外務省の関係者が、わざわざ韓国メディアの記者だけを集めたオンライン懇談会で、「水産物輸入再開を、外交ルートで公式要請しました」と話しました。18日、ソースはJTBCです。尹政権としては、何かの形で返事をしなければならなくなりましたが・・さて、どうでしょうか。ユン政権は、IAEAグロッシー事務局長の『水が安全なら水産物も安全だ』という発言を、「水産物輸入再開とは何の因果関係もない」としながら再開はしない、と言いきったばかりですから。以下、<<~>>で引用してみます。
<<・・日本が、今日(18日)韓国記者たちだけを集めて懇談会を開き、水産物輸入再開を韓国政府に公式要請したと、公開的に発表しました。政府はこれまで、放流と水産物の輸入は別の問題だと線を引いてきたが、日本は圧迫を強化しています・・・・安全性を説明するオンライン懇談会で、日本外務省関係者は「正式外交チャンネルを通じて韓国側に(水産物輸入再開を)要請した」と話しました。日本政府が正式に要請事実を明らかにしたのは、今月初め、国際原子力機関(IAEA)と韓国政府が処理過程が安全基準に適合すると発表してから、初めてです・・
・・政府はこれまで「放流と水産物の輸入問題は別々」とし、公式要請はない、としてきました。しかし、政府関係者は「日本側が他の問題を議論する場で、水産物の輸入再開を言及したことはある」と説明しました。日本が再開を要請したという事実を先に明らかにし、今後、正式に協議しようという要求が強くなると見られます(JTBC)・・>>、と。 この件は、今のところJTBC以外のメディアには載っていません。懇談会での発表内容なら、少なくとも発言内容を創作(?)することはできないでしょう。ただ、『関係者』と書いてあることから、懇談会においてのソースメディアの『取材』の結果だから、でしょうか。他のメディアには載っていません。一応、赤いラインを付けておきます。
4月の総選挙、この件を最大の『選挙対策』としている野党。ユン政権としてどんな返事をするのでしょうか。いや、「どんな返事ができるのでしょうか」と書いたほうがいいでしょうか。また、他のメディアの関連記事を読んでみると、同じ場で、日本側は「韓国専門家の参加は、IAEAが決定する事案で、日本政府が関わることはできない」と話しました。この前の首脳会談で、ユン大統領は岸田総理に「韓国専門家の参加(常駐?)」「問題が起きた場合すぐに放流を止める」「透明で迅速なデータ公開」などを要請しました。一部のメディアは、「問題があったときに止める」と「データ公開」は前から決まっていたことなので、目新しいことではなく、「専門家の参加」については会談の後にこれといって発表が無い、と報じてきました。
今日の更新は、これだけです。次の更新は明日(20日)の11時頃になります。 ちょっと日記のような何かを書き加えますと・・昨日、新刊の告知を致しながら、「シンシアリーという名前を使うようになって、もう20年にはなるのでは・・」と思うと、実に感慨深いものがありました。某翻訳掲示板で初めてこの名前を使い、それから大手ネット掲示板などに参加し、しばらくして、アメブロで「THE NEW KOREA」韓国語版の訳を始めたのが、多分、2008年か2009年。ブログを毎日更新するようになり、それから扶桑社の方々のおかげで、初めての本が世に出たのが2014年。日本に移住して今のブログを初めたのが6年前、と。ありがとうございます。これが言いたかっただけです。
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