韓国、CPTPP加入申請の公式決定をまた延期・・福島水産物禁輸措置の存在が、延期の主な理由か

予定とされていた韓国のCPTPP加入申請確定(のための会議)が、また延期となりました。2回目の延期です。

この件について、詳しく情報ソースは明らかにされていませんが、日本が韓国にCPTPP加入の条件として福島水産物輸入禁止の解除など『日韓の懸案の解決』を要求したという記事がありました。ただ、『した』ではなく、『したらどうする、という声がある』、とする記事もあります。繰り返しになりますが公式発表された情報ソースがあるわけではなく、各社の独自の取材による差、と思われます。

例えば「ソウル経済」は、この件をほぼ既成事実として記事にしていますが、朝鮮日報は「日本がそんな要求をしたら、どうする気だ」という動きがあり、それが加入申請確定を遅延させている、としています。もしそんなことになったら、国民の反発、大統領選挙をどうする気だ、と。ただ、日本側の要求だろうが、韓国側がセルフで焦っているだけかに関係なく、福島水産物が韓国側に大きな負担を与えている、延期の主な理由になっているという内容は、共通しています。以下、各記事、<<>>が引用部分となります。

 

<<政府が8年間準備してきた環太平洋経済同伴者協定(CPTPP)加入申請が、本格的な大統領選挙を控え、政治論理の壁にぶつかった。協定議長国である日本が福島水産物輸入禁止措置解除などを加入条件として取り上げ、国内の民心悪化を懸念した与党が、政府にスピード調整を注文したことが知られたのだ。1日、関係省庁によると、企画財政部はCPTPP加入申請時期をめぐって、関係省庁と協議を進めている・・

・・政府が実務的な側面で準備できていても加入申請まで踏み込めないでいるのは、議長国である日本との問題であると知られている。日本は、韓国がCPTPP加入を打診すると、韓日間の懸案を先に解決しなければならないという立場を、複数の窓口を通じて韓国政府に伝達した。韓国が先に福島水産物の輸入禁止措置などを解決してこそ、加入の可否を議論できるようになる、というものだ。

日本がCPTPP加入を日韓懸案と連動しようとする兆しを見せ、国会も協定加入に慎重でなければならないという意見を、最近、政府に伝えたという。来年の大統領選挙を控えた状況で、CPTPPを契機に福島水産物輸入問題が再び浮上した場合、民心が悪化する可能性があるという判断からだ。交渉過程に精通したある関係者は、「党が、政府に加入に関して速度調整を要請したと聞いている」とし、「党・政間の調律が完全に終わっておらず、ホン副首相が(加入申請を示唆したのは)少し早すぎたのではないか、そんな側面がある」とした・・(ソウル経済>>

 

朝鮮日報の場合、日本が具体的に要求したのではなく、韓国内で勝手にそんな話をしている、としています。<<・・与党側から、速度調節論が提起されたという言葉も出てきます。交渉過程に今後2~3年かかると思われるCPTPP加入申請を、今やったとして、大統領選挙を控えて農家側を刺激する必要があるのか、ということです。 また、誰が大統領になろうと、次の政権立場では、CPTPPに加入申請をしたという外交的過失は現政府が叩かれ、難しい交渉過程は次の政府が引き受けなければならない立場に陥ることもあります。例えば、日本が交渉過程で『福島産水産物を輸入再開せよ』と要求したらどうするのか、というのです。 ある政府関係者は「いろんなところで、CPTPPの加入について心配する言葉を聞く」と言います・・(朝鮮日報>>

 

ソウル経済は『日本は~複数の窓口を通じて韓国政府に伝達した(直訳)』と言い切っていますが、さて、どうでしょうか。もし朝鮮日報の記事通り『仮定の話』としても、CPTPP加入のためなら、韓国は日本と本件についての議論を避けることはできないでしょう。日本としては、2020東京オリンピックのときの韓国側の態度を、くれぐれも忘れないでほしいところです。ちなみに、韓国は禁輸の解除について議論に応じることすらできません。少なくとも、次の大統領選挙が終わるまでは。

 

 

東京の某大型書店、新書コーナーのよく見えるところにありました。本当にありがとうございます。感謝の言葉しかございません。

拙著著のご紹介&お知らせなど♨  以下、本の題の部分はアマゾン・アソシエイトになりますのでご注意ください。

新刊<文在寅政権最後の暴走>が10月31日発売です。文政権で日韓関係がどう変わったのか、文政権の考える『まともな国』とはどんなもので、それは南北、対日、対米、対中関係をどう考えていたのか。そして、どう失敗したのか。次期大統領選挙や日韓関係はどうなっていくのか。そんな内容となります。

准新刊<日本語の行間~韓国人による日韓比較論 (扶桑社新書) >が発売中です。日本語たる不思議、その圧倒的な行間。「ありがとう」たる行間の存在。それらについて考察した本になります。既刊として、日本滞在4年目の日常と、ラムザイヤー教授の論文騒ぎから見えてきた日韓の差を考察した<「自由な国」日本から見えた「不自由な国」韓国 韓国人による日韓比較論>、併合時代や1965年(基本条約締結)の韓国語記事などから当時と現状を考察した<恥韓の根源>も発売中です。他の拙著については別ページにまとめました

サブブログに議論エントリー(1~3)と雑談エントリーを用意しました。長くなりそうな話にはサブを利用してください。シンシアリーはツイッターを利用しています。99%更新告知ですが、たまに旅行先の写真とか載せますので、よかったら覗いてみてください。

本ブログのプライバシーポリシーはこちらになります

© 2021 シンシアリーのブログ Powered by AFFINGER5