まだ始まったばかりですが、広島G7サミット、思った以上の出来です。G7首脳が原爆資料館を訪れて慰霊碑に献花したことが特に話題ですが、一時は参加しないのではないかと思われていたバイデン大統領が(日程は短く調整するそうですが)ちゃんと参加したこと、クアッド首脳会議もG7で行うとのことですし、他にも核心議題も一貫しているし、ゼレンスキー大統領が来日するというし、実に大きなイベントとなりました。他にも、ジル・バイデン女史が広島の平和を象徴する「折り鶴」ブローチを付けていたこと、イギリスのスナク首相が広島カープの赤い靴下を履いてきたという『小さな(しかし決して小さくない)』話題まで、いろいろと『良い会同になっていてよかった』と思える、そんな展開です。
韓国側のメディアの主な反応は、ただG7首脳が献花したという事実を伝えるだけになっていますが、検索してみると、ほとんどのメディアの題には、「バイデンはシャザ◯しなかった」が強調されていました。日本側のメディアにも同じ内容の題が無いわけではありませんが、日本側とはかなりの温度差が感じられます。ちなみに、検索結果を見たので『題』です。中身まで読んだのは一部だけです。この前、岸田総理がその言葉を口にせず、談話継承しますと言っただけなので、そこを気にしているのかもしれません。そして、本題(?)ですが、まだまだG8記事が元気です。ソース記事の毎日経済もそうですが、多くのメディアが、G8、国際的な地位、そんな話で盛り上がっています。こちらもまた、日本での報道とのギャップは相当なものです。そもそも、G7サミットでそんな議論は無いと伝えられています。以下、<<~>>で引用してみます。
<<・・尹錫悦大統領が、広島で開かれる主要7カ国(G7)首脳会議に参加するために19日に出国した。韓国のG7出席は今回が4回目だが、すべて議長国の招待を受けたのだ。自由民主主義と市場経済で最も先進的な強国の集まりに、韓国が正式加盟国ではないというのが残念だ。国力だけを見れば韓国も資格がある。輸出は世界市場シェアが6位、輸入は8位で、世界経済貢献度が高い。 イギリスのエコノミスト誌は、民主主義が成熟した国として韓国を挙げた。尹大統領は今回の首脳会議でG7が韓国を含むG8に拡大するきっかけを設ける必要がある。G8になると、世界政治・経済秩序を構築する政策決定に参加できる。 他人が作った規則と秩序にしたがう立場から抜け出すことになるのだ。規則を定める国に、上がるのだ。特に、これまでG7財務長官会議は、グローバル経済危機のたびに解決策を模索する議論の場となった。正式加盟国になると、経済危機対応能力を高めることができる。国家信頼度が高まり、外国投資誘致も容易になるだろう・・
もちろん、正式加入は容易ではない。 全会一致の同意を得なければならないが、まず日本から賛成するかどうか疑問だ。日本との関係が改善されているのは幸いだ。尹大統領は米国・日本・英国首脳と会う予定というが、これらの国の同意を得るチャンスとして活用しなければならない・・・・G8にふさわしい責任をもつという確信も植え付けなければならない。目の前の経済的実理を握るために、世界の平和と民主主義を毀損する国家の過ちを指摘できなければ、G8の資格はない。ロシアと中国にちゃんとした声を出さなければならないのだ。重い職位には、重い責任が伴うものである(毎日経済)・・>>
招待されないと参加できないから、全部招待されたというのはそのとおりですが・・最初に書いてある部分と、最後のスパイダーユンの部分(責任が伴う)が、噛み合っていない気がするのは私だけでしょうか。この「ルールを守る側から、作る側になる」というのは、韓国では他にも各分野で使われるフレーズです。前にも書いたことがありますが、『力が無いから』、 ルールを守るという考え方が強いからです。
※ちょっと疲れているのもありますが、言い訳に過ぎませんが他に似たようなニュースばかりというのもあって、今日の更新はこれだけです。次の更新は、明日の11時頃に致します。また、最近、本ブログに英語で書かれた妙なバナーが現れて、「戦う」か「逃げる」かで悩む方が多いことでしょう(そうでもないかな)。それ、某G7国家の会社がやっているもので、まだ本ブログについて「視察」中なのでそういう表記になる、とのことです。しばらくしてうまくいけば普通のものになる、と。結構有名な会社なので、本ブログとしてもしばらく様子見しようかと思っております。
おかげさまで、新刊が発売中です!今回は、マンションを買わないと『貴族』になれないと信じられている、不思議な社会の話です。詳しくは、新刊・準新刊紹介エントリーを御覧ください。経済専門書ではありませんが、ブログに思いのままに書けなかったその不思議な「心理」も含めて、自分なりに率直に書き上げました。以下の「お知らせ」から、ぜひ御覧ください。ありがとうございます!
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