韓国も、オミクロンが5割を超え、新規感染者が大幅に増えるようになりました。昨日(今朝発表)で8,571人、前週(4,070人)から4,501人も増えました。先月1,000人を超えていた重症者は順調に減っていて、392人(前日より26人減少)。しかし、相変わらず死亡者が多く、23人が亡くなりました。
←ニューシースの「火曜日の新規感染者数」を見てみると、明らかに増えています。また、火曜日発表の数値は水曜、木曜に比べて少ないほうなので、明日か明後日には韓国も1万に入る可能性が高いと言えます。
オミクロンが優勢株(5割超え)になったと公式発表があったのも初めてです。<<オミクロン変異株の検出率は、京畿道と湖南(※慶尚道)地域を中心に感染者が急増し、1月3週目基準で50.3%を記録し、全確診者のうちオミクロン変異の割合は、ソル連休の後には90%を超える可能性が高いです(MBN)>>。
ソルは旧暦1月1日のことで、韓国では秋夕(チュソク、旧暦8月15日でお盆のようなもの)とともに最大の名節(祝日)となり、人の移動が急激に増えます。連休は1月31日から2月2日までですが、多分、1月29日~30日から休む人が多いでしょう。去年11月から12月中旬まで(いわゆるウィズコロナ期間中)、韓国の医療システムは「先に入院した誰かが死なないと、入院できない」という事態になりました。
今回は、オミクロン株がメインになったことでそこまで重症者・死亡者が増えるとは思えません。しかし、去年11月、12月にも、ワクチン接種率からすると不思議なほど重症者・死亡者が多く発生しました。今回はどうなるのか、その部分が気になります。
ただ、本ブログでもお伝えしましたが、いままで「K防疫」の特徴だった「出来る限りの検査を増やす」「例外なく入院・隔離」「徹底した追跡」は事実上無くなり、重症者を重視するシステムへの変化を試みています(さすがに、懲りたのでしょうか)。本ブログでは1月9日にエントリーしたことがありますが、いままで「K防疫」と呼ばれていたものは、誰も言わないでいるだけで、もうどこにもありません。失敗して、消えました。この部分を聯合ニュースTVから引用し、終わりにします。
<<・・当局は明日(26日)からは、(※比較的オミクロン率が高い)光州広域市など4地域から、オミクロン対応の新しい検査体系を施行することにしました。これらの地域では、PCR検査は高齢層、密接接触者などリスクの高い人たちだけを対象とし、残りは迅速抗原検査や自己検査キット(※自分で自宅で行う検査)で陽性が出た場合のみ、PCR検査を受けることができます。
また、明日(26日)からは全国のすべての地域で接種完了確認者の自格期間が7日に短縮され、接種完了密接接触者は手動監視のみを受けます。政府は在宅治療を基本治療とし、街の病院でコロナ患者を一次的に担当する体系を設け、ソル連休後にオミクロン対応体系を全国的に拡大する方針です。しかし、来る29日からソル連休の移動が大きく増えると予想されるため、大きな節目を迎えるというのが医療界の見通しです。当局は、拡散遮断のため、今回の連休期間にもまた移動の自制を呼びかけています・・>>
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