韓国芸能メディア「ネットフリックス、ディズニー+など『OTT』市場のKコンテンツ、2025年には3分の1規模に縮小するだろう」

最近、ネットフリックスなどいわゆるOTTを見る時間が増えました。もともと別のOTTを見ていましたが、「はじめの一歩」アニメ版と今際の国のアリスのドラマ版が見たかったこともあって、ネットフリックスにも加入。他にもいろいろ見てみたいものがあるし、全般的に加入してよかったと思っています。で、ソース記事曰く、一時はそれらOTTで「私たちこそが主役だ」といわんばかりの勢い(で記事が出ていた)韓国ドラマ・映画ですが・・「TVデイリー」(11日)という芸能・娯楽専門メディアが、「イカゲームで私たちが最高だという記事ばかり書いていたら、OTT市場でいつのまにか飢饉の時代(原文ママ)が来た。いままでとはレベルが異なる水準」という記事を載せました。

ドラマや映画がパッとしないし、韓国ネットフリックスの韓国オリジナルコンテンツを担当してきた幹部も、解任された、とのことでして。まだまだ好調なものは好調のようですし、好評のものは好評のようですが・・業界関係者の立場から全般的に見てみると、一時ほどの勢いはもうない、むしろ『麦の谷だ』とのことでして。麦の谷とは、前の麦はもう食べ尽くして残ってなく、次のシーズンでの農事の麦はまだ出てないので、飢饉と忍耐が続く期間を意味します。本ブログでも何度か取り上げましたが、外国でのウェブトゥーン事業の撤収が相次いでおり、CD売り方などで国会レベルで問題提起されるなど、思わしくないニュースが続いています。そこに、OTT市場でのニュースも追加されたわけです。

 

記事は、「いつから私たちが投資や資本に頼っていたというのだ」という、頑張ろうという文章で終わりますが、それを読んで私は「そ、そこまで言うほどなのか?」としか思えませんでした。そこまで言うほど、問題が起きているのでしょうか。作品ごと異なるでしょうけど、やはり関係者にしか見えない未来というのもあるのでしょう。ちなみに、私はこういうものについてマスコミなどの報じ方(ウェブトゥーンはマンガよりすごい、などなど)は本当にうざうざの実としか思えませんが、コンテンツそのものは、好きな人が好きなものを見つければそれでいいとしか思っていません。といいつつ、私は随分前からKコンテンツはあまり見ていませんが。メインがゲームだったし、映像作品は日本アニメ(たまに実写化作品とかも)のDVD・BD集めるのに夢中でしたので。最近はそこまで集めてはいませんし、なぜかドールドレス買ったりしていますが、それでも残したいものはBDなど購入しています。以下、<<~>>で引用してみます。

 

<<・・10月、ネットフリックス・コリアは、設立初創期メンバーでもあった、製作パート幹部1~2人との契約更新を放棄した。韓国オリジナルコンテンツの製作パートを担当してきた主要人物たちが抜けたことで、内部では動揺が広がった。「京城クリーチャー1、2」、「クロス」、「スイートホーム3」、「ザ・エイトショー」など、巨大資本が投入されたオリジナルシリーズが、相次いで低調な成績しか収めることができなかったことで、変化の風が吹いてきたのだ。韓国コンテンツ制作市場が、麦の谷に耐えつつある。2022年に135本に達したドラマ制作編数は、昨年125本となり、今年100本以下に減った。OTTオリジナルだけでなく、国内製作会社の製作編数も大幅に縮小された。ネットフリックス、ディズニープラスなどグローバルOTT本社は、財布の紐をを締めるばかりだ。国内業界は、予想よりも早く『製作飢饉』が訪れてきたと話している・・

・・映画、ドラマを行き来しながら主演を務めている女優Bさんの場合も大して変わらない。B氏のマネージャーは、製作市場の飢饉現象を肌で感じていると明らかにした。「製作市場が難しいと、編成が減るのは当たり前のことでありますが、いまの飢饉はレベルがちがいます。難しい時期と言っても、ビッグネーム俳優なら、提案を受けるシナリオの数が少なくないものですが、現在は、シナリオそれ自体が少なくなっています。このままの傾向なら、2025年編成される作品は3分の1に減ると思われます」、と・・

 

・・(※世界的に市場そのものが振るわないでいるという話の後に)最近ネットフリックスコリア製作チームに吹いてきた変化も、これと同じ流れだ。ネットフリックス韓国シリーズは「イカゲーム」「ジオク」シーズン1の成功の後、グローバルでみると大きな反響を引き起こすことができなかった。劇場公開の代わりにネットフリックス公開を選んだ映画「クロス」も、短い国内需要にとどまり・・・・他の作品シリーズもグローバルはおろか、国内でも大きな関心を集めることができなかった・・・・残念ながら、業界が眺める未来の見通しも明るくない。現在を基準にして、制作編成が確実なスター作家と監督の次期作のニュースは、聞こえてこない。

数百億ウォンが投入された大型シリーズの興行失敗が投資市場を凍らせ、予算確保が難しくなった。これらに沿って動くビッグネーム俳優たちの活動も、少なくなると予想される。難しい状況ほど、基本に戻らなければならない。結局、答えは、コンテンツ、それ自体の力にある。資本、投資ロジックだけに巻き込まれれば、Kコンテンツはバランスを失うだろう。そもそもKコンテンツの力は大規模製作費などではなかったはずだ。特有の色と根性こそ、麦の谷を乗り越えるコンテンツの原動力ではないだろうか(TVデイリー)・・>>

 

 

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