(※私見の部分、修正しました)韓国次期大統領 尹錫悦氏、24~28日に日本に政策協議団(使節団)を派遣・・しかし、その頃は・・

尹錫悦(ユンソギョル)韓国次期大統領当選人が、日本に政策協議団を派遣すると発表しました。米国に続いて、2番目となります。4月24日~28日になる、とも。尹氏側は、今月初頭、米国にも政策協議団を派遣しました。派遣前にはブリンケン長官やバイデン氏との面談まで噂されましたが、さすがにそこまでは出来ませんでした。

国防部(米韓同盟)、議会で関係者たちに会っていろいろ話したそうですから、まったくの無意味だったとも思えませんが、記事をチェックしてきた私としては、物足りないと思ったのも事実です(気のせいか、右寄りのメディアの反応も、期待外れだという感じでした)。ソース記事の聯合ニュースによりますと、今回の(日本)政策協議団の訪日目的は、「尹大統領就任後の対北政策の共助、韓日関係などの政策を協議するために派遣される」、「対北、韓日懸案解決のための土台を作り上げることが出来るだろうと期待する」、とのことです。以下、<<~>>が引用部分となります。

 

<<尹錫悦大統領当選者が、米国に続き、日本にも政策協議代表団を派遣する。ペヒョンジン スポークスマンは17日午前、大統領職引受委員会のブリーフィングを行い、「韓米政策協議代表団派遣に続き、日本にも代表団を派遣することにした」と明らかにした。代表団は24日に日本に出国し、28日に帰国する予定で、日本外務省をはじめとする行政府と国会、財界、言論界、学界の人たちと面談する計画だ。

日本に派遣される政策協議代表団は7人で構成され、国民の力 ジョンジンソク議員が団長で、キムソクギ議員が副団長を引き受けた。ユン・ドクミン前国立外交院長など、引受委の外交安保分野の専門委員であるパクチョルヒ ソウル大国際大学院教授などが参加する 。また、ジャンホジン元カンボジア大使と外交部の東北アジア局長出身のイサンドク元シンガポール大使など、元外交官も参加する・・>>

 

イサンドク氏が入っているのが、ちょっと気になりますね。この人、詳しくどこをどうまとめたかは分かりませんが、2015年の日韓合意において、韓国側のリーダー格だったと言われています。当時、岸田さんが外相でしたから、当然、顔を合わせたこともあるはずです。いまさら何を話す気なのでしょう。ジョンジンソクという人は、確かに他の議員たちに比べると、日本に対する発言に気を使う人ではあります(あくまで他の議員に比べて、ですが)。でも、2021年警察総長が竹島に上陸したとき、ジョン議員も訪日議員団として日本にいました。

彼は『警察総長の訪問(上陸)は正当なものだ』『でも、タイミング的には問題があった。事前に訪問(上陸)日程を変えられないかと話したりもしたが』と話したことがあります。個人的に、これは「警察総長の上陸を事前に知っていて、それでも訪日していた」ということではないのか、そう思っています。当時、議員訪問団は「警察総長のことは非公開なので分からなかった」という反応でしたが。また、パクチョルヒ教授も政策協議団に含まれている、とのことですが・・本ブログの過去エントリーでも紹介したことがありますが、教授は先月『解決策を先にもってこいという日本のやり方は、通用しない』と公言したばかりです。

初稿のとき、この段落に「クアッド首脳会談の時期に何でわざわざ訪日するのか」な趣旨を書きましたが、それは私が4月(協議団訪日)と5月(クアッド首脳会談)を間違えたからです。しかも修正が遅くなって、申し訳ございません。コメント欄やツイッターなどでのご指摘、本当にありがとうございました

 

来る人たちの考え方も気になりますが、また1つ気になるのは、「このタイミングにしていいのか?」という点です。4月末には、日本の外交青書が公開されます。北方領土関連の記述で、今年は特に注目されるはずです。韓国のことも当然、載っているでしょう。去年に比べて表現がマイルドになっているとも思えません。日本大使と会った次の日に教科書検定の件があって、急にスタンスを変えた尹当選人。今回は、政策協議団が帰国した直後に外交青書が公開される・・そんな展開になる可能性もあります。その際、韓国側のメディアがどんな反応を示すのでしょうか。

 

最後に告知ですが、いつも本文の後に書いている『お知らせなど』をアップデートしました。また、本ブログのトップページにあった「インフォメーション」を『シンシアリーの新刊・準新刊のご紹介』に統合、<「自由な国」日本「不自由な国」韓国 韓国人による日韓比較論 (扶桑社新書) >の情報を追記致しました。よろしければ、ぜひご覧ください!ありがとうございます。

 

 

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様のおかげで、こうして新刊・準新刊のご紹介ができること、本当に誇りに思います。ありがとうございます。まず、画像左の方ですが、<「自由な国」日本「不自由な国」韓国 韓国人による日韓比較論 (扶桑社新書) >が2022年4月28日に発売されます。日本滞在4年目に感じた「日常」と、ラムザイヤー教授論文騒ぎにまつわる、日韓の対応の差などをまとめました。2021年発売版に、相応の追記を致した新書版でございます。 ・のほうですが、韓国に蔓延する、新しい、そして歪んだ対日観、『卑日』について考察した本が発売中です。卑日>という題です(扶桑社新書、2022年3月2日)。なぜ今韓国に、日本に対する『卑』が必要なのか。それを自分なりに考察、率直に書きました。 ・刊・準新刊の詳しい説明は、固定エントリーをお読みください。旧「インフォメーション」もこちらに統合してあります。 ・に、既刊 <文在寅政権最後の暴走>が発売中です。文政権においての日韓関係とは。文政権の考える『まともな国』とは。まともな南北、対日、対米、対中関係とは。それらはどういうもので、どう失敗したのか。そんな内容の本です。同じく既刊として、自分なりの『日本語』本<日本語の行間~韓国人による日韓比較論 (扶桑社新書)>も発売中です。本当に、本当にありがとうございます。書きたいことが書けて、私は幸せ者です。 ・れでは、またお会いできますように。最後の行まで読んでくださってありがとうございます。