韓国の低出生率の原因の1つ、「私は完璧な親になれる」シンドローム

韓国の合計出産率(出生率)は、2020年基準で0.84。都市国家でもないのにこの数字はさすがにおかしいという指摘が、国内外から出ています。様々な分析が出ていますが、その中に『私は完璧な親になれる』という心理が影響しているという指摘もあります。『私』の基準が高すぎで、簡単に言えば自分で考えている自分と現実の自分に差があって、『これではまだ私は完璧な親になれない』とする人が多く、それが出生率も下がる一因になっているというのです。ソースはCBSラジオ、ソウル大学保健大学院教授(人口学)チョ・ヨンテ教授の話です。<<>>が引用部分となります。

 

<<・・(番組進行者)「私がある女性から聞いた話ですが。子を産むことが、なぜか罪を犯すようだというのですよ。自分の子に、こんな世の中を生きるようにするなんて、と。だから出産自体になんだか罪悪感があるというのです」

(以下、チョ・ヨンテ教授)「そうですね。そんなこともあります。それに、心理的にこういうのもあります。青年たちは、自分自身が完璧な親でなければならないと、「完璧な親 シンドローム」なんです。結婚、そして結婚してから子に与えるものに対する期待値があまりにも高いわけです。おかしくもないでしょう。教育水準とか高いですから。

だから、自分自身が完璧な親になれるまで待ちます。その時点ですでに結婚できる可能性も、子を産む可能性も低くなります。その完璧な親とやらになれる人はそういません。結局は、親が助けてくれないとできません。だから、すべての人が平等に結婚できる可能性はなく、完璧な親 症候群で期待値が高くなり過ぎで、親が私に相応の分を与えてくれないと、結婚も子を産むことも亡くなってしまうのです。これはちょっと。・・>>

 

チョ教授は優しい表現を使っていますが、私にはこれが「スプーン階級論の延長線」に見えました。人の年収や資産などで階級を作り、「金のスプーン」から「土のスプーン」まで勝手に階級を付ける、スプーン階級論。盧武鉉政府あたりからあったと言われていますが、李明博政府~朴槿恵政府あたりからネットだけでなくマスコミの表現にもよく出てくるようになりました。

一見、世の中の格差を皮肉る表現に見えますが、実は違います。前にも拙著やブログで同じ趣旨を書きましたが、スプーン階級論の核心は、「お金持ちになりたい」ではありません。「お金持ちの子で生まれたかった」です。社会を変えたいではありません。社会の既得権益がほしいというものです。もともとスプーンというのが、ヨーロッパの「銀のスプーンを口にくわえて生まれた」という表現から来たものです。昔は、貴族の赤ちゃんには、乳母が直接授乳することは禁止されていました。いったん母乳を銀のスプーンに出して、それを貴族の赤ちゃんに飲ませました。赤ちゃんからすると、これはこれで飲みづらかったのでは、な気もしますが(笑

 

チョ教授は優しい表現を使っていますが、『期待値が高すぎる』というのが、心の曇った私にはこう聞こえます。「僕が、こんなに素晴らしい僕が、なんで社会的 弱者の子で生まれてしまったからだ。これは親のせいだ。私は違う。私は完璧な親になる。なれるに決まっている。僕の子を絶対に金スプーンにしてやる・・そう考える人が多かった。でも、その人の基準で完璧な親になれるのは、親から相応の支援を受ける人だけだった」。結局は、スプーン階級論が延々と続くしかない、と。

極端的な選択をしてしまう自◯率がOECD最悪なのも、韓国という国が教えてきた『偉大なる韓民族』と現実のギャップも、この『期待値』と繋がっているのではないか・・な気もしますが。

 

 

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