与党の李在明候補、公式候補が揃ってから初の支持率1位

今日もまた「日本は早く賠償を履行せよ」という文をSNSに書いて話題になっている、与党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)大統領候補。各政党の公式大統領候補が決まってから、初めて支持率1位になったとのことです。

公式候補が決まる前の(仮の候補たちを対象にした)調査では、結構な差で支持率1位を独走していた李候補。しかし、本ブログでも9月17日にお伝えしましたが、不動産開発の不正疑惑が起きてからは、その支持率は大いに揺れ、それからは各調査で「国民の力」の尹錫悦(ユンソクヨル)氏にずっとまけていました。

それからは尹候補が10%以上の差で李候補をリードしていましたが、2週間ぐらい前から、左派支持者たちが結集したのか、それとも尹候補に失望した人たちが李候補を支持するようになったのか、李候補の支持率が回復し、一部の調査で「誤差範囲の接戦」と言われるようになりました。そして今日、初めて李候補が1位になったわけです。そもそも各調査が小規模(1000人規模、応答率10.3%)のもので、誤差範囲内、調査機関による差もあるので、まだこれだけで「支持率1位」と言うのは難しいでしょう。でも、李候補支持に勢いがついたのは事実のようです。以下、中央日報の記事を引用してみます。<<>>が引用部分となります。

 

<<李在明 共に民主党大統領候補と、尹錫悦 国民の力大統領候補の支持率が、誤差範囲内で接戦を繰り広げているという世論調査結果が出た。チャンネルA(※やや保守寄りのケーブルテレビ局)が世論調査機関リサーチ・アンド・リサーチに依頼して先月27~29日実施し、1日発表した世論調査結果によると、「来年3月9日(大統領選挙)、誰に投票しますか」という質問に、李候補を選択した回答者は35.5%だった。尹候補を選んだ回答者は34.6%だった。両候補は0.9%ポイント差で誤差範囲内で接戦を行った。

誤差範囲内ではあるが、大統領選挙の100日前の時点で行われた世論調査。李候補が尹候補より支持率が高く出たのは、今回が初めてだ。アン・チョルス国民の党候補は6%、シム・サンジョン正義党候補は4.9%、キム・ドンヨン元経済副首相は1.6%の支持を受けた。今回の世論調査の標本サイズは1008人で、全国満18歳以上の成人男女を対象に調査が行われた。応答率は10.3%だ。調査は性別・年齢別・地域別セル加重値を付与する方式で集計された。サンプル誤差は95%信頼水準で±3.1%ポイントである。詳細は中央選挙世論調査審議委員会ホームページを参照・・>>

 

9月時点、まだ李在明氏が圧倒的な優位にいた頃のことですが、「国民の力」出身の元老政治家キム・ジョンイン氏が、「李在明京畿道知事が大統領になっても、『政権交代できた』と思う人が多いだろう」、「一般国民は、既存の政治に信頼がなく、新しいものを切望するだけなので、執権政党の交代には大きな興味がない」と主張したことがあります(ヘラルド経済9月13日の記事)。

そんな流れがまだあるのでしょうか。調査期間は、どう考えても与党側(左派側)の支持率が上がりそうなことは何もありませんでしたが・・「今の政権はダメだけど、李候補は別だ」とでも思っているのでしょうか。普通、そういうものは政権交代の言わないはずですが。

 

 

拙著著のご紹介&お知らせなど♨  以下、本の題の部分はアマゾン・アソシエイトになりますのでご注意ください。

新刊<文在寅政権最後の暴走>が発売中です。文政権で日韓関係がどう変わったのか、文政権の考える『まともな国』とはどんなもので、それは南北、対日、対米、対中関係をどう考えていたのか。そして、どう失敗したのか。次期大統領選挙や日韓関係はどうなっていくのか。そんな内容となります。

准新刊<日本語の行間~韓国人による日韓比較論 (扶桑社新書) >が発売中です。日本語たる不思議、その圧倒的な行間。「ありがとう」たる行間の存在。それらについて考察した本になります。既刊として、日本滞在4年目の日常と、ラムザイヤー教授の論文騒ぎから見えてきた日韓の差を考察した<「自由な国」日本から見えた「不自由な国」韓国 韓国人による日韓比較論>、併合時代や1965年(基本条約締結)の韓国語記事などから当時と現状を考察した<恥韓の根源>も発売中です。他の拙著については別ページにまとめました

サブブログに議論エントリー(1~3)と雑談エントリーを用意しました。長くなりそうな話にはサブを利用してください。シンシアリーはツイッターを利用しています。99%更新告知ですが、たまに旅行先の写真とか載せますので、よかったら覗いてみてください。

本ブログのプライバシーポリシーはこちらになります