処理水海洋放流ですが、今日、1回目の放流が終了します。2回目は、来月初め、早ければ今月の末あたりになる、とのことです。FTV福島テレビ(福テレ)によると、放流は2023年度4回に分けて予定されていて、1回目の放出は9月11日にも終了する見通しであり、4回に分けて総3万1200トンを放出することになっています。1回目は7800トンが放出されました。後は処理水が通った配管を放射性物質を含まない水で洗い流し、9月11日中に1回目の放流作業は終了します。
言うまでもなく、日本、韓国共に、検査結果で何の問題もありませんでした。日本は言うまでもなく、韓国政府も韓国政府も朝鮮半島南東~南西海域の(済州含め)15箇所のポイントでで海洋放射能調査を行ってセシウム、トリチウムなどの濃度を調べていますが、問題が報告されたことは一度もありません。それもそのはず、事故当時には何の処理もなく海に流れていったのに、それでも何かの問題が報告されたり、データ上の変化があったりしたことはありません。
順天郷大学校富川病院(医科大学)教授のイ・ウンへ氏は7月11日、保守系ネットメディア「ペンアンドマイク」の寄稿文で、高主張しました。「最も重要なのは、2011年以降も海水放射能濃度が増加しなかったことだ。事故直後にはALPSがなかったため、処理されず毎日300トンずつ数ヶ月間太平洋に放流されたにもかかわらず、2011年以降、現在まで、韓国周辺の海水放射能濃度は変化がなかった」。1994年からデータ記録しているので、まずそちらを確認すればいいではないか、変化はなかった、と。まさに、その通りです。
この件(1994年から取ってきたデータを見ればいいという話)は、他にも一部の科学者・医療関係者たちが主張していますが、この件に対しての反論はいままで見たことがありません。あまり話題にならないでいるのは、反論ができないからでしょうか。これもまた、ある種の「義務」の遂行に支障が出るから、でしょうか。しかし、データが出揃ったので「問題ありません」と言うのがこんなに難しいなんて、ちゃんと伝えようとする方々、本当にくるしい思いをされていることでしょう。日本ではこの「1回目放流終了」はあまりニュースにならないでいますが(私が目にしなかっただけかもしれませんが)、韓国では政府が公式ブリーフィングを行い、そこそこ記事が出ています。同じく、話題になっているわけではありませんが。朝鮮日報がブリーフィング内容をまとめ、「問題なかった」を強調して記事にしていますので、以下、<<~>>で引用してみます。
<<・・日本の東京電力が1次放流を終了したと、(※韓国)政府が11日明らかにした。 東京電力は計画によって数回に分けて放流している。一次放流で安全に影響を与える可能性のある海水の変化は現れなかった。パク・グヨン国務調整室国務1次長はこの日のブリーフィングで、「昨日(10日)午後2時から3時の間に移送ポンプ作動が停止したことを確認し、今日移送設備内部の洗浄作業を終えれば、最終的に一次放流分の放出は終了する」と明らかにした。先月24日に放流が始まってからこの日まで、7763m³の水が排出され、含まれた三重水素は総1兆2440億㏃(ベクレル)だった・・
・・その数百倍量の海水で希釈され、三重水素濃度を1L当たり142~220㏃に下げて放流された。排出基準値である1Lあたり1500㏃の約10分の1から7分の1レベルであった。放流地点から3キロ以内の10地点、3キロ以上10キロ以内の4地点から採取した海水の放射能物質濃度は、全て基準値を大いに下回った。大多数は「検出下限値」未満だった。海水中の放射能物質の量が少なすぎて、測定機器が感知できるレベルにならなかったという意味だ(朝鮮日報)・・>>
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