嫉妬? 韓国政府、中国からの弔文(弔電)を盧泰愚氏の遺族に伝えず

本ブログでは取り上げませんでしたが、盧泰愚元大統領が死去しました。葬式は国民葬でやって、墓地は国立墓地ではない別の場所にするとのことです。これは盧泰愚氏が生きていた頃からそう言っていた、とも。

その盧泰愚元大統領には、日本をはじめ、各国から弔文(弔電)が届きましが、韓国政府は習近平主席が盧泰愚氏の遺族宛てに送った弔文を、遺族側に伝えませんでした。中国大使館から遺族側に確認の電話があって、その際に明らかになりました。理由は詳しく分かりませんが、心が曇った私には、なにか政治的な理由があるのではないか、そんな気がしてなりません。以下、TV朝鮮(朝鮮日報のケーブルテレビ)から引用します。<<>>が引用部分となります。

 

<<・・習近平主席は、盧泰泰元大統領の国家長が決定した先月27日、韓国政府に弔電を送りました。弔電には「盧元大統領は韓中修交と両国パートナーシップに貢献された」と評価する内容とともに、慰めの意が盛り込まれた、と伝えられました。しかし、(※韓国)大統領府と外交部は、習近平主席の弔電を葬儀手続きが終わった先週末まで遺族に伝えませんでした。遺族側はTV朝鮮との通話で、「29日、シン・ハイミン中国大使の電話を受けて、弔電があると分かった」と話しました。シン大使は、弔電に関する遺族の反応を本国に報告するため、遺族に2回電話をかけたのです。

シン大使から弔電を送ってあると確認した遺族側は、外交部に確認要請をし、それまで外交部当局者は「受け取った弔電なら大統領府に送った」と説明しました。外交部当局者はTV朝鮮との通話で「中国側が要請しなかったので、遺族に伝えなかった」と答えました。【外交部担当者:「遺族に必ず伝えてほしいという要請がなければ、私たちが遺族に必ず伝えなければならない理由はありません」】。しかし、遺族側が把握した弔電の内容には、「遺族に弔意を伝えてほしい」という内容が含まれていることが分かりました。大統領府は、TV朝鮮に「事実関係を確認するのは難しい」と答えました・・>>

 

いや、大使館側が遺族に電話した時点で説得力ないでしょう。国民日報によると、先月28日、中国側は盧泰愚氏の殯所(ビンソ、葬式が終わるまで一時的に棺と祭壇などを置き、弔問客が最後の別れを告げる場所)を訪れたことがあります。その際、こう話しました。<<・・盧元大統領は在任期間(1988年2月~1993年2月)中、旧ソ連が崩壊し、東区共産権が解体される過程で『北方外交』を繰り広げた。ソ連に続き、1992年には中国と修交を結んだ。韓・中は2022年8月の修交30周年を迎える。シン・ハイミング駐韓中国大使は先月28日、ソウル大病院に設けられた盧元大統領の殯を訪ね、「盧前大統領様は中国の長年の友人」とし「重い修交を決断した業績は、今も韓国両国国民に意義がある」と話した・・>>。これが政府にとって、あまり思わしくない展開だったのかもしれません。

 

考えたくありませんが、何かの政治的な理由かもしれません。例えば、韓国社会では『二分法』が最大の武器になります。中国は左派側の味方、文政府は中国関連政策でうまくやっている、そういう構図をはっきりしておくと、政府としては役に立ちます。そんな文在寅政府としては、『保守側(盧泰愚氏は保守側の象徴的人物の一人です)も中国と仲がいい』という側面が習主席の弔文によって報じられるのを、嫌がったのではないか。保守右派大統領は悪人だから、現政府の味方(主?)である中国から温かい言葉が送られるのは『正しくない』、そう思ったのではないか。どうしてもそんな気がします。さすがに、考えすぎでしょうか。考えすぎならいいですが。

 

 

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