ドロボウ「人のモノを盗んではいけません!(真顔)」

更新が遅くなって申し訳ございません。

昨日紹介した李在明氏の「(いわゆる)歴史歪曲断罪法」。韓国の一部のメディアや法律関連団体から、それはいけないという趣旨の反論が出ています。ですが、読んでみると、普通の事が書いてあるにもかかわらず、「あれ?」と、違和感しかありません。なぜでしょうか。以下、中央日報から引用してみます。<<>>が引用部分となります。

 

<<・・『歴史歪曲断罪法』は、危険な発想だ。国家が歴史解釈を独占するというのも話にならないが、何よりも思想と表現の自由を抑圧する恐れが大きい。共に民主党はすでに多くの反対にも関わらず光州民主化運動真相究明特別法改正案(※歴史歪曲断罪法と似たような趣旨のものですが、範囲は光州民主化運動に限られていて、今回の李候補の法案は、この内容を日本関連まで広げたものだと言われています)を通過させ、いまは歴史歪曲防止関連の法案も発議してある。

しかし、これらの法案について大韓弁護士協会は「全体主義国家で主に使用する立法方式である。大韓民国憲法秩序と衝突する」とし、撤回するよう要求した。それでも、弁護士出身の李候補はこの法案を一日でも早く通過させると言う。まずは公論化しなければならないことなのに、公権力が前に出て一刀両断すると言っているのだ。

李候補は、共に民主党の歴史歪曲防止関連法について、朴槿恵政府の国政教科書に反対した歴史学界からも一斉に撤回要求が出ている理由を、落ち着いて考えてみないといけないだろう。歴史学者たちは、「特定の歴史観に『歪曲』というレッテルを貼って、処罰条項を明示するなど、歴史問題を必要以上に司法化することだ」と批判した。特に日本の帝国主義を賛美・鼓舞・宣伝する目的で旭日旗を使用する場合に処罰する条項などがあり、過去独裁政権で学問と思想を弾圧した国家保安法の「賛美鼓舞罪」と似しているという嘲笑まで出ている。

さらに深刻な問題は、執権勢力によって歴史解釈が変わる可能性があり、歴史歪曲防止法自体が政治的に悪用されるだろうという点だ。共に民主党の法案は「真実な歴史のための審理委員会」が歴史歪曲行為の可否を判断するようにしている。しかし、誰が委員になるかによって、いくらでも決定が変わるだろう。光州民主化運動は、民主と自由を勝ち取ろうとする戦いだった。ところが、その光州の精神を守ると言いつつ、表現の自由を抑えようとするとは、これはどういうことか。遅くなる前に、国家が歴史解釈方向を設定するという危険な発想は辞めるべきであろう・・>>

 

光州民主化運動に対する解釈以外は、『それは確かにそうだ』と言える内容なのに・・なんでしょうか、この違和感は。ドロボウから「人のものを盗んじゃいけません」と言われたような、不思議な感覚です。多分、記事が「~であってはならない」としている内容が、少なくとも反日に関しては、すでに「そうなってある」からでしょう。そうなっているのに、そうなってはならないと言っています。深刻な顔で、正論を述べるような論調で。

日本関連だけでしょうか。そうでもありません。前の政権が全体主義的な法律で国民を抑圧し、その政権を倒すために戦った人たちがいて、それで政権が変わったなら、次の政権は同じことはしないはずです。でも、同じことが続きます。なぜか。「倒して無くす」ために戦ったのではなく、「倒して自分のものにする」ために戦ったからです。

前政権は、鹿を「これは馬だ。鹿だと言うやつは敵だ」としていました。そんな前政権と戦う人たちがいて、やっと政権が変わりました。でも、新しい政権の人たちも同じことをします。馬を「これは鹿だ。馬だと言うやつは敵だ」。彼らは、前政権のやり方を『無くす』ために戦ったわけではありません。鹿を馬だという前政権が羨ましくて、自分たちもそういう力が欲しくて、戦っただけです。だから、同じことをします。

 

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