名誉は『ウリ』だけのものなのか

直接政治に関わったことはないけど、顧問、弁護士などの形で活躍してきた、まさに「元老」と言われる人がいます。延世大学の金亨錫(キム・ヒョンソク)氏で、今年101歳です。基本的には左派寄りの人で、李承晩大統領を追い出した大規模デモの際にも、主に教授たちのデモを主導したリーダーの一人でした。でも、金日成主席と同郷出身ですが、「彼は本物の金日成ではない。彼がいきなり『金日成』になっているのを見てびっくりした」「キム・ソンジュと一緒に朝ごはん食べて、それから20日後に会ったが、『金日成』になっていた」(ソウル新聞)と話したりして、左派側とかならずしも仲が良いわけではありません。

そんなキム・ヒョンソク氏が、8月、日本の産経新聞とインタビューしたことがあり、その際に文政府が中国、北朝鮮との関係を重視過ぎることを批判しました。産経新聞のソース記事はこちらですが、アベガーな部分もあり、文大統領だけを批判したわけではありません。その件で、韓国内ではキム・ヒョンソク氏に対し、多くの非難が溢れました。その中でも特に目立ったのが、ジョン・チョルスン氏です。

ジョンチョルスン氏は弁護士で、朴元淳(パク・ウォンスン)前ソウル市長と遺族側の弁護を担当していて、一部の反日案件でも名を上げています。本ブログでは、日本博士JOY ユン・ソイン氏を「トイレ掃除するように20年かけて苦しめてやる」と公言したことで『ネタネタにされた』ことがあります。彼が強調するのは、基本的に『名誉』です。パク・ウォンスン氏の名誉、独立運動家たちの名誉、たとえそれが死者の名誉でも、かならずそれを守る、といつも言っています。その『名誉を守る戦士』ジョン・チョルスン氏がキム・ヒョンソク氏にどんなことを言ったのか、中央日報がまとめたので紹介します<<>>が引用部分となります。

 

<<故・朴元淳 前ソウル市長側の法律代理人を引き受けたジョン・チョルスン弁護士は、1日、元老哲学者キム・ヒョンソク(101)延世大名誉教授に向かって「これだから、長く生きることは危険だと昔から言われるんだよ」と指摘し、高齢者への嫌悪だと非難された。ジョン弁護士は「キム教授は、李承晩政権の時から教授として在職したのに、その60年以上の間、政権の反民主・反人権を批判したことがなかった」、「なんで100年間に正常な精神でやらなかったことを、もうろう状態になってから急にやり出すのか、老化現象であるなら、気の毒なことだ」と書いた。しかし、これは事実と異なる。キム教授は、1960年4・19革命連帯助教授を務め、教授デモを主導し、現在では光復会の顧問弁護士も務めている。

しかし、ジョン弁護士は高齢者嫌悪だとする指摘に対し、反省するどころか、「1日の間にフォロワーが300人も増えましたけど」と正面から対立、大衆の関心を集め影響力が大きくなっているという点を誇示した。続いてジョン弁護士は「古代ローマの貴族の男性は、自分が共同体の役に立てなくなったと思った場合、自ら生を終えた。それを尊厳を守る死、すなわち尊厳死と呼んだ」という文を再び掲載し、より大きな論争を呼んだ・・

・・ジョン弁護士は、大統領選挙の競選(※候補を決めるための党内選挙)の結果などについても、政治的偏向の強い主張を吐き出している。パク前市長の法律代理人というタイトルで、常に毒舌を続け、社会的知名度をますます高めている・・>>

 

韓国の言う『名誉』とは、私たち側にだけあって、他人側には存在しないもの。そのスタンスが実によく分かる事例だと言えるでしょう。『私がやれば意見表明、他人がやれば名誉毀損』とでも言いましょうか。そう、慰安婦問題などで特にそうですが、日本の名誉を徹底して踏み潰すことが、韓国の名誉回復になるとする韓国側の基本政策と同じです。しかし、これでよくも数十年間「敬老の国」を言ってきたものですね・・敬老「ごとき」が、ウリより上位に立てるはずもない、といったところでしょうか。

 

 

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