韓国紙、今度は「日本は自然災害が多いので、大陸進出を試みるだろう」

ある意味、韓国側が日本をどう見ているのか、よく表している記事があったので、紹介します。

尹錫悦(ユンソギョル)氏の掲げる『日韓関係改善』というものが、実に前途多難としか思えない、そんな内容のエントリーをいくつも書いてきました。実際、大統領一人の個人的な能力でなんとかなる問題ではないと、私も思っています。

特に、教科書検定の件が報じられてからは、韓国の各メディアも『一括妥結(いわゆるグランドバーゲン)』はやるべきでない。もっと慎重にアプローチしないといけないとする記事が増えてきました。日本の教科書検定で韓国側が騒がしくなるのは今回が初めてでもないし、本当は、各紙ともに、名分またはきっかけが必要だっただけでしょう。

 

そんな中、今度は、『日本は自然災害が多いから、大陸進出するだろう。その通路になるのが朝鮮半島だ』という記事がありました。同じ趣旨の記事を前に読んだときには、理由が「自然災害」ではなかった(右派政治家がどうとかの話でした)気がしますが・・。 CBS(ノーカットニュース)は、尹当選人のグランドバーゲンを『まるで、朴正煕政権の基本条約を見ているようだ』としながら、そんなふうに妥結しては国内の反発が強くなるだけだし、問題の原因を提供したのは、いわゆる「ボールがあるのは」、日本だという主張です。

記事は、尹当選人がグランドバーゲンについて言及したことで、複数の両国間の懸念事項と、安保協力、経済・貿易関連などを一気に妥結するというその構想は、「両国間で積み重ねられた問題は、いくら未来志向的に解決策を探すとしても、過去に関する問題を無かったことにして解決できるものではない」としなら、このように主張しています。以下、<<~>>が引用部分となります。

 

<<・・まだ、問題をどのように解決するかを断言したり、具体的に話したわけではない。ただ、尹当選人の発言や、彼を大統領にした保守派など周辺の旗色を見てみると、懸念しかない。当選人側が問題解決の前提として提示した「正しいレ○シ認識」というのも、具体的に何を意味するのか、わからない(※尹当選人側は日韓関係改善の前提として『正しいレキ○ 認識』を話しています)。

尹政府が、過去朴正煕政権が結んだ韓日協定や、朴槿恵政府の日韓合意のようなミスをせず、韓日関係を復元して発展させていくことを願っている・・(※しかし)・・日本の文化は、表面的には限りなく親切で謙虚に見えるが、その心は、時を待ちながら剣を磨いている。日本は、地震をはじめとする各種自然災害を宿命のように抱えて暮らす国であり、有事の際には大陸に進出するという野望を決して捨てないだろう。そして、その最初の通路は朝鮮半島になるしかない。

ますます右に傾く日本の執権勢力は、常に私たちを揺らし続けるだろう。朝鮮時代、豊臣秀吉や、東学革命(甲午農民)を名分にして朝鮮半島に進出しようとした日本の内心を、ただ過ぎた○キシとして考えてはならない理由だ・・>>

 

繰り返しになりますが、これ、似たような記事を何度も読んだけど、自然災害の話はありませんでした。『なんで』大陸進出しようとしているのか、まずがそこをハッキリしていただきたいところです。というか、日本が朝鮮半島を通じて大陸に進出することより、朝鮮半島が大陸「勢」に飲み込まれることを心配したほうがいいじゃないでしょうか。そもそも、少なくとも朴正煕氏以降の韓国の外交って、そのためのものだったはずですが。もはや、名分はどんなものでもいいから、「とにかくダメだ」書きたいだけの話に見えます。だからこそ、韓国の対日観をよく表している記事だとも言えるわけでして。心が曇るというか、読んでいて切なくなります。いつものことですけど。

 

 

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