日本からの抗議に「三権分立」という言葉を盾として使ってきました。ですが、7日の却下判決のあとには、なぜか裁判所の判断を猛烈に非難しています。スポークスマン自ら「過去戦犯国家の国益を優先した」「控訴審で正されることに期待する」とまで言いました。以下、MBCから引用してみます

 

<<共に民主党は、強制徴用被害者遺族が日本企業16社を相手に出した損害賠償訴訟が1審で却下されたことと関連し、「納得できないし、国民情緒ともかけ離れた判決だ」と強く批判しました。民主党イ・ヨンビン スポークスマンは、書面ブリーフィングで、「大韓民国の威信の墜落や日本との関係悪化を防ぐためという裁判所の判決は、まだ清算されていない親日思考の残滓だ」としながら、このように批判しました。

また、「大韓民国の国格より過去戦犯国の国益を優先したことこそ、大韓民国の威信を墜落させるものである」とし「国民法感情(※原文ママです)とも合わない、今回の判決が控訴審で正されることを期待する」と述べました。

また、与党の大統領候補とされる丁世均(チョンセギュン)元総理もSNSで、今回の判決が過去2018年の最高裁全員合議体が下した判決に反するという点を強調し、「裁判所が裁判所の決定を覆すとは実に嘆かわしい」と指摘しました。続いて「過去の歴史を反省しない日本政府と日本の裁判所が主張している論拠をそのまま踏襲しており、実に残念」とし「いったい、どこの国の裁判所なのか」と反問しました。同党のイ・タンフイ議員も「過去に捕われた1つの判決が、世界の変化を防ぐことはできない」とし「強制徴用被害者の方々と一緒に戦っていく」と批判に参加しました>>

 

別に、韓国では珍しいことでもありません。去年12月、裁判所が、当時検察総長だったユン・ソクヨル氏への懲戒処分を「違法だ」と判断したことがあります。ユン総長と激しく対立していた政府・与党は、この件を強く非難しました。2020年12月25日の朝鮮日報の記事を1つ部分引用してみます。

<<ユン・ソクヨル検察総長の「2ヶ月停職」懲戒処分について、24日、裁判所はその執行の停止申請を受け入れた。与党側は「司法壟断」「法曹カルテル」などの極端な用語まで使用し、司法を攻撃している。過去、自分の口に合う判決には三権分立を強調して司法を積極的に擁護していた態度とは正反対だ。他人には厳格で自分には寛大な態度を見せてきた与党が、憲法の基本精神である三権分立に対してさえ「私がやればロマンス、他人がやれば不倫」しているという批判が出ている・・

・・いままで与党は、司法の判決結果を擁護し三権分立を強調してきた。 2017年イ・ジェヨン三星電子副会長が横領罪、賄賂罪で1審で懲役5年の宣告を受けたとき、共に民主党はコメントを出して「今日、正義の国を作るための司法の冷徹な判決を国民と一緒に尊重する」とした。また、2017年キム・ミョンス長官(当時候補者)指名当時も、与党は「ムン・ジェイン政府は三権分立の精神を徹底的に尊重する」とした。

ムン・ジェイン大統領も2018年の最高裁の日帝強制徴用被害者の賠償判決が出た後、韓日関係が梗塞すると、日本の国会議員を大統領府に招待した席で、「司法の判決が尊重されなければならない」とし「強制徴用労働者の問題は、司法の判決で、日本もそうであるように、韓国も三権分立がしっかりしており、韓国政府はこれを尊重しなければならない状況だ」と話した>>

 

いつだったか、旧ブログのとき、韓国が慰安婦問題で言い出す人権主張があまりにも無茶苦茶で、北斗神拳に因んで「北斗人権は無敵だ」というフレーズを使ったことがあります。今回は「北斗三権」とでも言いましょうか。

 

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