WHO、新型コロナによる超過死亡予測値を発表・・人口10万人あたり、日本はマイナス8人

WHOが、新型コロナによる超過死亡の予測値を発表しました。2020年1月から2021年12月までのデータとなります。同期間、世界中で新型コロナによって亡くなった方々は、公式発表では540万人。しかし、公式発表に含まれていない、または間接的な影響(新型コロナによる医療システムの負担が原因で亡くなった方、など)まで考えると、その数は1490万人まで増える、というのがWHOの見解です。

データがちゃんと発表されているのか、というのも大事でしょう。例えばデータでは中国の人口10万人あたりの超過死亡者がマイナス2人ということになっていますが、どうしても疑わしいと思ってしまいます。そういう側面も念頭に置くとして・・ハンギョレ新聞の記事から、韓国関連のデータを読んでみました。簡単にまとめると、韓国の超過死亡者数は、6人(同じく、人口10万人あたり)でした。ただ、2020年には0人だったので、2021年に12人ということになります。

 

本ブログでもかなり大きく取り上げましたが、K防疫の限界を明らかになった、2021年11月。韓国では重症患者、及び亡くなる方が急増しました。医療システムも過負荷がかかっていたので、このときから増えたと見て間違いないでしょう。当時、亡くなった方のデータがちゃんと集計されていないとする趣旨の報道が結構ありました。それから続報はありませんでしたけど。そういうのが反映されているのかどうか。

とにかく、データだけだと、韓国の場合はかなり善戦したことになりますが・・記事に日本のデータが載ってなかったので、「あ、日本はもっと少ないのか」ととりあえず安心できました。それから検索してみたらBBCが分かりやすくまとめていたので、そちらを読んでみたところ、日本は人口10万人あたりでマイナス8人だそうです。米国140人、イタリア133人、ドイツ116人、スペイン111人、などなどで・・日本がマイナス8人、オーストラリアがマイナス28人。

 

BBCは「過剰死亡率が低い国には、大量検査と検疫を含むゼロコビッド(※ゼロコロナ)政策を行った中国、厳しい旅行制限を行ったオーストラリア、日本、ノルウェーなどが含まれている」としています。他の国はよくわかりませんが、日本の場合は何もかも『強制』がなかったから・・これは凄いことだと思います。韓国の場合、何もかも法律で強制していましたから。しかも、関連法律の適用に問題はなかったのかも疑問でした。

BBCの記事によると、レポート作成に参加した学者たちは、特にアフリカなどで、亡くなった方々に関するデータがほとんど手に入らなかった、といいます。アフリカの54カ国の中で、41カ国からは信頼できる統計がなかった、とのことでして。シアトルのワシントン大学の統計学者であるジョン・ウェイクフィールド教授は、BBCに「いま私たちが、人々が生まれて死んでいく記録を持っていないのは、恥じるべきことです」と話しています。関連システムの構築に、もっと投資する必要があるのではないか、と。

 

 

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