訪韓したグロッシー事務局長、反対集会で2時間以上空港から出られず、荷物用の通路で脱出

IAEAのグロッシー事務局長が訪韓しました。例の処理水放流について説明するためです。ユン大統領とも会談を調整しているとのことですが、まだ確定ではないとも。記者会見だけでなく、共に民主党が要請した会談にも快く応じたグロッシー事務局長ですが・・ソース記事の京郷新聞によると、反対集会に集まった人たちにより、グロッシー氏は空港から2時間以上も出られず、荷物用の通路でやっと脱出できた、とのことです。「科学的に話せば分かる」というグロッシー事務局長の考えが、どこまで通用するのでしょうか。

ホワイトハウスは、現地時間で7日のブリーフィングで、IAEA報告書を「優秀な国際機関の専門的分析に基づいたもの」としながら、韓国政府が「尊重する」と話したことについて「とても建設的だと思う」と話しました。本ブログでも取り上げたことがありますが、国務省はもっと早いタイミングで、「計画が国際安全基準に適合するというIAEA報告書を歓迎する」「日本はIAEAと協力して科学に基づく透明な手続きを進めてきた」としました。ホワイトハウスの今回の発言は、グロッシー氏の訪日・訪韓を意識したタイミングかもしれません。以下、<<~>>で引用してみます。

 

<<・・日本の海洋放流計画が「国際基準に適合する」という報告書を出し、これを韓国に説明するために訪韓したラファエル・グロッシ国際原子力機関(IAEA)事務総長が、空港でデモ隊に遮られ、入国に苦労した。グロッシー事務総長は9日野党である共に民主党に会って報告書内容を説明する計画だ(※引用部分にはありませんが、原子力安全委員長と外交部長官とも会う予定です)。去る4日から4日間日本を訪問して報告書の内容を日本側に説明したグロッシ事務総長は、7日午後10時38分便でソウル金浦空港に到着した。

当初、空港入国場内の貴賓用出口を利用しようとしたが、正義党、進歩党、民主労総など団体で構成されたデモ隊が入国場一帯で「IAEA報告書を廃棄せよ」・・・・など 文句が敵の言葉を持ってデモを繰り広げて、空港の外に出出られなかった。8日午前0時ごろ、建物内の他の出口から出ようとしたが再びデモ隊に遮られた。グロッシー総長一行は入国2時間が過ぎた0時50分ごろ、デモ隊と取材陣の視線を避け、貨物運搬用通路から空港を出たという(京郷新聞)・・>>

 

こんな中、「怪談は、国境を超えることができない」という主張の記事がありました。BSEのときに反対していた人たちが、米国では普通にハンバーガーを食べたりしたことなどを取り上げ、『本当なら韓国より騒ぎになっているはずの日本、米国では、この件は話題にもならないでいる』との記事です(朝鮮日報)。記事は、日本が政府の政策に協調するのは事実だが、次の世代の健康にまで影響を及ぼすなら、決してそんなおとなしい態度を取ることはないとしながら、以下のように書いています。

<<・・今日本では、処理水放流は話題にもならない。メディアはほとんど報道せず、社会的議論も起きていない。日本のポータルサイトで検索してみても、韓国発のニュースを翻訳・引用する内容がほとんどだ。衆議院議席1席の社民党を除けば、放流を阻止するとかそんなことを言う政党もない。水産物を懸念する漁民団体が反対の立場を明らかにしているが、これらも行動に出ているわけではない。デモは参加者が100人余りに過ぎない。韓国では大騒ぎなのに、当事者である日本は動揺もない・・・・科学的に問題ないという公的な説明を信じるからだ。政府を信頼し、科学を信じるという話だ(朝鮮日報)・・>>

 

引用部分のあと、米国も同じだという内容が続きます。記事は全般的に、「怪談は国内用」というスタンスです。イ・ミョンバク政権のとき、BSE関連で反対していた国会議員たちが、米国の韓国大使館を訪問したことがあります。そのとき、カルビ(米国産牛肉)で食事をした、とか。強く反対していたある俳優は、米国での撮影中にハンバーガーを食べた、とか。 7月1日に、放流反対決議案を出した国会副議長が、順で北海道旅行のプランを立てていた・・というエントリーを書いたことがありますが、まったく同じパターンだと見ていいじゃないでしょうか。 今日の更新はこれで終了です。次の更新は明日(日曜)の11時頃になります。

 

 

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