昨日、韓国の国会で、処理水放流を批判すつ内容の決議案が本会議を通過しました。与党「国民の力」は参加しなかったものの、野党「共に民主党」が過半数以上の議席をもっているので、野党だけで通過しました。しかし、この件を陣頭指揮していた野党の副議長が、スマホで知り合いを「北海道旅行」計画のメッセージをやり取りしていたことが分かり、これはこれでまた騒ぎになっています。与党側は、「副議長はいままで散々『怪談』を語っていたのに、これはどういうことか」と攻勢に出ています。
「日程が短いなら~~地域がオススメです。韓国の人はあまり来ないのでいいです」、「日程に合わせておいしい店やレジャーなどいろいろ紹介します」など、とてもほのぼのした(?)メッセージのスマホ画面が、記者のカメラにそのままとらえられました。本エントリーは与党側の発言をメインにするためにニューシースにしていますが、ニューデリーなど別ソースの記事だと、画像からもそのまま読めます(笑)。あと、こうして見るとますよこうして見ると、与党はマシなのか・・のように見えますが、そうでもありません。京郷新聞によると、2021年にも同じ内容の決議案があったけど、そのときは国民の力も多数が賛成していた、とのことでして。この件も合わせてご紹介します。以下、<<~>>が引用部分となります。
<<・・国民の力は1日、国会本会議の途中に知人と北海道旅行に関するメッセージを交わした「共に民主党」所属のキムヨンジュ国会副議長に対して「国会副議長職を辞退せよ」と話した。ユサンボム首席スポークスマンはこの日の論評で、「昨日本会議の途中、共に民主党所属のキムヨンジュ国会部議長が北海道旅行に関するメッセージやりとりをする場面がマスコミに捉えられた」と話した。ユ首席スポークスマンは「国会副議長が本会の途中に私的な対話を交わしたのも問題だが、特に共に民主党が・・(※処理水放流を批判する)・・決議案を押し通したあの時間、同じ場所で日本旅行を計画していたなんて、さらに言葉を失う」と指摘した・・
・・彼は「共に民主党は・・・・国民には、まるで会ってはならない相手のように話していたのに、いざ自分自身はその日本に旅行する夢に浸っていたというわけだ」、「韓国の人がいなくていいというなら、なんで韓国の国会議員をしているのか。で、キムヨンジュ副議長、北海道まで行って日本の水産物は食べないつもりでしたか」とした・・・・これに先立ち、共に民主党所属のキムヨンジュ副議長は、前日開かれた国会本会議で北海道旅行計画のために知人とメッセージを交わしていた。この日は、共に民主党が・・・・放流計画撤回及び水産物の安定性と漁業である保護対策策定要請決議案」を野党だけで処理した日だ(ニューシース)・・>>
京郷新聞によると、<<・・決議案が、6月30日、野党だけで国会本会議を通過した。2021年6月にも同様の内容の決議案が本会議で可決された。当時は国民の力(当時野党)も表決に参加し、多数議員が賛成票を投げた。政権が変わって与党となった国民の力は、今回の決議案に反対する意味で票決に参加しなかった・・>>、とのことです。与党は、「2021年には、科学的検証が必要だとする内容だったので、今回とは異なる」と話しているとのことですが、記事は「似たような内容」としています。なんというか、「だろうな」としか思えない今日この頃です。
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