尹錫悦 前検察総長、安保と歴史問題のトレードを構想か・・「韓国が安保に協力すれば日本は歴史問題で譲るだろう」

お伝えしたとおり、大して関係もない尹奉吉記念館が大統領候補として出馬宣言を行った尹錫悦(ユンソクリョル)前検察総長。何一つ具体的なビジョンを提示することは出来ませんでしたが、彼が表明した構想の中で、日韓関係に関する部分を紹介します。エントリーの題にもなっていますが、安保問題で協力すれば、日本は歴史問題で譲るだろう、そうやって一括妥協すればいい、そういう趣旨です。以下、ハンギョレ新聞の記事から部分引用します。<<>>が引用部分となります。

 

<<尹錫悦前検事総長が29日、尹奉吉記念館で開かれた大統領選挙出馬記者会見で文在寅政府の韓日関係悪化と関連して、「理念偏向的な竹槍歌を歌ったせいでここまできた」と批判した。 「竹槍歌」は、日本政府の一方的な半導体材料の輸出規制措置(※対韓輸出規制厳格化のこと)にかかった過去2019年7月、曺国(チョ・グク)元法務部長官が自分のフェイスブックに掲載した歌だ。

「政府が政権末期に収拾を試みているけど、うまくいかないようだ」と現在の状況を分析した彼は、「韓日関係では、過去の歴史は過去のことで、私たちの子孫が歴史を正確に記憶するために真相を明確にしなければならない問題があるが、未来は私たちの次の世代のために実用的に協力しなければならない関係だと思う」と語った。また「この政府になって壊れた慰安婦問題、強制徴用問題、韓日間安保協力や経済貿易問題、このような懸案を、全部一つのテーブルに置いて、『グランドバーゲン(※一括交渉)』をする方法で、問題にアプローチしなければならない」と述べた。

 

ユン前総長は具体的には言及しなかったが、日本が執拗に求めてきた安全保障協力の分野で足並みをそろえる対価として、過去史問題などで多少の譲歩を得ようとする構想だと解釈することができる。しかし、日本政府が示し続けてきた冷淡な姿勢を考えると、日本が「グランドバーゲン」構想に好意的な反応を示してくれるとは期待できそうにない状況である。日本は強制動員被害者の賠償問題などの懸案で、韓国が先に納得できる解決案を出さなければならないという意思を曲げていない・・>>

 

 

安保問題で、日本、または日米が何か困ること、ありましたっけ。米国側が韓国側に対して『対北制裁をちゃんと守っているのかどうか』をチェックしているのは分かります。韓米ワーキンググループとかもそうでした。でも、韓国が反対したせいで何か出来なかったことがあるのか?というと、そんな案件はありません。最近は、米国だけでなく自由民主主義陣営全体の関心は「自由で開かれたインド太平洋」構想に集中しています。朝鮮半島問題そのものが二の次になった印象すらあります。こんな状態で、安保協力するから歴史問題で譲ってくれと言われましても、日本がそれに応じる理由があるのでしょうか。

 

それに、このグランドバーゲン、『一括交渉』という意味ですが、韓国側は何か長引きそうな案件があると、すぐに『一括妥結』を言い出します。最近もそうですが、米朝関係においても、日韓関係においても、韓国がすぐに『首脳会談で一括解決するしかない』と主張をします。まるで、『王』が決めればそれでなんとかなると思っているようです。そういう考えと、今回のグランドバーゲン主張は、何も変わっていません。

それに、ユン氏がこの単語を初めて言い出したわけでもありません。李明博氏が2009年に話したことがあります。あのときは北朝鮮関連でした。2009年9月22日MBNからの引用です。<<米国ニューヨークを訪問中の李明博大統領が「北朝鮮の核、グランドバーゲン」を推進しなければならないと明らかにしました。北朝鮮が核を放棄するとともに、一括して具体的で実質的な支援をするということです。米国ニューヨークを訪問中の李明博大統領が、北朝鮮の核の完全な廃棄と同時に、具体的な支援をする一括妥結原則「グランドバーゲン(Grand Bargain)を提案しました・・>>

言うまでもありませんが、それから米国及び関連国側が「聞いてない」とほとんど反応せず、それからはあまり耳にすることもありませんでした。

 

 

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