一つ前のエントリーと、色んな意味で『セット』な内容の記事があったので、紹介します。昨日、なぜかKポップコンサートでフィナーレを迎えたジャンボリー大会。多くのメディアが「Kポップポップがジャンボリーを救った」「完全に挽回した」「韓国が好きすぎで数日間留まると言っている」などなどの記事を載せています。ちなみに、昨日も取り上げましたが、帰国日程は12日~17日まで各国それぞれでした。そんな中、MBCと 聯合ニュースが、韓国スカウト連盟が規定を守らず、小学生(公文によると6年生)の参加を要請、約10万円のペイバックをつけて多数参加させたと報じました。理由は、参加人員が思ったほど集まらなかったからです。
記事によると、ジャンボリー大会に参加するには、スカウト基準で「キャンプ」関連の公認等級を得る必要があります。この等級は中学生からで、それまでは「級」そのものの設定が無く、ジャンボリー大会に参加できません。連盟はこれを知っていながら、学校に公文を送るなどして、多数の小学生たちを大会に参加させました。報道によると、「参加者の1割にはなるのでは」ということで、中にはキャンプ経験などまったく無い子もいた、とのことです。彼らは、安全保障保険にも加入できないまま参加していた、とも。先にMBCが報道、韓国スカウト連盟は「事実と異なる。規定があるので、そうはならない」としていましたが、聯合ニュースが公文を入手、そのまま公開しました。以下、<<~>>で引用してみます。
<<・・韓国スカウト連盟が、韓国隊員たちのジャンベリー参加が振るわなかったことで、参加規定を守らず小学生を参加させたことが確認されました。実績のために、資格条件にならない動員を行ったのです。猛暑と非衛生トイレ、足りないシャワー室。議論になったジャンボリーで、キャンプに耐えることができず、韓国の隊員たちが撤収し始めました。(※参加者の親のインタビュー )「その子はキャンプとかやったことが無く・・」 この時、セマングムを去った隊員たちは、小学生です・・・・本当なら、ジャンボリーには参加できません・・
・・ジャンボリー規定には、1年以上活動した中学生・高校生だけが参加できるとしています。これも、韓国隊員の参加が低調で、大会前に緩和した規定です。2週間のキャンプのため、「キャンプ場」や「屋外炊事場」といった必須能力を備えてこそ、参加できるようになっています。(※韓国スカウト連盟関係者のインタビュー)「ある程度訓練して、耐えることができる1級コースを修了した隊員だけ参加できます。小学生の場合、こういう級がありません」。しかし、参加費を支援し、資格条件に満たない小学生の多くを参加させた事実が確認されました。
韓国スカウト連盟が今年1月、各小学校に送った公文には、小学校6年生から受付でき、参加費も支援すると促したことが明らかになりました。連盟はなんと6回にわたって募集を進めましたが、国内の申請者は3800人に過ぎませんでした。海外申請者4万人の10分の1に過ぎず、批判され、年齢も無視して参加費100万ウォンを払い戻すという条件までつけました。このように集まった小学生のほとんどは、規定の年齢を超えず、安全保険すら加入できませんでした(MBC)・・>>
詳しい数までは分からないものの、記事に載っている連盟関係者の話だと、「多すぎる。参加者の10%を超えているのでは?」とのこと。韓国スカウト連盟側は、事実とは異なり、規定があるのでそうはならないとしていましたが、そのあと、聯合ニュースが公文をそのまま記事に載せました。そのあとといっても数時間差なので、聯合ニュースも取材を進めていたのでしょう。7日、本ブログでも取り上げましたが、ディスパッチというメディアが「ペイバック」の存在を報じましたが、その正体が明らかになった、とも言えます。
ちょうど一つ前のエントリーで、「規定だ」としながら、払い戻しは無いと言った連盟側。本件でも「規定」を盾にしていましたが、結局、彼らにとって規定とは自分の利益を守るためのもの、『他人』が守るものにすぎなかった・・そういうところでしょうか。今日の更新はこれだけです。さすがにもうジャンボリー関連は無いと思いますが(思いたいですが)、とにかく、隊員たち、お疲れ様でした。最初は「暑さ」だけが理由とされていましたが、英国、米国が撤収(帰ったわけではありませんが)を決定、ガーディアン、BBC、ロイターなど大手メディアが、英国スカウトリーダーの『トイレなどが問題だった』とする話をちゃんと報じるようになりました。個人的に、これが不幸中の幸いだと思っています。それでは、また明日。お盆休み期間中、ちょっと更新数が減るかもしれませんが、よろしくお願いいたします。特に16日は、レナの誕生日でもありますので・・
本エントリーにコメントをされる方、またはコメントを読まれる方は、こちらのコメントページをご利用ください。以下、拙著のご紹介において『本の題の部分』はアマゾン・アソシエイトですので、ご注意ください。
・皆様のおかげで、こうして拙著のご紹介ができること、本当に誇りに思います。ありがとうございます。まず、最新刊(2023年7月29日)からですが、<韓国人として生まれ、日本人として生きる>です。2023年、まさに心願成就、帰化できました。「韓国人として生まれた」より「日本人として生きる」を上位の概念にしたのはなぜか。なぜ名前を変えなかったのか。帰化した人たちがよく口にする「両国間の架け橋になりたい」などの言葉について、私はなぜ「そんなつもりはありません」としか思っていないのか。一つ一つ、自分なりの持論を綴りました。 ・準新刊は、<韓国の借金経済(扶桑社新書)>です。本書は経済専門書ではありませんが、家計債務問題の現状を現すデータとともに、「なぜ、マンションを買えば貴族になれるのか」たる社会心理を、自分なりに考察した本です。帰化を進めている私の率直な気持ちを書いた<日本人を日本人たらしめているものはなにか~韓国人による日韓比較論~>も発売中です。・新刊・準新刊の詳しい説明は、固定エントリーをお読みください。・本当に、本当にありがとうございます。書きたいことが書けて、私は幸せ者です。それでは、またお会いできますように。最後の行まで読んでくださってありがとうございます。