いつもの話が続いています。その中でも、「20代の李在明代表支持率」がインパクトあったので、メインで取り上げてみます。その前に、メインにするほどではないものの、『続報』になれそうなものを一つ紹介します。10月に就業者が前年同期比8万3千人増加したものの、65歳以上で30万人増加している、ことでして。今日のヘラルド経済の記事ですが、60歳以上で25万7千人、65歳以上で見ると30万人増加している、とのことでして・・普通に就業したならいいですが、ご存知、政府や自治体が『簡単なお仕事』をばらまいているので、その影響を考えると、これを「8万3千人増加」と発表していいのかどうかよくわかりません。特に20代(17万5千人減少)と40代(7万2千人減少)で減少幅が多い、とも。ただ、最大のオチは、『年齢データを紹介しないメディアが多い』ことではないでしょうか。
で、本題ですが、今月いよいよ裁判がある、韓国最大野党共に民主党李在明(イジェミョン)代表。裁判VS任期短縮というとんでもないとんでもない対立が続く中、「次期大統領として支持する人」「職務遂行」などにおいてイ代表の支持率が上昇、特に20代で多くの支持を集めています。京義日報が次期大統領関連、クッキーニュース(現在野党側でもっとも次期大統領に近いとされる李在明代表関連で記事1、与党側でもっとも近いとされるハンドンフン代表関連で記事2)が職務遂行関連のデータを紹介します(13日)。職務遂行は、「うまくやっている(肯定する)」をそのまま支持率としてカウントされます(意外と「支持する」「しない」とちゃんと書かれている調査は少ない気がします)。で、全体でみると、なんと約50%の支持を得ていて、特に20代においては7割以上が支持しているとのことでして。9月18日、日本が関わる案件において20代の意見が特にきびしいという話をしたことがありますが・・青年就業関連での問題も合わせて、すべて繋がっているのかもしれません。以下、<<~>>で引用してみます。
<<・・国民の半分以上が李在明ともに民主党代表の職務遂行に対して「うまくやっている」と評価した。特に20代青年10人のうち7人が肯定的な視線を送った。クッキーニュースの依頼で世論調査専門機関ハンギルリサーチが・・・・イ代表の職務遂行能力評価を調査した結果、「よくやっている」という評価が55.7%(非常に良い32.1%、やや良い23.6%)となった。うまくできていないという評価は38.4%(非常に良くない27.5%、やや良くない10.9%)だった。 よく分からない、または回答を留保した回答者は5.9%だった。イ代表職務遂行に対する肯定評価は18~29歳(71.4%)、50代(64.1%)、湖南地域(70.5%)、仁川・京畿(60.3%)で特に目立った(記事1)・・>>
<<・・国民10人のうち6人が韓東勲(ハンドンフン)国民の力代表の職務遂行に対して「うまくやっていない」と評価した。特に、20代青年では73.2%に達した。クッキーニュースの依頼で世論調査専門機関ハンギルリサーチが9~11日・・・・「ハンドンフン国民の力代表の職務遂行能力評価」を尋ねた結果、「よくやっている」評価は28.6%(非常に良い12.5%、やや良い16.1%)だった。「うまくできていない」は64.3%(非常に良くない43.2%、やや良くない21.1%)だった。よく分からない、または回答を留保した回答者は7.1%だった。ハン代表職務遂行に対する「よくない」評価は、年齢・地域を問わず目立った。特に18~29歳(良い18.6%、 よくない73.2%)、40代(19.4%、 74.6%)、江原・済州圏地域(9.1%、79.3%)、湖南圏地域(17.2%、69.8%)目立った。保守核心支持層の支持もパッとしない姿だ・・・・大邱・慶北でもうまくできていない48.9%で、よくやっている40.9%より高かった(クッキーニュース記事2)・・>>
<<・・共に民主党のイジェミョン代表が、次期大権走者(※大統領候補)適合度調査で46.9%の支持率で国民の力ハンドンフン代表の17.0%を大きく上回ることが分かった。世論調査専門機関であるジョウォンC&Iが「ストレートニュース」の依頼で実施した11月2週目の定期世論調査によると、イ代表とハン代表に続き、チョグク代表5.7%、オセフン ソウル市長4.2%、キムドンヨン京畿知事4.1%・・・・などだった。引き続き、任期折り返し(10日)のユン大統領の国政遂行評価は、肯定24.3%、肯定しない74.0だった・・・・大統領任期遂行において望ましいと思う案は、「現行任期遂行」30.4%、「弾劾」29.0%、「辞任」26.0%、「任期短縮改憲」12.5%の順だった・・
・・このような中、政党支持率は、共に民主党46.3%、国民の力32.3%、祖国革新党5.8%、改革新党2.5%だった。また、最近議論となった共に民主党の李在明代表の「裁判生中継」に関しては賛成42.6%、反対48.6%だった(※裁判所が不許可したと聞いています)。来年1月に発足予定のドナルド・トランプ大統領との韓米関係に対する見通しは、よくなる8.6%、変わらない25.4%、わるくなる58.1%の順で、思わしくない見方が大きく上がった(京義日報)・・>>
というか、現大統領が任期を普通に完遂してもいいと思っている人が30.4%しかいないというのもすごい話ですが・・とりあえず、なにか『大きな変数』がないかぎり、このままいけば政権交代は待ったなしではないでしょうか。はてさて、今月、その変数が来るのでしょうか。裁判所あたりから。来たら来たで、どっち側に有利に作用するのでしょうか。
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