韓国統一部長官「終戦宣言で韓国の経済は世界5位になる」

韓国の統一部長官が、「朝鮮戦争の終戦宣言で韓国の経済は世界5位になる」と公言しました。もはや、「この人たち、終戦と言いつつ何と戦っているのだろう」としか思えなくなりました。

文在寅氏が大統領になって、しばらくの間「南北平和ムードで青年失業問題が解決される」という主張がありました。北朝鮮から韓国に人が流れてくることは考えず、北朝鮮の大規模開発で仕事が増える、という一方的な主張でした。文政府の初期、青年層の支持が特に高かった一因でもあります。統一部長官は、そういう盛り上がりが再現されることを期待していたのでしょうか。以下、ヘラルド経済から引用してみます<<>>が引用部分になります。

 

<<イ・インヨン統一部長官は2日(現地時間)ドイツを訪問し、南北終戦宣言は、世界10位圏の韓国経済を5位に上げろ土台になると述べた。ドイツ統一31周年を迎えベルリンを訪問した彼は、この日、ベルリン自由大韓国学研究所で開かれた「20・30世代との対話」で、「ドイツの新政府に期待することは何なのか」という質問に、「なにより、韓国政府の終戦宣言に平和の友達になってくれと頼みたい」と話した。彼は「韓半島は不完全な平和にとどまっているが、もし終戦宣言をはじめと南北米会話が続いて平和協定の締結まで続けば、南北の住民は完全な平和の中で自由、民主主義、人権を享受できる」と予想した・・

イ長官は、「分断が長くなるにつれて、韓国青年たちは今分断された朝鮮半島での生活に慣れ、あえて統一しなくてもいいと思っている青年たちも増えている」と述べた。また、「韓国の若者の間では、民主主義と人権を越え、雇用と不平等、正義を渇望し、統一や平和は二の次だと考える流れが作られた」とし「しかし、平和や統一は、遠くて、硬くて、複雑な問題ではなく、私たちの日常と奥深く接続された『生活の問題』だ」と述べた。

イ長官は、「経済的にも年2%台の低成長軌道に入った韓国経済が、南北平和を介して協力する過程で3%台の成長軌道に入ることができる、全世界のどの国も見たことがない、韓半島だけのチャンスを迎えることになる」とし「今、世界経済10位の韓国経済が、5位に浮上する道ができる」と述べた。彼はまた、「南と北が平和を介して・・(略)・・韓国の若者たちは、自分の人生の舞台が韓半島から全世界に展開される機会を・・(略)・・南と北を自由に出入りはるかに大きな夢と想像力を・・(略)・・と期待した・・

 

・・イ長官は、「私たちは、吸収統一ではなく、誰もが一緒に共存する統一を作ってみたい」とし「ヨーロッパがEUを介して統合を選択したように、自分自身を維持しながらも、他の人と一緒に素敵な統合を作ってみたい。平和への一歩一歩に多くの支持と声援をお願いする」と述べた。この日の会話には、韓国学の学部生と大学院生、学者など30人余りが参加した。イ長官は、南北間の経済の格差をどうするのかという質問に、「北の経済にも先端の高度な技術などが導入されるよう、私たちが関心を持って、助けて、南北経済格差を減らしていくことができると考えている」と答えた。彼は「南と北の経済協力は林業、森林、気候・環境、災害・災害などすべての分野で可能である」とし「例えば港を建てたり、鉄道の接続、飛行場を作ること、観光や旅行をすることなど無限だと思う」と語った・・>>

 

結局、『北朝鮮に大規模インフラを作って差し上げたい。特に電力とか半導体とか、鉄道とか、港とか、それらって軍事にも使えますしね(ワクワク』が言いたかっただけではないでしょうか。ドイツ親政府に真っ先に『終戦宣言協力してくれないと平和の友人ではないぞ』と言い出すところも凄いですが・・

以下、ビニール手袋をして、ちょっとツッコむとします。EUを『統一』と見ること自体に無理があるのではないか、そんな気がします。EUが出来たのは、各国の『価値観の共有』という基盤がありました。南北にはそんなものがありません。価値観がシステムに繋がるのではなく、価値観の相違を誤魔化すために連邦制統一というシステムを主張しているだけです(韓国で『吸収統一ではない』というと、連邦制統一になります)。連邦制統一は南北がそれぞれ政府として『いったん』統一し、いずれ統一民族政府を作り、南北それぞれの政府は地方政府に成り下がることになります。

軍事政権ではじめて連邦制統一に部分的に同意した盧泰愚氏は、その統一政府を『自由民主主義国家』として前提しています。でも、金大中氏など左派側は『民族統一政府』としか前提していません(たまに『民主』とは言うけど『自由民主』とは言いません)。その部分を共有できるかどうかがもっとも重要であり、始発点でもあるのに、南北が全然出来ていません。そんな状態でEUと比べるのは無理だし、そんな状態で『北朝鮮の住民が民主主義を享受出来る』はずがありません。韓国の住民たちが首領の命令を享受(?)出来る可能性なら高いでしょうけど。

 

 

 

拙著著のご紹介&お知らせなど♨  以下、「題の部分」はアマゾンリンク(アソシエイト)になりますのでご注意ください。

日本語の行間~韓国人による日韓比較論 (扶桑社新書) >が2021年9月2日から発売です。日本語たる不思議、その圧倒的な行間。言語の、街の、日本の、日本人の行間。そして、日本で見つけた「会話の中の『ありがとう』」。「ありがとう」たる行間の中に、また一つ隠れていた素晴らしい行間。それらについてに考察した本になります。

「自由な国」日本から見えた「不自由な国」韓国 韓国人による日韓比較論>が発売中(2021年4月29日発売)です。日本滞在4年目になって、日本で手に入れた日常、そして、ラムザイヤー教授の論文にまつわる話、それらから見えてきた、日韓比較論です。・新刊<恥韓の根源>が発売中(2021年2月28日)です。併合時代の朝鮮半島のハングル記事、1965年基本条約締結を前後しての記事など、古い記事を考察し、『今』の韓国の反日思想の矛盾を浮き彫りにしてみました。他の拙著についてはここにまとめてあります

サブブログに議論エントリー(1~3)と雑談エントリーを用意しました。長くなりそうな話にはサブを利用してください。シンシアリーはツイッターを利用しています。99%更新告知ですが、たまに旅行先の写真とか載せますので、よかったら覗いてみてください。

本ブログのプライバシーポリシーはこちらになります

© 2021 シンシアリーのブログ Powered by AFFINGER5