米韓外相(外交部・国務省長官)、8月以降に電話通話無し・・北朝鮮ミサイル発射後も通話せず

韓国の鄭義溶(チョンウィヨン)外交部長官と、米国国務省のブリンケン長官が、去年8月以降、電話通話(電話会談)をしていないことが分かりました。確か、普通の会談なら10月のG20でありました。うろ覚えですけど。でも、なんで電話会談が重要なのかというと、普通なら、北朝鮮がミサイルを発射するなどの動きがあると、ブリンケン氏は日韓の外相とすぐに電話会談するからです。

しかし、8月からは何があっても電話が来ず、今回も日米はまっさきに通話してオンライン会談も行ったものの、韓国とは何も無かった、とのことでして。前に「G7など多国間会議の場で、米韓首脳会談が行われなくなった。最近は外相会談も無い」と書いたことがありますが・・北ミサイル関連の電話会談がなかったとは、さすがにちょっと驚きです。以下、各紙、<<>>が引用部分となります。

 

<<去る5日、北朝鮮が「極超音速ミサイル」を発射した中、日米外交長官は電話会談をしたが、韓米は外交長官級協議がなかったことで、一部で疑問が提起されている。米国務省と日本の外務省によると、トニー・ブリンケン米国務省長官と林芳正日本外務相は5日(現地時間)、韓国時間で6日、35分間の電話会談をした。北朝鮮の弾道ミサイル発射を糾弾し、米国の対日防御公約の固さを再確認した。しかし、韓米外交長官間の電話会談は無かった。鄭義溶外交部長官とブリンケン長官が最近通話したのは、昨年8月6日だ。7月27日に南北当局間の通信連絡線が復元されたので、進展事項などを議論した。

これを置いて一部では、米国が核心同盟国である韓国と日本を置いて「同盟だけど、差を置く」のではないかという観測を提起する。特に、ジョーバイデン米国行政府の最優先対外政策である対中国牽制において歩調を合わせる日本と、そうでない韓国に差をおいているのではないか、ということだ。また最近、米国主導の北京冬季オリンピック「外交的不参加」に参加した日本とは異なり、私たちは事実上、同調しないと宣言したのが影響を及ぼしているのではないかという解釈もある。

匿名を要求したある対米専門家は、「韓国と通話すれば、(※韓国側が)終戦宣言とか、対北朝鮮制裁緩和の必要性を主に話すことが決まっているから、また私たちは北朝鮮のミサイル発射に対して糾弾のメッセージも出さないだろうから、合わない」とし「任期序盤だったら、まだ韓国を引っ張ろうとしただろうけど、今はそんな状況ではないのだろう」と話した・・(ニュース1>>

 

記事は「日米の電話通話は、米軍の新型コロナ感染による世論の悪化などを話し合うために事前に予定されていたもの」「米国と韓国の北核問題担当者が通話した」という反論も紹介していますが、日米は今日、オンラインで2+2会談を行いました。<<北朝鮮が5日、極超音速弾道ミサイルを発射し、米国と日本が北朝鮮の核・ミサイル開発に強い懸念を表し、国連安保理決議の遵守を促した。特に日本の岸田文雄首相は6日、オーストラリア首相との首脳会談でも、北朝鮮の弾道ミサイル発射を強く糾弾した。 一方、大統領府は国家安全保障会議(NSC)を開いたが、北朝鮮のミサイルについて言及しなかった(ペンアンドマイク>>、とのことです。

NSCで大統領府は、『挑発』という単語を使わなかった、とも。あれですね、韓国の方に撃たなかったから挑発ではない、とかなんとか。これじゃ、『差をおいている』のは、米国ではなく、韓国自らの行いでありましょう。おかしいですね。韓国のとても偉い人が『米国と終戦宣言文案に事実上合意している』と話したばかりなのに。

 

 

今日、ちょっと早いけど、これで更新終了となります。それでは、明日、また・・

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