オーストラリア「主権は交渉の対象ではない」 / 韓国「3NOします」

朝鮮日報が、最近さらに露骨になった韓国の親中外交についてコラムを載せました。簡単に言うと、「自分だけの世界に引きこもるのはやめろ」です。元外交部「北朝鮮核担当」大使 イ・ヨンジュン氏のコラム、引用してみます<<>>が引用部分となります。

 

<<米国が先月、「対中国戦線に軍事力を集中するため」に、アフガニスタンから電撃撤収した後、東アジアの現状打破を狙う中国の軍事行動を牽制する反中連合戦線の動きは加速している。朝鮮半島の15倍に達する南シナ海公海地域の90%を領海に不法編入しようとする中国の野心に対抗する「航行の自由作戦」には、韓国を除く米国のアジア太平洋地域の同盟国全てが参加しており、イギリスとフランスの空母まで加勢している。

自由民主主義陣営全体と中国の対立に広がった南シナ海の緊張は、台湾海峡へと北上している。最近、米国が台湾を国家として認める兆しを見せると、「一つの中国」の原則を固守する中国は、台湾武力占領を公言している。中国が台湾を侵攻した場合、再武装の機会を狙う日本が集団的自衛権を名分に参戦するだろうという予測が盛んに聞こえてくる。このように、東アジアを舞台に緊迫に展開される米中覇権対決で、中国は、3つの不利な状況に直面している。

まず、もし近い将来に米中武力衝突が発生した場合、中国の軍事力は米国の相手にならないという点である。第二に、米・中武力衝突が発生した場合、アジアとヨーロッパのアメリカの同盟国の多数が参戦する見通しだか、中国の盟邦であるロシア・北朝鮮・イラン・パキスタンは、どの国も中国と一緒に戦う国は無いという点だ。第三に、米国の経済制裁とデカップリング政策による経済低迷により、中国が将来のある時点で米国を経済的・軍事的に追い越す可能性が大幅に減少したという点である。

このような不利な状況に加えて、先週発表された米・英・オーストラリアのオーカーズ(AUKUS)安保協議体結成は、中国に大きな衝撃となった。昨年までオーストラリアは韓国以上に対中国貿易依存度が高く、多分に親中的な政策をとってきた。しかし、中国が香港事態とコロナウイルス問題などでオーストラリアの非友好的な態度を問題視、「しつけ」のレベルで高強度制裁をかけると、オーストラリア政府は「主権は交渉の対象ではない」とし、経済的損失を甘受してまで毅然とした正面対応の道を選んだ。

こういうオーストラリアの姿勢は、THAAD制裁に対する韓国政府の弱腰対応とは相反する選択だった。その余波で、オーストラリアはかなりの経済的損失を被ったが、ファイブアイス(Five Eyes)を凌駕する、米国の最上位アライアンスAUCUSの一員として、大規模な原子力潜水艦を保持することとなった。中国の西太平洋進出を阻止する新たな軍事強国に生まれ変わった。

このように、東アジアの軍事的緊張が高まって、世界の先進文明国が大挙して中国の反対側に殺到する時期に、米国の同盟国である韓国は、国内政治アジェンダに捕らわれて、世の中とかけ離れた『自分だけの世界』に引きこもっている。北朝鮮の核にも、米中対決にも、南シナ海にも関心がない韓国政府は、米国の敵国である中国の門前を出入りして、国内政治のための南北平和ショー演出に没頭している。THAAD配置、クワッド加入、南シナ海、香港、Huawei社の問題など、多くの米・中争点懸案に関しても、相変わらず中国と意を共にしている。

同盟関係とは、戦時に一緒に戦うという国家間の誓約である。そこに中立主義やバランス外交などの居場所はない。主権国家は、いつでも必要に応じて同盟を破棄する権利を持っている。しかし、同盟を維持しながらも同盟国の敵国と裏取引をすることは、同盟の裏切りでしかない・・>>

 

引用最後の部分は、「破棄する権利はあっても、裏切る権利など無い」と書き換えることもできるでしょう。確かに、それはそうですね。これをいけないとすると、韓国は最大の武器を封じられてしまうところですが。韓国が「3不(3NO)」、THAAD追加配置無し、米ミサイル防御網加入無し、日本との同盟無し(日米韓3角同盟の『3国同盟』化は無し)を約束した時、米国など一部からは「それは明らかな主権放棄行為だ」という声が上がりました。多分、オーストラリアの件で「主権」を強調したのは、多分、その対照のためかもしれません。

引用部分にはありませんが、コラムは「親中政策は国民情緒にも合わない」としています。若い世代は中国への反感が強いと言われていますので、それは確かにそうとも言えますが、、、でも、大統領選挙とかにおいて、中国関連外交は、さほど問題(討論などの議題)になりません。支持率にもほとんど影響がありません。国民の興味が無いか、または「嫌いだけど、中国には逆らわないほうがいい」と思っている人が多いということではないでしょうか。

 

 

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