韓国国会議長、額賀福志郎氏など日韓議員連盟に「三権分立だから、裁判所の決定はどうしようもない」

韓国のパクビョンソク国会議長が、表敬訪問のために訪れた額賀福志郎氏など日韓議員連盟の議員たちに、『過去を直視しないといけない』『(現金化問題において)三権分立だから仕方ない』と話しました。以下、ネットメディア『アジア日報』から続けて引用してみます。<<~>>が引用部分となります。「いやちょっと、アジア日報って初耳ですけど」と思われるかもしれませんし、実は私も知らないメディアです。

でも、仕方ありません。なぜなら、一部のローカル・ネットメディアが報じているだけで、大手メディアは本件を完全にスルーしているからです。ニューシースなどニュース通信会社の記事にも、『表敬訪問した』という記事はあるけど、それだけでした。これは16時30分頃のことですので、まだ記事が載ってないだけかもしれません。

 

<<11日、パクビョンソク国会議長は、国会で、尹錫悦(ユンソンニョル)大統領就任式に参加した日韓議員連盟団の表敬訪問を受け、「韓日両国が、過去を直視する中で、未来を志向する関係に発展することを期待する」と強調した。パク議長は「政府と国会、民間が一緒に行かなければならないという考えだ」とし「両国の立場はお互いがよく知っている。指導者の決断力が必要だ。指導者の決断力と本気がなければ両国関係は、親交以上の水準にはなれない」としながら、このように述べた。

この日の表敬訪問では、現金化判決についても意見を交わした。パク議長は、「韓国は三権が分立された国だ。司法の決定を、行政で覆すことはできない」とし「両国関係は、金大中・大渕宣言の精神の下で両国の民間交流活性化とともに懸案を包括的に解いていくのが現実的だ」と強調した・・>>

 

日韓(韓日)議員連盟の場合、結局は全員が国会議員なので、相手側の国会議長は、カウンターパートとしてもかなりハイレベルな立場となります。だから表敬訪問(韓国で言う礼訪)したのは分かるとしても、対面でこんなことを言われて、どんなことを言い返したのか、それが気になります。それに関した記事はありませんでした。また、繰り返しになりますが、なぜか韓国側では、これがまったく記事になりません。個人的に、結構『重い』発言だと思いますが・・ここまでの全力スルーには、何か理由でもあるのでしょうか。

 

ちょうど同日、佐藤正久 自民党外交部会長が、『日韓関係においてバラ色の期待はやめたほうがいい』と話しました。ここからはマネートゥデイの記事ですが(元記事は時事通信・産経新聞だそうです)、佐藤会長は尹政権のスタートを祝いながらも、「(韓国)政権が変わったからって、バラ色の韓日関係を期待するのはやめたほうがいい」、「韓国が解決策を提示する前に日韓首脳会談をやると、禍根を残すことになる」と主張しました。「日本側が受け入れられる解決策の提示が韓国側で行われるまでじっくり待つことが重要だ」、「(日韓合意などの前例があり)岸田首相は、韓国政府に2度も3度も騙されるわけにはいかない」、とも。

個人的に、佐藤会長のこの考えに同意しています。でも、逆の観点からすれば、韓国からすると『日本がバラ色をの期待をすること』が、韓国に有利だということになります。韓国側が狙っているのも、これではないでしょうか。そんな流れを作り、『2度』『3度』のきっかけを作る・・そのための雰囲気づくりを狙っているなら、たしかにパクビョンソク議長の発言は、報じられないはずです。いや、考えすぎかも知れませんが、あまりにも関連報道が無かったので・・繰り返しになりますが、16時30分頃のことです。後でちゃんと記事が載る可能性もあるにはあります。

 

 

・以下、コメント・拙著のご紹介・お知らせなどです
エントリーにコメントをされる方、またはコメントを読まれる方は、こちらのコメントページをご利用ください。以下、拙著のご紹介において『本の題の部分』はアマゾン・アソシエイトですので、ご注意ください。

様のおかげで、こうして新刊・準新刊のご紹介ができること、本当に誇りに思います。ありがとうございます。まず、画像左の方ですが、<「自由な国」日本「不自由な国」韓国 韓国人による日韓比較論 (扶桑社新書) >が2022年4月28日に発売されます。日本滞在4年目に感じた「日常」と、ラムザイヤー教授論文騒ぎにまつわる、日韓の対応の差などをまとめました。2021年発売版に、相応の追記を致した新書版でございます。 ・のほうですが、韓国に蔓延する、新しい、そして歪んだ対日観、『卑日』について考察した本が発売中です。卑日>という題です(扶桑社新書、2022年3月2日)。なぜ今韓国に、日本に対する『卑』が必要なのか。それを自分なりに考察、率直に書きました。 ・刊・準新刊の詳しい説明は、固定エントリーをお読みください。旧「インフォメーション」もこちらに統合してあります。 ・に、既刊 <文在寅政権最後の暴走>が発売中です。文政権においての日韓関係とは。文政権の考える『まともな国』とは。まともな南北、対日、対米、対中関係とは。それらはどういうもので、どう失敗したのか。そんな内容の本です。同じく既刊として、自分なりの『日本語』本<日本語の行間~韓国人による日韓比較論 (扶桑社新書)>も発売中です。本当に、本当にありがとうございます。書きたいことが書けて、私は幸せ者です。 ・れでは、またお会いできますように。最後の行まで読んでくださってありがとうございます。