朝鮮日報系列の週刊誌、「週刊朝鮮」の記事です。アウグストゥス関連の内容がほとんどですが、K防疫に関する部分を引用してみます。さっそく引用から始めましょう。<<~>>が引用部分となります。
<<去る11月19日、ムン・ジェイン大統領の「国民との対話」を見た。退任6ヶ月前、大統領のタウンミーティング型イベントだという。外国にいるので、インターネットでライブ放送を視聴した。この日、大統領が強調したキーワードは「世界トップ10 韓国」だった。数多くの「K-1番」が証明するように、世界が認めて羨ましがっているトップ10国家が韓国であり、それに似合う誇りを持ってほしいというのが、要旨だった。形式は「対話」だというけれど、内容を聞いていると「演説」や「主義主張」に聞こえる。「誇り」という言葉で放送しているが、実際は「自慢たらしい」と聞こえる・・
・・「経済、外交、軍事すべての分野で、米国は全世界ナンバーワンだ。世界のすべてがアメリカをナンバーワンだと称賛し羨ましがっている」。筆者が体験した数多くの米国大統領の年頭メッセージの中に、そのような内容は聞いたことがない。「ナンバーワン」の座は、自らの努力と汗による結論であり、証拠であろう。他人の評価を気にする前に、自分自身に対する確信が重要なわけだ。
トップ10、トップ30は関係ない。努力の結果ならそれで十分だ。誰かが賞賛しているとか、羨ましがっているからってそれの価値が上がったり、非難して無視するからって下がるものではない。トップ10という数字で表現された競争構図それ自体が、まるで20世紀開発途上国の成長論理としか感じられない。いつからか、「ろうそくと積弊」の代わりに、「トップ10韓国」が政権の新しいスローガンとして浮上した気がする。
しかし、日曜日の夜のイベントが終わった直後から、トップ10韓国の墜落が目立った。トップ10の最大の根拠だという「K防疫」が揺れたのだ。新型コロナの日別新規感染者が4,000人台(11月23日基準)まで急増した。同日、隣の日本の感染者数は40人だった。なんと、100倍の差だ。日本の確診者数字自体がミステリーだというけれど、日本が2桁感染者の「J防疫」を根拠に、トップ3とかトップ5とか、そう自慢たらしくしたことが一度でもあるのか、疑問だ・・>>
ソース記事は、ここからアウグストゥス関連の長い話を始めます。その部分は省略しますが、もう一箇所だけ、「大統領の自慢話のことで、サン・テグジュペリの小説『幼い王子様(星の王子さま)』のある登場人物を思い出した」とする部分、オチのかわりに引用します。
<<・・地球に立ち寄る前に、星の王子が経験した6つの惑星に関する話を見てみよう。星の王子は奇妙な論理で生きている惑星の6人の人間と出会う。このうち2番目の惑星の「自己満足型人間(Narcissistic Man)」は、常に他人の賞賛に耳を傾け、惑星に住んでいない人々の拍手だけを気にするキャラクターだ。他人の言葉、それも甘い賛辞だけを聞いて、みんなに自慢する。
やっていることに対する自信もなければ、なにかのビジョンもない。窮地に立たされるほど、人々の褒め言葉や爽やかな修飾語にぶら下がる。自分の意志とは無関係な生活という点で、他人の考えに左右される『植民地』型、被動型キャラクターだと見ることもできるだろう。 「いいね」たる親指の数字だけが、存在と幸福のコンパスになる人たちだ・・>>
他人からの「いいね」ならまだマシかもしれません。自分の手足で「ほら、もう『いいね』が20個(本)も集まった」と言ってるから問題なわけでして。
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