衆議院選挙結果について、韓国、各メディアの反応・・「で、次の総理は誰か」「野田代表の戦略で立憲が飛躍」など

記念すべき(自分の)初投票の衆議院選挙でしたが、いろいろ荒れそうな結果・・というか、事前予想通りの結果になりました。韓国メディアも、昨日の衆議院選挙を大きく取り上げています。ただ、特にこれと言った方向性があるわけではなく、共通しているのは「政局がわからなくなってきた」な内容だけです。記事によって様々ですが、朝鮮日報は立憲民主党の躍進を報じながら、李明博(当時)大統領の頃、野田佳彦代表(当時総理大臣)は京都で開かれた首脳会談で、日韓の間で懸案とされていた複数の議題で強く衝突したことがあり、立憲民主党側にしては保守側だという内容を載せています。

それは、ま、韓国からすると右かもしれませんが・・気のせいか、石破さんの「次の人」は誰かというニュースも多く、中にはやはり高市早苗さんや麻生太郎「派」関連のものが目立ちます。東亜日報聯合ニュースなどがそうで、高市早苗さんと麻生太郎さんの動きに注目しています。さすがに、結果が結果だっただけに、「次の人」が気になるのは事実です。しかし、石破さんが辞めるとまだ決まったわけではありません。このまま続ける可能性もあります。いわゆる旧安倍派とされる議員も結構落ちましたし、すぐに後任が決まるかどうかは、なんとも言えません。以下、複数のメディアから<<~>>で引用してみます。

 

<<・・日本の第1野党である立憲民主党が27日に行われた総選挙で、選挙前98席だった議席数を148席に大幅に増やし躍進した。進歩(※左)の色が濃い立憲民主党に最近就任した野田佳彦代表は、「共産党と距離を置く」などの、やや保守的な路線に乗り、中道の有権者たちの票を集めた結果だと分析される。 2012年、民主党が自民党に政権を渡した当時、民主党代表で首相だった野田が今回の総選挙を勝利に導いて復活したのだ。立憲民主党は、自民党を牽制できる政党としての地位も上がる見通しだ・・・・日本メディアは「立憲民主党の右クリック」、保守化戦略が中道有権者を成功的に引き寄せたと評価している。立憲民主党内で最も保守寄りの政治家とされる野田代表は、3年前の総選挙の時と正反対の戦略を選んだ。3年前には地域区ごとに日本共産党と候補を統一し、強硬な左派に同調しない有権者により負けたが、今回は選挙協力をせずに「距離を置く」ことをした・・

 

・・野田は先月代表に就任した直後、議席数98席に過ぎない立憲民主党としては無理だとされた目標である「政権交代」を掲げ、与党自民党のいわゆる「裏金スキャンダル」を最後まで指摘した。一方、日本共産党を含む他の野党とは協力せず、「立憲民主党の道」にこだわり、成果を出した。長期執権中の自民党に票をやりたくない中道の有権者たちが、野田が率いる「右クリック立憲民主党」にむしろ安定感を得たと評価される。60~70代の有権者の比例代表選挙で、立憲民主党が自民党を僅かに上回ったという日本メディアの世論調査が出る背景には、このような「安定感」が大きかったということだ(朝鮮日報)・・>>

 

<<・・日本の自民党が27日、衆議院選挙で過半数確保に失敗すると予想され、党内ではすでに石破茂首相の後任に関する動きが現れている。政治圏全般で首相交代論が浮上する可能性も提起される。党内外では右側政治家とされる高市早苗前経済安保相、林芳正官房長官、小泉進次郎自民党選挙対策委員長などが有力な「ポスト石破」に挙げられる。だが、自民党が2009年民主党に政権を渡した後、15年ぶりに最大の総選挙敗北となると予想される状況で、党内部の衝撃が大きく、確実な強者とされる候補もいないという評価が多い。これにより、特定候補を中心とした結集現象が現れる可能性は低いという見通しも出ている。

先月、自民党総裁選挙で石馬首相と競ったポスト石破候補者たちは、総選挙期間中、総裁選挙で自らを支持した候補者の支援に集中した。予想より早くなる自民党総裁選挙を意識して、友軍確保をするための動きだったという分析が出ている。高市前経済安保相は「経済を成長させることなく国民負担だけ増加する政策には徹底的に反対する」とし「アベノミックス」に批判的な石破首相に反論した。林官房長官は「岸田政権の新たな資本主義で希望の種を蒔き、賃金が上がって芽が生えてきた」とし、自身が岸田文雄元首相の後継者という意を強調した。共同通信は「すでにポスト石破を意識し、それぞれの考えを胸に抱いて活動している」と評した(東亜日報)・・>>

 

<<・・石破首相の政治的な対立相手になる彼らの歩みに、日本メディアはすでに注目してきた。特に産経新聞は8日、高市早苗前経済安保担当相が今後「反石破」勢力のリーダーになる可能性があると報道した。麻生太郎元首相は自身と菅義偉元首相の在任期間が1年程度だったとし、「石葉はもっと短いだろう」と話し、高市前担当相に「仲間を作っておけ」と助言したという話も、現地メディアらによって伝えられた。今回の選挙期間、高市前経済安保担当相は、「裏金スキャンダル」の関与で公認から外された旧アベ派など仲間議員支援遊説に積極的な姿を見せた。彼女が麻生元首相が率いる麻生派と、旧安倍派とともに動けば、石破首相に対して党内最大勢力を構築することができる。裏金スキャンダルの余波で自民党内の主な6つの派閥のうち麻生派以外の5つの派閥は公式解体されたか、解体手続きを踏んでいる。安倍派は解体前まで党内最大派閥で、二番目に大きな派閥が麻生派だ(聯合ニュース)・・>>

 

 

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