韓国大統領府「K防疫が失敗したと言ってはならない。それは、国民が失敗したという意味だ」

最近、K防疫の非民主的な側面を指摘する専門家たちの意見を、(マイナーなメディアのものですが)いくつか取り上げてきました。K防疫が目指す方向性は、中国や北朝鮮と同じく「コロナ患者は一人もいない」を目指すものであり、それは非民主的なものであった、と。全体主義は『無謬への渇望』と関連しているとするハンナ・アーレントの主張まで引っ張り出すのは、さすがにやりすぎでしょうか。

そんな中、韓国大統領府が、「K防疫は政府ではなく、国民がやったものだ。それを失敗したというのは、国民が失敗したということになる。なんでK防疫は失敗だ、失敗だと言うのか」と主張しました。見方にもよりますが・・じゃ、結果的に失敗なら、政府は責任が無いとでも言いたいのでしょうか。以下、朝鮮日報(朝鮮BIZ)から引用してみます。<<>>が引用部分となります。

 

<<「段階的日常回復(ウィズコロナ)」中断により、政府の「防疫失敗責任論」が提起されていることに対し、大統領府が「K防疫というのは国民と医療陣がしたものだ」とし「じゃ成功すべきなのに、なぜ何度も失敗だと言うのか」と述べた。パク・スヒョン大統領府国民疎通首席は17日午後、CPBC(※カトリック系列の放送)「イ・ギサンのニュース共感」に出演し、関連質問を受け、「K防疫といえば国民がしたことであり、政府が何をしたと自話自賛するのか、という話があるが、まさにそのとおりだ」としながら、そう述べた。

朴首席は「(政府が防疫に失敗したというのは)国民の献身と医療陣の犠牲が失敗したと言いたいのか?」とも述べた。 K防疫の成功が国民と医療陣の犠牲から始まったとすれば、逆にK防疫が失敗したという言葉は、国民と医療陣の犠牲が失敗したという意味にもなる、という論理だ。朴首席は引き続き「失敗は終了の意味だが、私たちは今、終了ではなく再整備をしてより完全な日常回復に進むために努力する過程にある」とし「こうした国家危機の中で、誰もが自分のいる場所で本当に献身の努力をやっている。ギ・モラン防疫企画官館も同じだ(※最近叩かれている防疫責任者の一人です)」と話した。

朴首席は、野党攻勢に対しては「まるで、このような状況が来るのを待っていたかのように、『やっと失敗した』というのは、国民のための態度ではない」とし「このように困難な国家の災難があるときには、与・野の区別も、保守と進歩(※左派)の区別も無くすべきだ。力を合わせて国難を克服し、政府が間違ったことに対しては問題を提起して批判しなければならない」と話した・・>>

 

いや、だからいま「政府が間違えたこと」をいろいろ話しているのではないか・・そんな気もしますが。なにせ、「成功すべきなのに」の部分(直訳です)が、すべてを物語っている気もします。「~でないといけない」の範疇を無理矢理設定して、その中に隠れるわけですね。政治勢力となった市民団体が人を集めておいて、「全国民が自発的に集まった。うちの集会を否定するのは国民の意志を否定することである」と主張する姿と似ています。何を言っても無駄でしょう。

本件と直接的な関係はありませんが(ある?)、無謬への渇望が残すものは、いつも「誰かのせい」にする姿勢だけです。なぜなら、無謬なんてありえません。きっとどこかに問題が存在します。人間がやることですから、当然です。そこで無謬を主張するためには、その問題を誰かのせいにし、その「誰か」を「全体」の外に追い出すしかないのです。そう、韓国内の親日精算とかそんなものも、すべて根は同じではないでしょうか。

 

 

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