韓国紙「北朝鮮、バイデン大統領の訪韓中に核実験の可能性」

韓国側のメディアからは、『日本が、日韓関係で機先を制しようとしている』という書き方がよく目につきます。4月29日の過去エントリーでも、一つ紹介したことがあります。「韓日関係を解決するためには、韓国が解決策を出さなければならないと、日本は主張している。尹政権が韓日関係回復を強調すると、岸田文夫総理の就任式出席を条件に、機先を制するために動き出したのだ」などの内容でした。

昨日(8日)にも、「結局、就任式に来ない岸田・・関係回復のスタートから『力比べ』か」という題の記事がありました。中央日報です。『日本は、前のめりの格好になるのを恐れている』などの内容です。力比べ、機先を制する、そんな風にしか見ていない人たちが語る『関係改善』というのが、どんなものなのか。それは、「韓国が力くらべて勝つ」、「韓国が機先を制する」でしかないでしょう。

しかし、本当の意味で韓国との関係において機先を制するために動いているのは、日本ではなかったようです。国民日報の独自取材によると、北朝鮮はバイデン大統領の訪韓中に核実験を行う可能性が高い、とのことでして。記事は、『南北関係で機先を制するためと思われる』と書いています。以下、<<~>>が引用部分となります。

 

<<北朝鮮が、風渓里(プンゲリ)核実験場坑道の復旧を完了したと、8日、把握された。韓国政府は、北朝鮮がバイデン米大統領の訪韓に合わせて7回目の核実験を強行する可能性が大きいと見ている。政府高位当局者は、国民日報との通話で、「現在、風渓里核実験場3番坑道出入口は(復旧が)終わったようだ」とし、「核実験をするなら、バイデン大統領の訪韓に合わせるのではないかと分析している」と話した・・

・・この当局者は、北朝鮮が弾道ミサイル試験発射を続け、核実験準備までしているが、「尹当選人側は強硬な発言をしているし、米国は北朝鮮の要求に一切応じないでいる。それに対する反発だ」と分析した。よって、北朝鮮が核実験再開という、一線を越えることで、尹政権に対し機先を制し、米国にも自分たちの要求を受け入れるように圧力を加えるという見通しに説得力があるとする・・>>

 

ただ、同記事は「核実験をするにはまだ準備が足りない、坑道内部に核実験構造物がどれだけ設置されたかも正確に把握されていない」、「中国やロシアも核実験には反対する立場」などの理由で、この当局者の分析とは別の意見を出す人たちもいる、と書いています。

さて、もし本当なら、思わしくない意味で『本物』の、機先を制する動きだと言えるでしょう。後のことをちゃんと考えているのかどうかは分かりませんが。もしバイデン大統領の訪韓期間中にやらなかったとしても、いずれ、再開する可能性が高いでしょう。これを受けて、尹政権はどう動くのでしょうか。

北朝鮮からすると、文在寅政権の『成果』は、対北ビラ中止と米韓軍事演習の縮小(シミュレーションだけ)でした。軍事演習は再開するという話がすでに出ているし、VOAとのインタビューで尹当選人は「対北ビラを再び許容する」という趣旨を話したばかりです。北朝鮮の圧迫にビクともせず、いままでのスタンスを維持できるのか。中国はどう介入するのか。いままでは『右寄りっぽい発言』でなんとかなった感もある尹当選人。『大統領』としてもそれを維持できるのか、気になるところです。

 

・・と、ちょっと短いですが今朝はこれぐらいにして、本ブログの読者の方々にご報告します。お陰様で、帰化の条件の一つ、『滞在5年』の基準を満たし、相応の書類などを用意し、今日、日本某所の法務局で相談を受けることになりました。相談し、書類などを確認することで、法務局は『法律的に帰化の手続きを始めてもいい状態なのかどうか』を判断します。この相談で『書類に何の不備もない』となると、そこからが本当のスタートになります。

日本語がある基準を満たしていなかったり、書類に不備などがあると、追加で何かの措置(筆記テスト、書類の追加)などを要求されることになります。聞いただけの話ですが、最近は、前よりは多少難しくなった、とも聞きます。個人的に、自信ならありますが、やはり、すごく緊張しています。経験豊富な行政書士さんと一緒なので、心強い限りです。それでは、行ってきます。次の更新は、多分、ですけど・・夕方になるのではないかな、と思っています。ありがとうございます。

 

 

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