『代位弁済』の正体

共に民主党では重鎮とされるイ・サンミン議員が、旧朝鮮半島出身労働者問題で『韓国政府が代位弁済すれば、文大統領の任期内でも解決できる』と主張しました。あとでそのお金を日本側に請求することについては、『多分、そうはしないだろう』としながら。日本の産経新聞がこの主張を紹介しながら、『日本政府に請求しないという具体的な方法は何も言わなかった」と指摘しています。まず、産経新聞から引用してみましょう。以下の各記事、<<>>が引用部分となります。

<<いわゆる徴用工訴訟問題で今月、「日本政府に代わり韓国政府が賠償金を『代位弁済』する」との新たな対応案を公式の場で提示した韓国与党「共に民主党」の李相珉(イ・サンミン)議員が、産経新聞のインタビューに応じた。李氏は「日本政府や企業に支払いを求める案ではない」とし、「文在寅政権の任期内に解決することも十分に可能だ」との認識を示した・・・・一方、韓国政府が事後に日本政府に賠償金を請求する仕組みについては、「あくまで法的な枠組みだ。韓国政府が実際に『借金を返せ』などと言うと思うか」と述べた。だが、韓国政府が将来的に日本政府に請求しない保証はなく、李氏もそれを担保する具体策には言及しなかった>>

 

それでは、一応、「日本に請求するのか、しないのか」に範囲を絞って、検証してみたいと思います。結果はもう見えている気もしますが。要は、「韓国側『だけ』で終わらせる(韓国政府が日本政府または日本企業に請求しない)」のか、それとも後で日本側に請求するのか。これは、代位弁済に対する評価を大いに分ける基準でもあります。まず、この話がどこから出てきたのかを調べてみたら、聯合ニュースの記事がヒットしました。<<>>が引用部分となります。

 

<<イ・サンミン共に民主党議員は、文在寅政府発足後、韓日関係を悪化させた起爆剤となった韓国裁判所の徴用被害者賠償判決問題と関連し、韓国政府が主導する代位弁済方法で文大統領の任期中に解決できるという見解を明らかにした。イ議員は6日、画像方式で行われた国会外交統一委員会の駐日大使館国政監査で「被害者中心主義」にとらわれずに、韓国政府が責任を持って代位弁済方法で徴用被害者の賠償問題を解決すれば、自尊心も守れるし、韓日関係を発展的に導くことができると韓国政府の前向きな対応を促した。これに対してカン・チャンイル駐日大使はそれは良い考えだとしながら、政府次元で一つの案として検討していると答えた。イ議員は15日、産経新聞とのインタビューで、自分が取り上げた代位弁済案について「日本政府と企業にお金を出せと要求するものではない」とし、この案を採用すると文大統領の任期中の解決が十分に可能であると述べた・・>>

 

あれ、この話、心の曇った人が書いている某ブログで見た記憶があります。10月7日の過去エントリーです。その過去エントリーのソース記事である東亜日報(同日)には、こう書いてあります。

<<6日、国会外交統一委員会の駐日本韓国大使館 国政監査で、日韓間の最大の懸案である強制徴用と慰安婦賠償問題の解決策として「代位弁済」案が提示された。賠償責任がある日本企業を代わって韓国政府が先に被害者に賠償して、後で、日本企業に請求しようというものである。新型コロナウイルス感染症(コロナ19)によりオンラインで行われたこの日の国政監査で、イ・サンミン共に民主党議員は「韓日関係が最悪なのに強制徴用と慰安婦賠償判決と関連し、韓国がリーダーシップを示し、日本の賠償責任は認めて、韓国政府が代位弁済をすることはどうか」という考えを提示した。彼は、「これにより、韓国の自尊心を守り、日韓間の複雑な問題も解決することができる」とした。カン・チャンイル駐日韓国大使は「良いアイデアだ。韓国政府もそれを一つの方策として真剣に検討していると聞いている」とし「私も努力するが、国会も手伝ってほしい」と答えた・・>>

 

他にも、イ・サンミン議員はいままで「日韓の未来のために」を主張してきましたが、何か問題が発生すれば、感情的にカーッとなって日本を非難してきた人物です。彼は福島処理水放流の中止を主張し、(その監視のために)日本、中国、韓国が共同で原子力機構を作るべきだと主張した人物です。つい数日前にも『竹島周辺に日本の巡視船が多く出没している』と問題提起した人であり、カン・チャンイル氏を『日本大使に最適の人物』と評価したりしました。特に、対韓輸出管理厳格化のときは、傑作(悪い意味で)でした。2019年7月のオーマイニュースの記事から彼の発言をいくつか引用してみます。

<<・・「これは経済報復のレベルではなく、韓国を日本に服属させようとしているのだ」「(日本不買運動を)冷徹になれ、合理的になれ、反日感情を刺激するな、実効性あるのかなどと言う人がいるが、国民の怒りが不買運動になったのに、それを合理・理性的ではないと言うのか」、「安重根義士が行きているなら、この件に合理的で理性的に対応すると思うのか」とし「この件で日本に特使を送ろうとする人たちもいるが、会って何をするというのか。土下座でもしにいくというのか」、「日本は、もう私たちを友好国ではないと言っているのだ。私たちがなんで日本を友好国だと言う必要があるのか。韓日軍事情報保護協定を破棄すればいいだろう」・・>> 

もうこれ以上の検証は必要なさそうで、終わりにします。

 

 

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