与党代表「尹錫悦は、日本政府の支援を受けた教授の息子だ」

野党側の大統領候補として尹錫悦(ユン・ソクヨル)前検察総長が選ばれましたが、そんな中、与党「共に民主党」の宋永吉(ソンヨンギル)代表が、尹候補を『日本政府の支援を受けた教授の息子だ」と発言しました。

どういうことかというと、尹候補の父親であるユン・ギジュン延世大学校名誉教授(90歳)は、日本の文部省による国費奨学生(日本留学生)でした。日本と韓国が国交正常化を行ったあと、日本の文部省が韓国のためにやっていた支援制度の一つです。尹名誉教授は、その1期生でした。ちなみに、留学生への国費支援は、日本だけがやっている制度でもありません。以下、ネットメディア「デイリアン」から引用してみます。

 

<<ソン・ヨンギルと共に民主党代表は8日、ユン・ソクヨル「国民の力」大統領候補が「既得権の象徴」と明らかにした。ソン代表はこの日、国会で開かれた党選挙対策委員会会議で「既得権の国を機会の国に変える」というユン候補大統領のスローガンについて言及し、このように述べた。ソン代表は、ユン候補が「日本政府の支援を受けて研究する教授の息子として生まれ、ソウル大を出て検察に入って、ずっと勝ち組だった。司法研修所の先輩たちよりずっと早く出世する特恵の中の特恵を受けた検察総長が『公正』を語るなんて、青年たちの情緒に合わない」と明らかにした。

ユン候補を攻撃するために文在寅(ムン・ジェイン)政府と共に民主党が伝家の宝刀のように活用してきた「親日レッテル」を、再び取り出したようだ。ソン代表はまた、ユン候補の「家族全体が不正疑いで捜査対象になっているので、疑問を一つ一つ国民と言論の前に疎かに明らかにしなければならない」という立場も明らかにした。続いて、国民の力の競選(※大統領候補を決めるための党内選挙)結果が、民心を十分に反映できなかったと、疑問を表した・・>>

 

「国民の力」の大統領候補は、党員による選挙人団投票50%、一般国民による投票50%で決まりますが、ライバルだった洪準杓(ホンジュンピョ)議員のほうが、一般国民投票では10%以上も勝っています。そのことを言ったのでしょう。予想通り、洪議員は、党内選挙の結果には従うとしながらも、「私は、大統領選挙対策委員会には入らない」とし、協力しないスタンスを示しています。彼を支持していた人たちが、素直に尹候補支持に回ってくれるかどうか、いまのところは疑問です。

で、そんなことより・・与党代表による「日本政府の支援で研究していた教授の息子」発言が、人への攻撃になること。「ずっと勝ち組だった」ことが、大統領候補としてふさわしくないとされること。そんなことはどうでもいいと思う人もいるでしょうけど、効果があるからわざわざ言っているわけでして。そう、それが『有効な』手段になる社会であります。韓国は。これこそが重要なことでありましょう。

ちなみに、尹候補が検察総長として出世できたのは、朴槿恵大統領の実刑判決に大きな役割を果たしたからです。当時、尹候補が特別捜査チームのリーダーでした。すなわち、彼が総長に出世できたのは、文在寅政府になってからです。今でも一部の保守派は、尹候補を「朴槿恵のカタキ」としています。

彼ら、いわば「真朴派(本物の朴槿恵支持派)」と、洪議員を支持していた人たち(主に青年層だと言われています)の票が、どこへ行くのか。第3の人物へ流れるのか、それでも『保守派』という団結のもと、尹候補へ流れるのか。それが、結構重要な要因になるでしょう。

 

 

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