中国、韓国にサプライチェーン協力強化を提案・・見返りは「終戦宣言支持」か

日米だけでなく、サプライチェーンで地球規模の「関ヶ原の戦い」前哨戦が起きつつある昨今。中国が、韓国にサプライチェーン協力強化を提案しました。その見返りは、「終戦宣言支持」です。以下、アジア経済から引用してみます。<<>>が引用部分となります。

 

<<韓国と中国政府が、半導体、素材、原資材などのサプライチェーン協力強化のための本格的な協議に乗り出すと見込まれる。ジョーバイデン米大統領からグローバル サプライチェーン拡大・参加を求められている状況で、韓国政府がどのような選択をするかによって、朝鮮半島の情勢と経済に影響を及ぼすという観測が出ている。

3日、外交情報筋たちによると、ソ・フン大統領府安保室長とヤン・ジェツ中国共産党外交担当政治局員が2日、中国天津での会談で、両側は終戦宣言をきっかけとした各自のカードを提示した。韓国政府は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の任期内に終戦宣言することに関し、中国に強力な支持要請をした。中国側は、米国主導のグローバルサプライチェーン拡大を牽制するため、韓国政府にサプライチェーン協力強化を議論しようと提示した・・

 

・・このように中国が韓国政府に対してサプライチェーン協力強化を公式提案することになったのは、米国が半導体などグローバルサプライチェーン拡大のために韓国政府と企業の積極的な参加を推進しており、これを牽制するためだ・・・・さらに、米国は来年から韓国、日本など同盟国を中心にグローバルサプライチェーン強化のための本格推進を示唆した。去る10月、バイデン大統領が新しいインド太平洋経済協力体制構想に言及した後、ジーナ・レモンド米商務部長官は、来年初めに同協力体のための公式手続きを開始すると明らかにしたことがある・・

・・米中対立の深化に伴うサプライチェーン主導権の戦いの見通しに応じて、韓国が米国と中国の間に挟まれた形になったという分析が出ている。韓国政府がサプライチェーン参加をめぐって米中のどちらかを選ばないといけなくなった、というのだ。韓国政府が誤った選択をした場合、北朝鮮の非核化など韓半島の主要な問題だけでなく、経済的な危機を招く可能性があるという理由だ。ある外交専門家は、「中国は、経済制裁の頻度を上げ、対象範囲も広げる可能性がある」とし「米国側に付いたオーストラリアが中国の経済制裁を受けたように、韓国政府も適切に対応できなければ、外交・経済的にも危機状況に置かれるだろう」と話した・・>>

 

いまさら「~な分析が出ている」と言われても困りますが・・そこはともかく。ソース記事には書いてませんが、今回の会談で、終戦宣言支持の他にも、「新型コロナが治まったら、習近平主席の訪韓についても協議を続ける」という内容も入っています。この2つの案件には共通点があって、中国は前から「いい話ですね~」とはしているものの、何一つ具体的な行動を示しませんでした。

例えば終戦宣言に関しても、中国は終戦宣言を支持するとしつつも、それはいつも非公開の会談でのこと。ブリーフィング資料などの公式発表資料では、終戦宣言関連内容を入れませんでした。韓国側は真っ先に公式発表で「中国が終戦宣言を支持」としていましたが。習近平主席の訪韓も同じです。

これは、「中韓関係の改善のための策は、韓国側が用意すべき」としているのでしょう。中国にとって肯定的な何かを韓国側が先に提示しないかぎり、中国がこれらに協力することは無い、と。そもそも、まだ中国にとって「韓国にできる、肯定的な何か」がなかったので、言う必要がなかったとも言えます。それから時間が経ち、中国にとって「韓国にできる、肯定的な何か」が見つかりました。それが、韓国が中国のサプライチェーンにもっと深入りすることです。表面的にそう発表するだけでも、中国としては悪い事ではありません。

韓国がこの件でどういう返事をするのかにもよりますが、今の韓国政府がこの話を拒否するとは思えません。中国としては、「終戦宣言支持」をブリーフィング資料に入れたり、習主席の訪韓を「後でやるから」と言い続ければいい。非常に良い買い物になるでしょう。

 

 

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