WTO事務局長でナイジェリア候補に負けたユ・ミョンヒ大使、『日本は韓国のCPTPP加入に反対できない』

WTO事務局長に挑戦したこともある(ナイジェリア候補に負けました)ユ・ミョンヒ、現 韓国経済通商大使が、『日本は、韓国の加入に反対出来ないだろう』と話しました。経済通商大使って何だ?と思って調べてみたら、『経済通商分野で政府の外交活動を支援する人で、該当分野の専門家を任命する』ものだそうです。

昨日のエントリーと同じく『日本以外の国は両手を上げて歓迎している』と話していますが、『両手を上げて』という表現まで一致しているのが、違和感しかありません。別に間違った表現ではありませんが、普通なら「大歓迎」と言うでしょう。なんで多くの記事でここまで『両手を上げて』に拘るのでしょうか。ひょっとして、この人が言い出したことを他の記事でそのままテンプレにしているのでしょうか。とにかく、以下、ソウル経済から引用してみます。<<>>が引用部分となります。

 

<<・・米国が去った後、CPTPPを導いてきた日本が、韓国の加入に拒否感を示しており、韓国の加入は容易ではないという懸念が大きい。「協定に加入するためにぶらさがる必要はありません。私たちの戦略的価値を携え、堂々と交渉に臨まなければなりません。日本もCPTPPをより躍動感のある協定にしたいなら、当然、私たちを必要とするでしょう」。去る15日、『ソウルの経済』本社で会ったユ・ミョンフイ経済通商大使の声は、落ち着いていて、自信が感じられた。

韓国の戦略的価値について問う質問に、彼女は「韓国は、アジア太平洋地域内の有数の貿易大国であり、半導体のような主要な品目の製造技術と設備を同時に持つ国」とし、「グローバルなサプライチェーンが分裂し、安定的な供給基地を近くに置こうと加盟国の需要が大きくなっているだけに、これを利用しない手はありません」と強調した。この日のインタビューで、ユ大使は、日本を始め、米国・中国の状況を探りながら、目の前に迫った通商懸案を一つ一つ分析した。

ユ大使は、日本を除いた他の加盟国が「両手を上げて韓国の加入を望む状況」から、日本が引き続き目をそらすことはできないだろうと予想した。彼女は通商交渉本部長だった時、域内包括的経済連携協定(RCEP)会談で世耕弘成 経済産業相と向き合った逸話を紹介した。「各国がRCEPのように多国間貿易協定を締結するために努力し、国家間のサプライチェーンを安定させようとしているのに、肝心の日本は輸出規制(※対韓輸出管理厳格化)でサプライチェーンを傷つけていると強く指摘した」と回顧した。

ユ大使は「議長国としてCPTPPの能力を高めなければならない日本が、政治的問題で韓国の加入に反対するなら、韓国だけでなく、他の加盟国の批判に耐えなければならないだろう」と指摘した・・・・「韓国は、政府支援を踏み台にし、韓国でなければ手に入らない製品と技術を確保しなければならない」と助言した。高度な技術と製品を確保すれば、米国と中国の組み分けの中で韓国の身動きの幅も広くなると見たのだ。彼女は「私たちのように、世界市場への依存度の高い国は、どちらか(※米陣営、中陣営)と距離を置くことは、避けるべきである」とし「米中の対立に振り回されず、自分の声を出すためには、私たちにしかできない先端技術を確保するのが急がれる」とした・・>>

 

まだ気が緩んではいけない時期です。『ツッコむ』際には手指消毒をお願いします・・かどうかはともかく。複数のエントリーで同じ趣旨の文章を書いてきましたが、そもそも『どちらかと距離をおいてはダメ』としている時点で、完全に読み誤っています。視野が狭いというか何というか、本当に『日本』という字しか視野にない、そんな感じです。

一つ、ちょっと曇ったことを言ってみましょうか。本当に韓国が日本以外の加盟国から(事前調整などで)支持を得ているなら、韓国政府はすでに大いに発表しているはずです。「日本以外の国が賛成している」と。詳しくいくつの国から支持を確保できたのか、それが発表されないかぎり、何の成果もなかったと見るべきでしょう。ちなみに、加盟国からしても、支持または反対表明を隠す理由もありません。日本は中国の参加に公開的に拒否感を示しているし、シンガポールは中国支持をハッキリしました。そんなものでしょう。だから満場一致というのが難しいわけです。

 

 

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