あけましておめでとうございます。皆様の新春万福を願ってやみません。
それでは、さっそく日韓関係に関する記事を一つ紹介します。結論から書きますと、「米国中心の安保関連案件以外に、日本と韓国の間には一切の接点が無い」とのことでして。それはそうでしょう、普通。以下、ニュース1から引用してみます。<<~>>が引用部分となります。
<<2022年にも、韓日関係は相変らず先が見えない展開が続きそうだ。旧朝鮮半島出身労働者(※原文では強制◯員)及び慰安婦問題など、日韓間の過去史をめぐる葛藤が何も解決できないまま、福島原子力発電所の処理水(※原文では汚染水)海洋放流推進、日本佐渡鉱山のユネスコ世界遺産登載の試みなど、決して軽くない事案が両国関係の前に待ち受けているからだ。
昨年10月、岸田文雄内閣発足以後、外交情報筋たちは、日韓関係にやっと風穴が開けられると期待する声もあった。岸田首相は、日本執権自民党(自由民主党)内でも相対的に「温健派」に分類されるうえに、外相だった経験もあり、「外交の門外漢」菅義偉とは違うという理由だった。しかし、岸田首相の就任以来、過去2ヶ月間の韓日関係の流れを見ると、菅首相やその前任の安倍晋三首相の時から続いた日本政府の「韓国を無視する」戦略には、特別な変化が感知されない・・
・・(※長いので略しながら、ここからは事案別に見ていきましょう。まずは慰安婦に関して、です)外交部の鄭義溶(チョンウィヨン)長官は先月29日、記者懇談会で「多くの慰安婦たちが望むのは日本の真正性のある謝罪であり、お金ではない」「日韓間の過去史問題は、被害者中心原則に従って現実的な解決策を着実に模索していくというのが、我が政府の一貫した立場」とし、日本側に「前向き・合理的対応」を注文したが、このような論理では、「日本はすでに合意を履行した」という点を対内外的に強調している日本政府を相手するには、力不足だと言われている・・
・・(※旧朝鮮半島出身労働者の個人賠償問題について)先月30日には韓国裁判所から日帝強占期強制動員被害賠償のために日本製鉄の韓国内資産を売却する命令がまた(※三菱重工に続いて2回目です)出て、両国間過去史葛藤をさらに深化させた。日本政府は、当該命令に関連して外交チャンネルを通じて韓国政府に直ちに抗議した。韓国政府は、賠償判決と関連しても「韓日間協議で解決策を模索したい」より進んだ立場を出せずにいる。政府当局者は、「これまで水面下で両国企業など民間が被害者支援基金を造成する方案など、複数の解決法を提示したが、日本側は応えていない」と説明した・・
・・(※処理水放流について)外交情報筋は、「日本側は、韓国政府が処理水海洋放流の安全性問題を提起することを『国内政治用』と見ている」、「現在では、韓国政府が提案した両国間協議体構成などにも応じる考えが無い」と伝えた。日本政府は、処理水の放射性物質濃度を世界保健機関(WHO)の飲用水基準値以下に十分希釈して放流すると『科学的に安全だ』と主張している。
(※佐渡金山、全般的な関係など)韓国政府はすでに、日本側に佐渡鉱山の世界遺産登録の撤回を公式要求した状況。しかし、日本側がこのような韓国政府の要求を受け入れる可能性は「ほとんどない」という見通しが支配的だ。鄭長官は先立って、記者会見で「日本との関係では正しい歴史認識が建設的・未来志向的な両国関係の発展の基盤となることを強調し続けている」とし「また価値を共有する近い隣人として様々な分野で協力拡大をための外交当局間の協議を続けてきている」と話した。しかし、韓日関係消息筋は「現在、韓日間は、米国主導の韓米日安保協力以外には、事実上、接点がない状態だ。日本が米国重視の外交を行っているから、韓米日安保協力にだけ応じている」、「当分の間、日韓関係も大きく変わることはないだろう」と見通した・・>>
「価値を共有する近い隣人として様々な分野で協力拡大をための外交当局間の協議を続けてきている」のすぐ後に「実はね、接点が無いよ」が来ると、そこそこ破壊力がありますね。それに、その「日米韓安保」すらもまともに動いていない気がしますが。
こうして並べてみると、日本は『法律・科学・客観・外交(国家対国家)』で、韓国は『感情・善悪・主観・上下(謝罪要求など)』なのがよく分かります。これじゃ、接点ができるはずがないでしょう。それでも、このニュース1の記事はまだマシです。一部のメディアは、「参議院選挙が終わると、岸田政権は親韓になるだろう」という記事を載せていますが、それらに共通するのは、『韓国は何もしなくてもいい』という見解です。すなわち、日本は選挙などの事情のためにわざと冷たくあたっているだけで、実はもうすぐ親韓になる。だから韓国が何かをする必要はない、と。なるほど、これが『平行線(接点が無く、出来る可能性もない)』なんですね。
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