韓国、李栄薫、李宇衍氏などが「佐渡島の金山(佐渡金山)」討論会・・『日本の労働者と違う待遇を受けることはなかった』

李栄薫(イヨンフン)、李宇衍(イウヨン)氏など、日本でもよく知られている韓国の保守系学者たちによる討論会が開かれました。テーマは、佐渡島の金山(佐渡金山)です。以下は「スカイデイリー」という寄稿文をメインにしたメディアの記事からの引用となります。個人的にももう少し詳しくお伝えできたらと思っていますが、討論会の中身を伝えている記事が目につかないのは、ちょっと気になるところです。ペンアンドマイクあたりで、後からでも載せてくれないかな、と。以下、該当部分だけ引用してみます。<<~>>が引用部分となります。

 

<<・・イ・ウヨン研究委員が発表した。イ委員は、佐渡金山問題は、パク・ギョンシク教授が1965年に出版した「○制連○の記錄」をほとんど書き写したものだと指摘した。イ委員は「1960年赴任したパク教授は、この本は韓日国交回復の阻止のためのものたと、目的を隠さなかった」とし「朝鮮半島出身労働者たちを日本に連れていく過程をド○イ ハンティングのようなものとしてを描写した」と主張した。

イ委員によると、佐渡金山は他の事業場に比べて、災害率(亡くなる、重傷を負う比率)が低く、家族と一緒に生活する人も多く、集団行動や労使紛争の頻度も他の場所よりはるかに低かった。イ博士は「朝鮮半島出身労働者を、賃金、所得の処分、意識株、日常生活などで日本の労働者と異なる待遇をすることはなかった」とし「日本の他の事業場と同様、佐渡金山で働いた労働者たちは、当時朝鮮南部に居住していた労働者に比較し、栄養供給がはるかに良かった」と話した。

朝鮮半島で戦時労務動員が行われたのは1939~45年で、その期間に日本に渡航した人は約240万人だった。しかし、日本企業と政府による戦時動員は約72万人だった。約168万人は、大部分がお金稼ぎのための短期労働のための移動だった。72万人の中で約25%が募集、40%が官による斡旋、35%が徴用方式によるもので、募集は基本的に自由意志によるものだった。賃金や条件がより良い事業場で、自由労働者として選んで就職したのだ・・>>

 

イ委員は、「『二等』と呼ばれることもあるが、彼らは日本人だった」とし、当時の状況によって不足した労働力を充当しただけという側面でこの件にアプローチする必要があるとし、歴史的な流れと労務の実態を確認し、冷静に評価する必要があると主張しました。また、尹錫悦政府が本件や福島産水産物輸入再開などで、韓日関係の発展的改善を試みてほしい、とも。

イウヨン委員の活動はいつも応援しておりますが、果たして尹当選人側がこの件で、国内で『~であるべき』とされる絶対的前提を破ることができるのでしょうか。少なくとも今の尹当選人側のスタンスを見ると、とてもそうは思えません。前にも何度も書きましたが、これが別に尹当選人の個人的な能力を評価下げしているわけではありません。誰が大統領になっても、この状況を『彼らも日本人だった』『歴史的な流れと実態』を認めることができるのでしょうか。これを認めた時点で、すでに彼は大統領ではなくなるのではないでしょうか。いまさらですが、『重い』ですね。

 

 

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