1945年8月19日に入隊して『独立有功者』になった人も・・1945年4月時点で「光復軍」の数は339人、戦後に光復軍だったとして独立有功者になった人は560人

他の案件ではこれといって進展(興味のある記事)が無いので、またもや『偽物』関連となりました。サンプル検査ではあるものの、韓国の独立有功者の約4割が偽物だった・・という記事を、この前、紹介しました。2005年6月24日のハンギョレ新聞の記事によると、どうしても疑わしい光復軍55人の内部文書や会議議事録などを調べてみた結果、その中の44人には功績と呼べるものが何も無く、日本が敗戦してから六日後に入隊した人もいた、とのことでして。

しかも、「全斗煥政権当時、政府は独立有功者の中に偽物が多いという陳情書の件で、100人を調べたところ、 40人が偽物だった」、「独立有功者賞初期の1960年代に『白紙(※書けば無条件OKの申し込み用紙)が出回ったことがある』ということは、独立有功者たちの間では公然の秘密だ」など、なかなか、くもしろい(曇った心で面白い)内容でした。まだという方は過去エントリーをどうぞ

 

同じ案件で、別の記事を1つ紹介します。ハンギョレ新聞の記事から約1年4ヶ月後、2006年10月に、国会で『光復軍の数がおかしい』という指摘がありました。多分、記事の内容が本当かどうか調べてみた人がいたのでしょう。

韓国で独立有功者として認められるためには、相応の叙勲(勲章、褒賞を受けること)を受けないといけません。ただ、前のエントリーでも書きましたが、多くの場合、独立運動の功績を「自分の功績を自分で書く」ものが多く、また、光復軍の場合、いったん独立有功者に選ばれた人が『この人も私の戦友だった』と証言すると、その人も独立有功者に選ばれました(先にリンクした過去エントリーのソース記事、ハンギョレ21の記事より)。

さすがに「光復軍でした(ジャジャーン」というだけで独立有功者になれたわけではなく、『6ヶ月以上は光復軍として活動した人であること』という相応の基準はありました。でも、それがちゃんと守られたとは思えません。なにせ、光復軍の数があまりにも少なすぎたからです。臨時政府が公式政府という設定で、光復軍はその正規軍という設定だったのに、記録に残っている光復軍の数字は、どの記録でも500人を超えません。しかも、その一部は中国人だったし、一部は戦後帰国しなかったし、一部は戦後北朝鮮側に渡りました。文在寅政府が英雄としている光復軍司令官キムウォンボンも、戦後北朝鮮に渡り、朝鮮戦争に積極的に加担したと言われています。よって、光復軍の数は、人や資料にもよるけど、せいぜい300~400人、と言われています。

 

・・・で、2006年、国会議員が調べた結果によると、1945年4月の記録で光復軍の数が339人となっているのに、戦後、光復軍として独立有功者になった人は560人でした。『光復軍として少なくとも6ヶ月以上は活動した人』が、相応の叙勲を受け、独立有功者になれます。だから、戦後「元光復軍として独立有功者になれた人」が1945年4月時点より増えるのは、ありえません。先も書きましたが光復軍だった人全員が韓国に戻ってきたわけでもないし、朝鮮戦争なども考えると、これはほぼ2倍に増えたとみていいじゃないでしょうか。以下、2006年の10月23日の聯合ニュースから引用してみます。<<>>が引用部分となります。

 

<<ハンナラ党 金陽秀(キムヤンス)議員は23日、「国家報勲処が、光復軍の功績審査を粗末にしたことで、資格未達者の相当数が叙勲を受けている」と主張した・・・(※大統領表彰を受けて独立有功者になった人の中で)Aさんは解放後の1945年8月19日に光復軍に入隊し、事実上の独立運動の活動がなかったにもかかわらず、大統領表彰を受けた。B氏は解放直前の1945年7月に光復軍に入隊したことなど、相当数が資格未達であることが分かったと、金議員は主張した。金議員はまた、光復軍の活動を証明する資料が無いのに大統領表彰を受けた人も8人もいると述べた。金議員は「報勲処が明確な基準無しに叙勲審査をしてしまい、いわゆる『偽物』光復軍が量産された」と指摘した。一方、ハンナラ党 高鎭和(コ・ジンファ)議員も同日、報道資料を通じて、「1945年4月まで光復軍の規模は339人だったのに、今までの光復軍だったと認められ叙勲を受けた人は、560人にのぼる」とし「一部は、光復軍ではなかった可能性が高い」と主張した>>

 

そもそも「臨時政府が正式政府である」という設定そのものに無理があるので、その正規軍がどうとかの話が無茶苦茶なのは、ある意味、とても自然なことかもしれません。

とはいえ、もっとも「オチ」としてふさわしいのは、左派メディアから右派国会議員まで揃って「偽物が多い!なんだこれ!」とここまで指摘したにもかかわらず、それから何も変わらなかったことです。そして2021年、独立有功者会の会長の両親が、また偽物だと叩かれています(独立有功者の子孫でないと、独立有功者会に入ることはできません)。

 

 

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