本ブログでもお伝えしましたが、登載推薦が保留となった佐渡島(さど)の金山。さすがに日本内での反発を意識してのことか、日本政府が『韓国側の主張(違法的に行われたな労働など)は決して受け入れられない』と明らかにしました。以下、聯合ニュースの記事を引用します。
<<日本政府が21日、佐渡鉱山で朝鮮人の強◯労働が行われたという韓国政府の主張を受け入れることができないという趣旨の立場を明らかにした。木原誠二官房副長官はこの日午後、定例記者会見で佐渡鉱山ユネスコ世界文化遺産推薦に、韓国政府が太平洋戦争中に朝鮮人◯制労働があったと反発したことに対する日本政府の立場を問う言葉に、このように答えた。
木原副長官は「使徒鉱山に関する韓国側の主張については、全く受け入れられない」とし「韓国側には強く意思表示をしている」と明らかにした。木原副長官は「どのような経路を通じて韓国側の主張を受け入れることができないという意思を伝えたか」という追加の質問には「昨年12月28日、駐韓日本大使館公使が韓国外交部、具体的には公共文化外交局長に意志表示をした」と答えた。木原副長官はまた「韓国内で事実に反する報道が多数行われている。極めて遺憾だ」とし「引き続き日本の立場を国際社会に説明する」と付け加えた。
これに先立ち韓国外交部は先月28日、日本文化庁文化審議会が佐渡鉱山を世界遺産推薦候補に選定したことに対して「韓国人(朝鮮人)の強制労役の被害現場」とし「非常に嘆かわしく、即時撤回することを促す」と明らかにした。木平副長官のこの日の発言は、日本の新潟県にある佐渡鉱山で朝鮮人の強◯労働があったという韓国政府の立場を反論する形となった。太平洋戦争期間、国家総動員令によって日本人と韓国人ともに合法的に動員されたため、強制労働ではないという主張だと思われる。
しかし、韓国では併合自体が違法であり、植民地朝鮮人と日本国民の動員を同じように扱うことができないという認識が強い。日本政府は来月1日までユネスコに佐渡鉱山を世界遺産候補に公式推薦するかどうかを決定する予定だ。現地マスコミによると、日本政府は韓国の反発でユネスコ世界遺産委員会審査から脱落する可能性などを考慮して、佐渡鉱山の推薦を保留する方向に調整中だ>>
木原さんの発言より、聯合ニュースの記事が「意外と素直(悪い意味で)」なのが気になります。『認識が強い』ではなく、大韓民国の生まれそのものが『併合は違法』を前提にしたものですから。大韓帝国→併合→大韓民国ではなく、大韓帝国→臨時政府→大韓民国のほうが、韓国にとっても歴史ですから。徴用は(国家動員令も)、国際法違反にはなりません。韓国がこういう件で『強制労働だ』と声を荒げているのは、万が一のもこういうのを『合法』と認めた場合、大韓民国の生まれそのものが否定されてしまうからです。
しかし、この点をちゃんと書いている記事は、意外なほど、少ないです。韓国にとって『正しい歴史』というのは、『韓国の世界観に合わせる日本』以外の日本とは、たとえば条約や合意を大事にする日本とは、共存できるものではありません。今回の聯合ニュースも、『認識が強い』って、なんでこんな書き方をしたのかよくわかりません。『違法』なんですよ、韓国にとっては。
1995年、日本の総理(村山総理)が日韓併合を合法的だと話したことで、韓国の国会では満場一致で決議案が採択されました。「大韓帝国と日本帝国の間の勒約についての日本の正確な歴史認識を要求する決議案」というもので、「韓日合邦(日韓併合)などが強制によるもので、源泉的に無効の条約だったことを再確認した」との内容です。1995年10月17日のことです。最後に、当時の記事の画像でもどうぞ。京郷新聞のものです。
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