昨日も一つ紹介しましたが、最近、アベノミクスについて好意的な主張をする人が増えました。あべがーではなく、あべのー記事(?)です。韓国では、日経平均がバブル後最高値に近づいたことを含め、日本関連の資金の流れが大きなニュースになっています。その影響によるものでしょう。とはいえ、当時、どんな記事が出ていたかを知っている1人として、あなたたちがいまさらそれを言いますか・・としか思えません。ただ、いままでだってそんな見解を出す勇者が1人もいなかったわけではありませんし、言いたくても言えなかっただろうという見方もできなくはありません。複雑なところです。
今日は、安倍元総理やトランプ前大統領のような決断力のあるリーダーが必要だ、という内容です。ユン政権はそれができないでいる、とも。毎日経済、国際通貨基金代理理事出身のアナリストが書いたものです。ユン大統領が、首脳会談まで決まっていたドイツ・スウェーデン訪問を急遽取りやめたとか(大統領夫人と一緒に動くことになるので、関連した案件を気にしているのではないか、という話も出ています)、なんだかんだで与党が支持率で巻き返しているとか、いくつかネタになれそうなものもありますが、韓国メディアでアベノミクスを褒めるというレアさ(?)優先で、この記事を選んでみました。以下、<<~>>が引用部分です。
<<・・ドナルド・トランプが米国大統領選挙を揺さぶっている。先月行われたニューハンプシャーの予備選挙で圧勝を収め、ジョー・バイデンとのリターンマッチを既定事実化した。2回目の予備選挙で共和党候補として事実上確定されたので、それに対する大衆の支持は大いに盛り上がっているという。国会議事堂の件を主導した容疑で裁判中ではあるが、誰もトランプの復活を疑わないでいる理由だ。トランプへの強い支持は、再任期間中に彼が見せた大胆な政策によるリーダーシップがあるからこそ可能だ。彼は2017年に就任するとすぐに中国関連関税など貿易関連の各種措置を出した・・・・同じ内容で声を高めた指導者は多かったが、彼らは、グローバルサプライチェーン問題で米国も影響を受けるだろうと、踏み込めないでいた。トランプは在任期間中の対中国基調は、バイデン政権まで続いた・・
・・(※バイデン大統領の経済成績は、トランプに比べても問題があるものではない、という話の後に)それでもバイデンの人気がパッとしないのは米国経済の強さがトランプによるものだと信じる人が多いからだ。先月9日、ウォールストリートジャーナルが実施した世論調査で、「トランプの政策がバイデンの政策よりも役に立った」という回答が2倍を超えた。日本も、前政権の果敢な政策のおかげで、経済が久しぶりに伸び伸びしてきた。日本はなんと25年ぶりに初めて成長率が韓国を超え、日経株価指数は最高値に近づいている。
岸田文雄首相は、こうした経済成果を自分の業績としておきたいだろうが、安倍晋三元首相の政策遺産という評価が多い。いわゆる無制限の通貨緩和による円安誘導、拡張的財政政策、民間投資の活性化など、三本の矢に代表されるアベノミクスの力だということだ。注目されるのは、当時安倍首相の決断も容易な状況ではなかったという点だ。円安に反対する米国を説得しなければならず、財政拡大政策についても反論が多かった。そのような困難の中でも果敢な決断と持続的な推進力でアベノミクスを後押しした安倍元首相が、今日改めて再評価明されている理由だ(毎日経済)・・>>
記事は、トランプ大統領が公約とするものには決して容易ではないものもあるけど、米国の有権者たちは「それでもトランプならできるのでは」と思う人が多いとしながら、そのような決断力、推進力を持ったリーダーが見られない(ユン政権はできないでいるとしています)のが実に残念だとしています。どうでしょうか。こういうのは時間が必要なので、もっと前の・・たとえば文在寅さんや朴槿恵さんや李明博さんに言ったほうがいい気もしますが。 で、最近こういう告知が多くて申し訳ありませんが、明日はレナと雛人形展示を見に行きますので、また1日休みを頂きます。次の更新は、18日(日曜)の11時頃になります。
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