「1980年代まで、『慰安婦』とは米軍を相手するという公式用語でした」

久しぶりに、基地村、すなわち戦後韓国で米軍を相手していた慰安婦たちの記事がありました。なにもかも、いま韓国が日本に対して叫んでいる、『慰安婦』の姿そのままです。これが『元ネタ』ではないろうか、記事を読みながら、何度もそう思いました

皆様、人を「◯致する」、「売◯する」、「こ◯す」などのコメントは、くれぐれも気をつけてください。いちいち全部NGにしたくはありません。本ブログも『性』をSにするなど、相応の気をつけます。以下、ニューシース「基地村の女性たち、彼女たちは今・・」という記事から引用します。<<~>>が引用部分となります。

 

<<A(72)さんは、家の経済的事情により、人の家の家政婦生活を転戦した。それから「お金を稼ぎにいこう」という友人の話に乗って、『基地村』に足を踏み入れた。始まりは、他の人達もこのようなパターンだ。朝鮮戦争後に食べていくだけで大変だった時代、行くあてのない女性たちは「ちゃんと食べていける場所に行こう」という友人または隣人の言葉に騙され、基地村に足を踏み入れた。たまに、無理矢理、◯致されてきた人々もいた。

B(72)さんも変わらない。継母に苦しめられた子供時代、ソウル駅の運転手用食堂で一緒に働いていた年上の女性の「逃げよう」という言葉に乗った。 18歳、1967年だった。基地村では、働いても借金が増えるだけだった。借金のために借金する悪循環が続いた。Aさん「化粧品、服、すべて借金でした。稼いでも、借金を返すために借金するしかなかった」と説明した。

朝鮮戦争と冷戦・分断を経て、在韓米軍基地周辺には、米軍を相手にした酒類の販売、ナイトライフ・接客行為、S産業などを目的としたいわゆる「基地村」ができた。政府は法律を制定し、S産業を禁止したが、1962年、それを黙認する特定地域104ヶ所(※の基地村)を全国に設置し、そこで「慰安婦」を管理した。「慰安婦」という用語は、政府が「基地村の女性」を指す名称で、法令、公文などで公式に使われた。

「基地村女性」の研究を続けてきたパク・ジョンミ忠北大社会学科教授(※前から、この話題で名前が出てくる研究者は、この人だけです)は、「1951年保健部は、例規『清掃および接客営業衛生事務取扱要領追加指示に関する件』という文書で、慰安婦を『慰安所から外軍を相手に慰安接客を仕事とする婦女子』と定義した。感染病予防法にも登場した公式的な用語であり、法的用語だった」と説明した。

朴教授は「1980年代まで慰安婦という用語は、日本軍を相手する慰安婦ではなく、『米軍を相手する慰安婦』を指す言葉だった。ネイバーニュースライブラリーで検索した、1951~1989年の記事720件のうち、91.5%である659件で、慰安婦といえば米軍の方を意味した。 ところが、今になって、基地村の女性たちは慰安婦ではないと否定するなんて、過去40年の歴史を忘却することだ」と指摘した。

1970年代、米国のニクソン・ドクトリンで駐韓米軍撤退の懸念が高まると、政府は各部署の次官、京畿道知事など高官が参加する大統領府直属「基地村浄化委員会」を発足した。この時から慰安婦たちに対する統制はさらに強化された。当時、政府が「駐韓米軍」を相手にする基地村の女性たちを「愛国者」と褒め称えたという主張がある。Bさんは「女性を全員集め、保健所長、市役所職員全員が入ってきては、米軍について説明し、『検診をちゃんと受け、相手に感染しないように。相手は我が国ために必要な人たちだよ』と言った。検診も、管理も、教育も、国が実施した。しかし、米軍によって殴られたり、こ◯されたりしても、彼女たちのために国家は何もしなかった・・>>

 

引用部分からは省略しましたが、当時、韓国政府自ら露骨に介入し、暴力はもちろん、とりあえず強い薬品ばかりを使用したせいで、大勢の人が命を亡くしました。その割には、本当に彼女たちのためには『何もしなかった』ようです。米軍が、女性の『大事なところ』に電球を入れて◯したのに、韓国政府は何もせず、我慢の限界になって慰安婦たちがデモをしたこともある、とか。日本に対して偉そうにしている正義連の慰安婦たちとは違い、彼女たちは出来る限り人との接触を避けているため、そもそも被害者とコンタクトすることすら大変だ、と聞きました。

市民団体の中には、この件を、どうしても米軍撤収に繋げようとする勢力もあります。また、証言全てを信じるわけにもいきません。この制度でどれだけの被害者が発生したのか、逆に、この制度に助けられた女性はいなかったのか、その定量的な資料も、何一つありませんし、調べるのも無理でしょう。

しかし、一つ、書かないといけないことがあります。これが、いま韓国が日本に対して叫んでいる慰安婦問題の『元ネタ(原作?)』ではないだとうか、という見方です。なにせ、設定があまりにも同じです。「韓国がこうしたから、日本もこうしたはず」といったところではないでしょうか。どうしてもそう思ってしまうのは、私の心が曇っているからでしょうか・・・

 

 

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