「なんで韓国の民主化活動家たちは、民主とは関係ない北朝鮮の思想にハマったのか」

今日は、「民主化運動をしていた人たちが、なんで北朝鮮の思想なんかにハマって、いま『この有り様』になったのか」という点について、ソガン(西江)大学のチェ・ジンソク教授の見解を紹介します。教授は哲学者で、歴史や政治の専門家ではありません。

教授が説明する理由は、大まかに二つです。『朴正煕を嫌うあまり、同じく朴正煕を嫌う北朝鮮の部下になった』、そして『自分で考えようとせず、盲目的に追従した』からです。以下、月刊朝鮮から引用してみます<<>>が引用部分になります。同じテーマの部分だけ抜粋しているので、段落の順番が原文とは違います。

 

 

<<・・(記者の質問)「韓国人は『実質』を崇めず、観念や名分に拘って生きる傾向が強く、それは一種の民族性ではないでしょうか」。

教授の答弁)「私たちが現実を直視しないのは、現実を作った記憶が多くないからです。朝鮮という国は、国自体を私たちの力で作ったわけでも、私たちの力で運営したわけでもありませんでした。中国のイデオロギーと中国の国家システムに編入したまま生きました。最も具体的な自分の運命を、私たちではなく、他人の意志に合わせて運営したため、自分が立っている具体的な問題、すなわち『実質』を把握できなかったのです。

韓国では多くの人が勘違いしているし、勘違いするために頑張ってもいる件ですが、解放(※終戦後の独立)も、私たちの力で出来たものではありません。建国も、私たちが私たちの血を流してやったものではありません。朝鮮戦争も、私たちが私たちの力で勝利したものではありません。私たちが住んでいる具体的な基盤である国を、独立して運営することが出来ませんでした」・・

 

・・(「実質」を重視しないことが、戦後も『現実を見て自分で考える力より、理念だけを重視する風潮になった』という流れで、記者の質問)「1980年代初め、各大学では、さまざまな左派理念同士で激しい論争がありましたが、結局は、北朝鮮の放送『民民戦』の放送内容に従うだけの主体思想派(主思派)が大勢を掌握しました。これも、「考える能力」が不足しているからでしょうか」

教授の答弁)「朝鮮の建国とともに朱子学が支配イデオロギーとなってから200年の間、朝鮮は「誰が朱子学をもっとよく守るのか」だけに拘りました。 200年の間、社会・経済的条件は変わったはずです。それに合う理論や知識を生成する必要もあっただろうに、朝鮮は、既存の知識や理論をそのまま決めておいて、その下で変化する社会・経済的条件は、見ようともしませんでした。理論と実際の社会・経済状況の間にギャップが生じ、非効率が発生し、200年も積もったのです・・

・・考えていないと、盲目的に追従するだけになります。考えの特徴は、反省と覚醒と自覚です。主体思想派は、反省と覚醒と自覚から出発したのではなく、(北朝鮮の言うことを)盲目的に追従することから出発したと私は見ています。主体思想派に会ってみても、主体思想を十分に理解している人は見たことがありません。主体思想の行動を強化する綱領である首領論と品性論に拘っているだけです・・

 

・・首領論と品性論を守るためには、自分で考えてはなりません。考える能力が無いから、韓国内部を自分が批判している相手に対し、同じ批判をしている外部の理論を盲目的に受け入れ、追従する事しかできなかったわけです。朴正煕を批判していいたら、金日成の部下になった、とでも言いましょうか。自分で考える人なら、朴正熙を批判するからって、それがそのまま金日成を褒めることにはなりません。資本主義を批判していたら社会主義派になったとか、そうはなりません。朴正煕への批判は、金日成への追従ではなく、朴正熙を修正することに進むべきでした。資本主義批判も、社会主義への転向ではなく、資本主義の修正に帰結すべきでした」・・>>

 

本ブログに4回目登場のチェ・ジンソク教授でした。「『反日』が、いつのまにか『愛国』と同じ意味になった」と似ている気もします。それも結局は、現実を見ようとせず、考えようともしないから、でしょうか。日本が嫌いだから自由民主主義やめる」になりそうな気もしますが。

以下、詳しくないので大まかな説明しか書けませんが、引用部分の「首領論」とは、「自分の人生の主体を首領(金日成主席)とすること」で、「品性論」とは、「金日成の人生を手本にしての道徳論」のことです。

 

 

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