韓国は今日まではソル(旧正月)連休です。家族や友人から「あけましておめでとう」とメールが来たりしますが、さすがに日本にいるとこの時期の「あけおめ」はパッとしません(笑)。これも結構前から子テーマになっている案件ですが、日本旅行ブームが続いています。世界中から大勢の観光客が来てくれて、オーバーツーリズムとまで言われている日本。韓国では、近いこともあって、連休になると、いや週末だけの短い日程でも、日本旅行を楽しむ人で溢れています。ニュース1の報道によると、今年のソル連休でも、韓国の海外旅行先は、1位が「東南アジア」、2位が日本でした。
なぜこういう区分になっているかはよくわかりませんが、国家別では日本が1位です。この件、韓国メディアは「円安だから」「連休が短いから」ということを強調し、ほとんどの記事の題には『安っ』とかそう書いてあります。それらが、確かに一定の影響を及ぼしているのは間違いないでしょう。でも、もう結構前から日本旅行ブームと言われていますが、それがすべて(ウォン基準で)円安だったのかというと、それほどでもありません。個人的に、日本旅行が一つのブランド化されていること、すなわち「日本旅行に行ってこ『ないといけない』な雰囲気になっていること、そして、国内旅行の満足度が高くないこと。この2つがもっとも大きな理由ではないだろうか、と見ています。
相応のキーワードで検索してみると、ネットの自由掲示板など、あまり目立たないところでの話ではありますが、この現象について疑問を提起する書き込みも見られます。個人レベルでのことですが、「いつもは日本について良い話をしないのに、なんで日本旅行に行ってきたとそこまで自慢するのか」、「友だちと日本旅行にいったのに、楽しみながらもずっと日本社会について文句を言っていた。これはなぜだろうか」などの話がヒットします。そして、いくつかの書き込みに共通している内容ですが、「なぜそうなのか」と本人に聞くと、「それとこれとは別だからに決まっているだろう」とし、それ以上は話せる雰囲気ではなくなる、と。ちょっと前に読んだものですが、どちらも、ブログや拙著で私も同じことを書いたことがあって、記憶に残っています。
余談ですが私の場合、まだまだバスツアーにハマっています。まさに「沼にハマった」レベルで、1ヶ月に1回以上は利用しています。さすがにバスだから「なんで『東京発北海道めぐり日帰りツアー』がないのか」とは言えませんが、多くの「知らなかった日本」が見えてきて、とても満足しています。人的・物的インフラ(旅行というのは実に様々なインフラが調和しないと楽しくなれません)が素晴らしいのは言うまでもありませんが、「あまり行きたいと思わなかったところ」にも訪れるのがまたいグッドです。実際に訪れてみると、来てよかった、見てよかった、自分で感じてよかったと思うところばかりです・・と、こんな話を書くのも久しぶりですね。コメント欄(サブブログ)に写真でも載せてみます。以下、<<~>>でソース記事引用して、そのまま終わりにします。ちなみに次は雛人形(ひな祭り)を見に行きたいな~と思っています。レナと一緒に。
<<・・昨年のお正月に続き、今年も日本を最も多く選んだようだ。パッケージ、自由旅行、航空券の区別なしに日本行の商品が最も多く売れた。自由旅行プラットフォーム・クルックの今年のソル連休(2月9日~12日)海外旅行の現況を見ると、4日間の短い休日により短距離旅行先の人気が目立った。最も予約された旅行先は「日本」で、香港、ベトナム、タイ、台湾の順で予約が多かった。インターパークの正月連休予約率は日本が37%で最も人気が多く、ベトナム(17%)、タイ(6%)だった。ハナツアー(039130)の元日海外パッケージ販売の割合を見ると、東南アジア(55%)で半分以上を占め、日本(27%)、ヨーロッパ(7%)、中国(4%)が後に続いた。国別に見れば日本が最も多い割合だ・・・・韓国旅行客の日本の再訪問率がかなり高い方だ。昨年2回以上日本に行ってきた旅行客の75.0%が「今年も日本に行く」と答えた・・・・一般的によく知られている東京、大阪、福岡のほか、日本の地方都市に出かける旅行者も増える見通しだ。一方、韓国観光公社と日本政府観光局(JNTO)によると、訪日韓国観光客は696万人、韓国を訪れた日本観光客は232万人で日本を訪れる韓国人観光客3分の1水準にとどまった(ニュース1)・・>>
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