新刊「日本人を日本人たらしめているものはなにか」のご紹介

※本エントリーは新刊をご紹介するためのものです。ブログ本題で最新のエントリーは、一つ前のもの(画面の一つ下)です。本エントリーは後で固定エントリー『新刊・準新刊のご紹介』に合わせることになります。見づらい構成ですが、ご容赦ください。また、本ページには広告などが載らないように設定しておりますが、設定が反映されるまで時間がかかる可能性もあります。その点もまた、ご理解の程お願いします※

 

お陰様で、また新しい本をご紹介できるようになりました。本当にありがとうございます。今回はかわいい(内容はあまりかわいくありませんが)イラストが付いていたので、まずこちらから載せたいと思います。

帰化を目の前にして、『まだ韓国人であるうちに、私にできることはないか』と思い、今までの自分の拙著や持論、持っている資料、新しく見つけたもの、などなどを考察してみた結果をまとめた本です。

アマゾンの詳細ページに書いてある、「私はただ、日本が好きだから、日本人として生きたいと思っています」と、「『お前は韓国人として生まれた』が、『私は日本人として死ぬ』に上書きされた時に見えてきた、日本人になるということの意味」が、本書の全てを表していると言えるでしょう。そんな本です。

帰化は、ただ書類上の『国籍』欄の表記が変わるだけのものではありません。自分自身のアイデンティティーの問題であり、親の存在を含め、『今までの自分』に対する感謝を守り続ける決心と、私を受け入れてくれる、これからの私の『祖国』日本に対する感謝を守り続けるという決心を両立させなければなりません。

難しい日韓関係の中、大勢の人たちが、『日韓両国の友好のための架け橋になりたい』とよく話します。でも、私はそんなことは思っていません。いまの両国関係に必要なものは、友好よりも『国家関係の基本』であり、基本を壊す相手に友好を仕向ける必要はありません。私は、今の日本が、韓国に対しもっと厳しい態度を示すべきだと思っています。そもそも、『民族』という概念に、反日という恐ろしい思想を『紐付け』している韓国だけに、下手に友好を語るのは、ただの『いい子のふり』にすぎません。

私はただ、日本が好きだから、日本人として生きたいと願っています。私という一人の人間が、他でもない『いままでの自分』として、日本国から『日本人になってもいい』という許可を頂き、それを日本という新しい人生の舞台の中で、決して観光客としては感じ取ることができない「日本人としての日本社会」から、様々なことを学び、日本がもっと好きになれたら、と願っております。それを、『いまからの自分』と合わせることで、さらに活かしていきたい、と。そして、それが、まわりの方々に迷惑をかけることなく、日本社会の一員として普通に生きていく人生へと繋がってくれるなら、それは全てを乗り越え、『一人の日本人』の人生として成立できることでしょう。それが、私の帰化の完成です。

もっと日本人の微笑みを真似してみたい、もっと日本社会に溢れる『すみません』の美しさに気づきたい。両国の架け橋とやらがどんなものか知りませんが、そんなものに比べると実に庶民的で簡素すぎる夢でしょうけど、そう、こういうのが、私の帰化のゴールです。この夢は、素朴ですが、どんな壮大な民族観にも負けない自信があります。本書を書きながら、そんな自信が身につきました。そんな考えを、『記録』した本です。また、これが、日韓比較論としては『韓国人による~』を付ける最後の本になれれば、とも願っております。

ありがとうございます。

2022年5月19日 シンシアリーより。

 

以下が、アマゾンページ(アソシエーション)となります。