家計債務もそうですが、この話題も「まだ何か話すことがあるのか」な感じで記事が続いています。もちろん、記事の方向性は何も変わっていません。そんな中、ノーカットニュース(CBS)が、8月末あたりに海洋放流が始まるだろう、という予想を出しました。論拠は、9月中旬からはG20があるなどいくつか載っていますが、その中に「8月18日、米国で開かれる日米韓首脳会談で、米国側からこの件を再確認する発言が出てきて、その後に放流を始めるだろう」というのもあります。以下、その部分をメインに<<~>>で引用してみます。
<<・・9月上旬にはインドネシアでASEAN関連首脳会議が開かれ、9月中旬にはインドで主要20カ国(G20)首脳会議の開催を控えています。外交日程を控えている岸田首相の立場では、8月末または9月初めを放流の適期だと判断する可能性が高いわけです・・・・来月18日、米国大統領の公式リゾート地であるキャンプデビッドで日米韓首脳会談が開かれます。これに先立ち4日、IAEA最終報告書が出た後に、米国政府は科学的検証を信頼するというメッセージを出しました。今回の会談でも、ジョーバイデン米国大統領が日本側に力を与える発言をする可能性も高い、というのが衆論です。これを米国の最終的な同意として、1週間後に放流する手順で行くのではないか、と思います・・
・・(※関連した日韓局長級実務協議で)7日に韓国側が発表した検証報告書で述べた技術的勧告案4つと、ユン大統領が最近日韓首脳会談で岸田首相に要求した3つの事案などがテーブルに上がると予想されています。ユン大統領は、放流点検過程の後続措置など、大きく3つの事案を首相に要求しました(※韓国専門家参加、問題が起きたら放流中断、情報共有の3つ)。日本側は去る18日、駐韓日本大使館主催で開かれた関連オンライン説明会で、放流モニタリング過程に韓国側の専門家を参加させることはIAEAの権限だと線を引いた状態です。モニタリング情報に対するリアルタイム共有や、問題発生時の放流中断などは、すでに東京電力と日本原子力規制委員会(NRA)が受け入れ済みの事案であるため、実効性があるのか疑問が提起されています(CBS)・・>>
ユン大統領が個人的にこの件をどう思っていようと、公式に賛成するわけにはいきません。この前、IAEA報告書を尊重すると言っただけでも、多くのメディアから『放流を事実上認めた』とかなりの批判が出ていましたから。この点、ユン大統領としては気まずい展開ですが、ユン大統領の立場に対する日米の配慮という見方もできなくはありません。日米韓首脳会談で日米が同じ声を出すとなると、ユン大統領としても、帰国後に『なんで反対しなかったのか』と言われても、『仕方なかったお・・こわかったお・・』と相応の言い訳ができるからです。さて、本当にどうなるかは分かりませんが。
ほかの関連記事は、市民団体が反対集会を行った、署名を集めた、などの話ばかりで、一時は目立っていた『科学側』の意見も、最近はあまり見られなくなりました。保守系ネットメディア「ペンアンドマイク」によると、公正言論連帯という保守系市民団体がKBS、MBC、そしてYTNの処理水関連放送に出演したパネル(討論会出演者)の出演率を調べたところ、『科学に基づいて安心だと言う派』の人は4回、『いわゆる怪談に同調し、曖昧な言葉で話す派』は30回も出演していた、とのことでして。しかも、その30回は2人で何度も出演していた、と。流れは変えられない、変わるはずがない、といったところでしょうか。 最後にちょっとした告知ですが、新刊の一部が、週刊SPAに掲載されました。リンクはヤフー版です。抜粋したものではありますが、よろしければ、ぜひお読みください。
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