麻生太郎、ユン大統領との面談で「政権交代ですべてがひっくり返されるようでは、関係持続は難しい」

ちょうど、区庁長選挙に関してエントリーしたばかりですが、タイムリーな記事があったので紹介します。麻生太郎自民党副総裁が、政権交代ですべてがひっくり返されるようでは、関係を持続するのはムリーだと話しました。ニュース1など複数のメディアが報じています。各記事によると、麻生太郎副総裁は日韓協力委員会国会議員懇談会で、「政権が交代すると、前任大統領はほぼ◯ぬか、逮捕される」、などと発言しました。ユン大統領との面談(2回ありました)のときにも、同じ趣旨の話をしておいた、とのことです。以下、<<~>>で引用してみます。

<<・・「韓国の歴代大統領たちは5年の任期を終えた後、概して亡くなるか、逮捕される」。麻生太郎日本自民党副総裁が12日、政・財界の人たちで行われた韓日協力委員会国会議員懇談会総会で、両国の交流の持続はむずかしいと述べた。毎日新聞によると、この席で麻生副総裁は昨年と今年、面談したユン大統領に「政権交代で韓日関係が揺れ動かされてはならない」と促したと明らかにした。麻生副総裁は韓国の歴代大統領たちが5年の任期を終えれば、「亡くなったり逮捕される」とし「隣国として、どのように付き合うことができるのだろうか」とし、関係持続が難しいという趣旨で発言した(ニュース1)・・>>

 

ユン大統領に政権交代による不安を強調したと報じています・・が、ニュース1などまた一部の記事は、ニュース1などは「妄言だ」とし、「前にも、中国や韓国も処理水を海に放流している」など妄言をしたことがある、と報じています。麻生太郎副総裁の場合、いくつかの発言が話題になったりはしますが、この場合は客観的事実のはずですが。京郷新聞は、「あまりにも急変する政権交代によって、両国関係も不安に陥りやすいということだ」、「政権交代の後の『やり返し』はたしかに問題が在る」とニュース1などよりは普通の書き方になっていますが、「逮捕される」などの発言をユン大統領にもそのまま話したとする部分に、「大統領相手に、オーバーな発言ではなかったのか」としています。こちらも、事実は事実だから仕方ないのでは。もう少し引用してみます。

 

<<・・麻生太郎副総裁は特に、当時の面談で「韓国の歴代大統領たちは、通常5年の任期が終われば、こ◯されたり逮捕されるって、ありえるのか」とし「(このような状況で)隣国としてどのように付き合うことができるか」と反問したと伝えられた。外交政策が急反転することはもちろん、前政権に対する攻撃が当たり前になっている特性を指摘したものと解釈される。ただし、直説的な彼の発言を置いて「相手国大統領に対する礼儀としてどうなのか」という指摘も出ている(京郷新聞)・・>>

ユン大統領が何かをして、それで政権交代の影響がなにか変わるのでしょうか。ここでいう「日韓関係」というのは、良いか悪いかではなく、『安定できるか』の話しではないでしょうか。急変すると不安定になるから、それだと何もできなくなる、と。そういう問題が、ユン大統領の努力で改善されるのか、安定するのか、と言いますと・・どうも、そうは思えません。政治家はともかく、支持層が、有権者がそれを待ち望んでいますから。表向きには「融合」とかそんな言葉ばかり強調されますが、相手側(右、左)に宥和な態度を取って支持率上がった大統領、成功した政治家など、見たことがありません。

 

そういえば、前の大統領選挙のとき、共に民主党の有力候補とされた4人の中に、金鍾泌(キムジョンピル)氏の本拠地だった忠清道地域を中心に、どちらかといえば左だけど、右側とも積極的に話し合うタイプの人が1人いました。文在寅氏や李在明氏ほどではないけど、そこそこ支持を集めていましたが・・いまは誰も覚えていません。というか、政権交代はともかく、ユン大統領もまた、任期中、変わらないでいられるのでしょうか。たとえば、総選挙で思ったほどの成果がなかったとしたら、残る道は、対日外交路線の『文政権化』だったりして。

 

 

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