韓国メディア、就任式に鳩山元総理が参席すると報道 / 日本政府関係者、韓国代表団の『共に努力』にまったく反応しなかった

二つの内容で更新致します。一つは、鳩山元総理が尹錫悦(ユンソンニョル)氏の大統領就任式に参席するとの報道がありました。TV朝鮮(朝鮮日報のケーブルテレビ)によると、就任式準備委員会は岸田総理の参席に力を入れてきたものの、そこまでは出来なかった、元総理と現職総理が一緒に訪韓することは慣例的にもなかったので、岸田総理の訪韓可能性はもうほとんど無い、とのことです。

元総理の訪韓も、『まず本人が参席の意を示してくれないと、公式に招待できない』と読んだことがあるので、鳩山さんは何かの形で参席の意を示した、ということになるのでしょうか。個人的にちょっと曇った考え方をしますと、政策協議団が鳩山元総理に会って、就任式参席に関して話したのではないでしょうか。

失礼ですが、総理も前総理も他の元総理も、就任式に来てくれそうな人がいないから、鳩山元総理なら来てくれると思って、『保険』として話をしておいた・・とか。推測ですけど。また、ソース記事のTV朝鮮の記事だけだと、日本政府の祝賀使節としての訪韓なのか、それとも別の立場としてなのかがよく分かりません。林芳正外相などが公式に訪韓して、鳩山元総理は個人資格か何かでの参席、かもしれません。以下、各紙、<<~>>が引用部分となります。

 

<<就任式の準備委は、岸田日本首相に出席するために力を入れてきましたが、難しくなったという日本マスコミの報道が出ました。代わりに、韓国に親しい姿を示してきた鳩山元首相が出席することが確認されました。TV朝鮮の取材の結果、来月10日大統領就任式に、鳩山元首相が出席した後、11日、尹大統領に会うことが確認されました。元・現職首相が同伴しない慣例に基づき、岸田文雄首相の就任式出席可能性はさらに低くなりました。日本のマスコミは、日本政府の祝賀使節として、林外務相の出席が有力だと報じました・・>>

これといって影響力のある発言にはならないと思いますが、鳩山さんならほぼ間違いなく余計なことを言うでしょうし、韓国側のマスコミがそれを『元総理が言った』と報道し、1日ぐらい盛り上がって、本ブログで更新する・・そんな展開になるでしょう。多分。

 

で、これだけだと短すぎるので、もう一つ、本ブログでも何度か書いた『共に努力(日本も何かをやるべきだ)』について、日本政府関係者はまったく反応しなかったという記事がありました。『共に努力』は、一見、協力を意味するマニュアルな表現に見えますが、実は『韓国側が解決策を用意する』を否定するためのものです。代表団が訪日する前から、団員たちはこの件を強調してきました。

しかし、代表団が会った日本政府関係者たちは、この『日本も何かやるべき』な趣旨にまったく反応しなかったとのことで、少しは安心です。ソース記事は、前から政策協議団や総理面会などについて『下手に喜ぶべきでない』とする記事を載せてきた、韓国日報です。内容については今朝のエントリーで書きたいこと(当たり前のことをするだけなのにプラスアルファがあってはならない、など)はすでに書いたので、以下、引用してそのまま終わりにしたいと思います。

 

<<・・日本の歓待に込められた本音を把握するには、まだ早い。重要な案件である、過去に関する懸案と関連して、韓国が解決策を用意するという日本政府の態度は少しも変わっていないためだ。日本政府は今回の面会などで特に現金化問題を取り上げた。岸田総理から直接取り上げ、他の政府関係者たちも、現金化措置に強く問題を提起したことが分かった。それに、問題解決のための日本の役割については、一言も言及しなかった。

「韓日関係を放置しない」という代表団の宣言的な修辞には共感しながらも、各論では全く譲歩するつもりは無いということだ。次期政権が日本の本音を読み間違えると、民間分野での人的・物的交流が遅れるのはもちろんのこと、韓国自ら各懸案において不利な位置に追い込まれる結果を招く可能性があるとの懸念も出ている・・>>

 

 

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