結構前から、韓国ではモデルナワクチン受給に何かの問題があるのではないか、と言われていました。単に少し遅れるとかそういうレベルではなく、いくらなんでもおそすぎる(予定されていた分に比べると少なすぎる)というのです。この件、実はモデルナ側は「韓国と協議することに合意した」としていたのに、韓国政府は「4000万回分供給に合意した」と発表し、発表当時からちょっとおかしいという話はありました。本ブログでもエントリーしたことがありますので、未読のかたは先にお読みください。
そして、やっと、本当にやっと、公式に「受給に問題が発生している」という話が出てきました。韓国政府の問題だとは言わず、「モデルナから問題が発生したと連絡してきた」という内容です。ただ、どういう問題なのかは分からない、とも。まずは韓国経済から引用します。<<~>>が引用部分となります。
<<政府が今年下半期のコロナ19予防接種の主力ワクチンとしていたモデルナの需給に問題が発生した。来週接種予定の55〜59歳も、モデルナの代わりファイザーを接種することになった。デルタ変異の拡散を防ぐ「唯一のカード」であるワクチンの導入がまた遅れて、20〜40代の予防接種まで次々と遅れてしまうのではないかと懸念される。パク・チニョン中央事故収拾本部ワクチン導入支援チーム長は26日のブリーフィングで、「モデルナから、生産関連で問題があると通知してきた」とし「事実関係の把握と対策のため、行政・外交的力量を総動員している」と述べた。続いて「モデルナの韓国への導入日程は調整されるだろう」と付け加えた・・
・・現在までに国内に導入されたモデルナワクチンは115万回分である。4000万回分を契約したことを考慮すると、3〜4四半期に3885万回分が入ってくることになる。モデルナワクチンの生産に支障が生じたなら、政府が契約した物量のほとんどが9月、10~12月に入ってくることになるだろう。約1700万人の18〜49歳の接種にも支障が生じる可能性が大きい。政府は、来月末から、これらの接種を開始する計画であった・・
・・政府は、具体的な生産上の問題がどんな問題なのかすら把握できないでいると言う。パクチーム長は「生産関連問題とは何なのか」という質問に、「具体的な状況を多角的に調べている」とし「把握できるように製薬会社と協議して、公開可能な範囲内で、後でまたお知らせする」とした・・>>
記者「問題とはなんですか?」 チーム長「大統領の発表からしてウソでした」 記者「受けるw」 チーム長「でしょwww」・・・・な感じでほのぼの展開があったかどうかは分かりませんが、とにかく、「私は悪くないがとにかく問題があるのは事実」という正式発表があったわけです。
モデルナ接種を予定していた50代にファイザー接種を追加するとしたものの、朝鮮日報、韓国日報などは、家計負債の記事でよく使う「回して防ぐ(돌려막기、借金を、別のところから借金して返済すること)」、簡単に言えば「自転車操業」にすぎないと報道しています。そのファイザーワクチンも、どうせ他に使おうとしていた分であるため、結局はボロが出る、というのです。確か、この前イスラエルから借りた分もファイザーのはずですが、あれは確か8月に返す約束だったはず。朝鮮日報、韓国日報も同じく「自転車操業」という表現を使っていますが、分かりやすいのは「慶北毎日」というローカルメディアの記事です。引用してみます。
<<・・当初50代にはモデルナ ワクチンを接種する予定だった。しかし、モデルナの国内導入に支障が生じ、政府は首都圏55〜59歳にファイザーワクチンを接種することにした。ワクチン導入が遅れ、感染者は増え、政府は接種率を高めるために、40代以下に接種する予定だったファイザーワクチンを慌てて取り出したわけだ。このような自転車操業は、今回が初めてではない。政府はアストラゼネカの2次接種分まで使って1次接種を行い、国際ワクチン供給機構である「COVAX」を介してAZワクチン83万5千回分の供給を受け、2車接種する計画であった。しかし、COVAX側の供給日程が遅れてワクチンの導入に支障が生じ、仕方なく、5日から2次接種にはファイザーによる交差接種(※1次と2次接種を異なるワクチンで行うこと)を実施した・・
・・(※4次流行の中)ワクチン接種まで遅れると、大韓民国は防疫後進国に転落するしかない。政府が安定したワクチン量を確保することがなにより重要である。最近、コロナ19よりも無能な政府のほうが恐ろしい。こんなに悲しい現実があるだろうか>>
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