まず、告知から始めたいと思います。明日、また京都を訪れることとなりました。毎年、夏になると京都でご祈祷を受けることにしています。今回は超スピードで日帰りしますが、それでも明日(14日)はまた休むことになりました。最近、休む日が多すぎで、更新も1日2回のままで、いろいろと、本当に申し訳ございません。
で、日韓関係において、韓国は日本内のことで、岸田政権の『政治的な立場』をよく持ち出しました。もっとも有名(?)なのが、『参議院選挙が終われば~』です。しかし、むしろ尹錫悦(ユンソンニョル)政権のほうが、大いに揺れています。ニュースピムというネットメディアが、アールエヌサーチの調査結果を記事にしていますが、その記事によると、1週間で支持率が10%pも急落し、32%、『支持しない』は63.5%まで上がった、とのことでして。この件、そうでなくても具体的な動きがまったく見えない尹政権の日本関連外交にも、少なからず影響を及ぼすことでしょう。
物価高が続いており、新型コロナが増えていることもあって(どちらも、日本より思わしくない状態です)、支持率がある程度下がるのは分かります。しかし、就任してから4ヶ月も経ってない人が32%というのもあれですが、1週間で10%下落って、何があったのでしょうか。NATO首脳会議で何もできなかった・・というのはありますが、韓国でそんなことで支持率が急に動くことはそうありません。
もっとも大きい要因とされるものは、物価以外は『国民の力』代表との関係が再び気まずくなったことです。なにせ、保守支持が強い地域でも、支持率が下がっている、とのことでして。尹大統領ではなく、国民の力という政党を支持してきた人たちが、動いているのでしょう。安倍元総理関連の弔問が支持率にどんな影響を及ぼしたのかも気になるところですが、他の記事も含めて、その話はありませんでした。ちょうど、調査期間が9日~12日ということで、ある程度は影響があるだろうとも思われますが。以下、<<~>>が引用部分になります。
<<尹錫悦大統領の国政遂行支持率が、1週間で10%p以上も下落し、30%台初になった。世論調査専門機関アールエヌサーチがニュースの依頼で9~12日、全国満18歳以上の男女1045人を対象に調査した結果、尹大統領の支持率は32.5%と集計された。
これは過去の調査に比べ10.1%p下落した数値で、4週間でみると20%p急減し、最低値を更新した。一方、不支持(否定評価)は63.5%で10.1%上昇し、肯定評価との格差が2倍近く広がった。ずべ手の年齢層で「不支持」が上がった。特に40代と50代では70%を超えた。尹大統領の固定支持層である60歳以上でも、不支持が過半数を超えた。
具体的には、18歳以上~20代(不支持64.5%/支持26.8%) 、30代(63.6%/33.1%)、40代(76.9%/21.9%)、50代(70.3%/28.1%)、60歳以上(50.1%/44.8%)だった。地域別に見ると、伝統的な保守が強い嶺南(※慶尚道地域)でも不支持が高かった。特に大邱・慶北地域でも不支持が50.7%で、過去の調査(33.5%)より17.2%p急増し、調査以来初めて過半を超えた。
この地域の支持評価は47%だ・・・・アールエヌサーチ関係者は、「厳しい民生経済を解決するための、政府内のコントロールタワーが見えないという点と、人事、与党内分などが複合的に影響を及ぼしたと見られる」と分析した・・>>
文大統領が任期末でも40%近くの支持率だったのに、皮肉なものです。東亜日報など大手も同じデータを紹介する記事を載せていますが、32%という数値よりも、大邸(テグ)、慶尚北道(キョンサンブクド)、60代以上など、いままで『なにがあろうと保守支持』だった地域・年齢層で不支持が上回っていることに、驚いている様子です。
個人的に、支持率データはしばらく見なかったので、ちょっと調べてみましたが、約1ヶ月前の調査で、支持(肯定評価)は52%を超えていました。約3週間前に不支持が支持を上回り、いまでは不支持が支持の2倍近く。『参議院選挙さえ終われば』と期待していたら、足元が崩れてしまったでござる・・といったところでしょうか。
ソース記事の1日後に発表された「ハンギルリサーチ」のデータをもとにしている聯合ニュースの記事も、大差ない結果になっています。支持37.8%(前週は51.2%)、不支持59.2%(前週は42.1%)となっています。支持率は少し高くなっていますが、前週からの下落率はむしろこちらのほうが急です。『参議院選挙が終われば』の後は『衆議院選挙が終われば』だと思っていましたが、ひょっとすると、『(尹大統領の)支持率が上がったら』になるかもしれません。期限無し、で。
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