尹大統領、鳩山元総理の『ひ◯まずく』パーフォマンス(2015年)を『日本政治指導者が見せた責任ある姿』

鳩山元総理が、尹錫悦大統領(昨日のことなので、まだ当選人でしたが)と面会しました。鳩山氏はいつもどおり、「もういいと言われるまで謝り続けることが大事だ」などと話しました。

本ブログは、鳩山氏の発言そのものより、尹大統領の発言に注目しています。詳しくは、尹大統領が『2015年の鳩山元総理の姿』を、『日本の政治指導者の、責任ある、勇気ある姿であった』だと話した点です(ソース記事ニューシースより)。2015年、鳩山氏は西大門刑務所を訪れ、追悼モニュメントに『ひざ○ずく』パフォーマンスを行いました。

韓国のハイレベルが公式の場でこの件を、『日本の政治指導者が示すべき姿』すなわち『今の総理もこうすべきだ』という趣旨で話したのは、初めてではないでしょうか。私が知らないでいるだけかもしれませんが、今までは韓国側も、政府レベルでは、鳩山氏のこのパフォーマンスについては公言を避けてきました。

私の考え過ぎ(いわゆる『心が曇りすぎ』)かもしれませんが・・ぎりぎりで「当選人」だったとはいえ、大統領1日前の人が、あれを日本の政治指導者の責任ある姿だと言うと、『責任を取るにはどうすればいいのか』を間接的に指示したようなものです(もちろん、そうしたところで何も変わらないでしょうけど)。この尹氏の発言、もう少し大きく報じられてもいいのでは・・そんな気もします。以下、<<~>>が引用部分となります。

 

<<尹錫悦(ユンソンニョル)大統領当選者は9日、鳩山由紀夫元日本首相を接見した席で、「政界から引退した後も韓日友好協力のために旺盛に活動しておられる総理にお会いして本当に嬉しい」と話した。ユン当選者はこの日午後、ソウルにある当選者執務室で鳩山元首相の礼訪(※表敬訪問)を受け、「鳩山元首相が2015年に西大門刑務所を訪問してくださったことは、日本政治指導者の責任ある勇気ある姿として、多くの韓国人がまだよく覚えている」しながら、このように明らかにした。

代表的な親韓派政治家に挙げられる鳩山元首相は、2015年8月12日、ソウル西大門刑務所を訪問し、広場にある追慕碑の前でひ◯まずいて謝ったことがある。当選者の広報担当室はこの日、書面でのコメントで「ユン当選者は、『近い隣人であり、民主的価値と市場経済を共有する韓日両国が関係改善を通じて成し遂げられる成果は非常に多い』とし『日韓協力がさらに発展できるように鳩山元首相が引き続き役割を果たしてくれることを期待する』と明らかにした」と伝えた・・>>

 

鳩山氏は「未来志向的な韓日関係構築のために、韓日両国が共に努力していかなければならないだろう」とし、『共に』努力するという点を強調しました。本ブログで何度も取り上げていますが、この『共に』は、『韓国側が解決策を用意する』という日本の主張を否定するための表現であります。それをそのまま、鳩山氏も言ったわけです。「そのために貢献していく」、とも。

本当に、あれを、大統領(1日前)が公の場で『日本政治指導者の責任ある姿』だと話したのか。率直に、これは記事の書き方の問題ではないのか・・と思って他の記事も探してみましたが、朝鮮日報(朝鮮BIZ)、東亜日報など他の記事にも同じ文章がそのまま載っており、どうやら間違いないようです。

しかも、その面会の場には他の人たちもいて、スポークスマンと、パクジン外交部長官候補者もいた、とのことでして(パクジン候補者はこの後、林外務相と会ったとのことですが、どんなことを話したのかは、まだ記事にはなっていません)。完全に公言となります。

 

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