韓国の安保専門家「日本が6世代戦闘機を開発する」「私たちも国力の集中を」

いまさらですが、日本、イギリス、イタリアが開発する次世代戦闘機関連の記事がありました。一部のメディアが、北朝鮮がロシア派兵でロシア産ステルス戦闘機を導入するのではないか、という見解を載せています。その影響でしょうか。ソース記事は24日の週刊東亜と、27日の韓国経済です。この件だけでなく、半導体などでもそうですが、日本がなにかやるというニュースになると、ものすごい勢いで「私たちも」という記事が出てきます。国力を集中しようという話ですが、いつものこと、具体的には書かれていません。

特に半導体関連だと、最近はそれほどでもありませんが一時、「日本のように」補助金を出すべきだというニュースが、ほぼ毎日のように出ていました。今回の次世代戦闘機の件でも記事の書き方はまったく同じで、『国力』を集中すべきだという話ですが・・その文章の雰囲気は、限りなく重いというか、緊張感が漂っています。要するにうわあぁです。で、この2つのニュースを(同じ人が書いたわけではありませんが)同じ流れのものだとしたら・・各メディアの記事が、北朝鮮はともかく、日本のことも「安保上のリスク」としか見ていないことになります。半導体などもそうですが、どうも「同じ陣営」に対する見方とは思えないこと。安保関連の情報も重要ですが、もっとも重要なのはこんな側面ではないでしょうか。以下、<<~>>で引用してみます。

 

<<・・ミッドウェイ海戦でレーダー技術は大きな役割を果たした。米国は日本より先にレーダーを実戦配置して戦闘機が接近することに気づくことが出来たが、日本は戦闘機の接近を知らなかったと、日本防衛省が発刊した「防衛科学記述史」に記述されている。今は、レーダーにとらわれないステルス技術が発展し、北朝鮮はそれを気にしている。1990年代、米国とイラクの間に開かれた湾岸戦に登場した米国のF-117Aステルス機は、レーダーの電波に捕まらず、イラクの主要施設を初期にたたくことができた。レーダーを無力化できたのは、機体に黒く塗った日本産特殊塗料がイラクのレーダー波を吸収したためだ。ところが2024年のいまは、日本、イギリス、イタリアが共同で開発している次期戦闘機はF-35よりステルス性能がより強くなった第6世代戦闘機で、日本が三国の代表に選ばれて開発に入った。 2035年の日本配置が目標だ。

 

今のF-35戦闘機は、操縦装置の画面に現れる情報を判断して攻撃を決定するが、日本の6世代戦闘機は人工知能(AI)技術を適用した無人機が共に空中戦を展開するという点で攻撃力が倍になる。日本防衛装備庁航空装備研究所では、第6世代戦闘機と連動して使用するAI適用無人機開発を急いでいる。2022年から三菱重工業が主導し、無人機に適用するAI技術を研究しており、川崎重工業も無人機性能向上に総力を傾けている。日本は次期戦闘機の開発に2025年度の予算基準で4兆5000億ウォンを投資した。米国にも劣らない戦闘機の生産を目指している。現代の空中戦は、遠い距離で相手を捉え、AI技術でどのような攻撃方法を選択するかを膨大なデータで分析し、正確に勝利する戦略に変わっている・・

・・自衛隊を日本の公式的な軍隊にするためには、今の平和憲法第9条を改正しなければならない。平和憲法第9条は軍事力を持たないようにしており、国際紛争に介入してはならないと明示されている・・・・読売新聞が日本自民党と日本維新の会の衆議院候補者を対象に自衛隊に憲法的地位を与えるために憲法改正についてどう思うかと問う調査をしたが、なんと90%を超える政治家が賛成するという結果が出た。日本の次期戦闘機である第6世代戦闘機を開発することは、単に戦闘機一つを開発するのではなく、戦後、静かに過ごしてきた日本が軍事大国の道を新たに書こうとする象徴として見なければならない。日本が変貌しようとし、ロシアは北朝鮮と軍事同盟を結んでいる。中国も核兵器を増やして米国と対立しているこの時、大韓民国はこれまで構築しておいた経済発展と平和を守るために、強大国に上がるために国力を集めなければならない(韓国経済)・・>>

 

<<・・Su-57を購入したと疑われる国としてはイランと北朝鮮だけが残るが、イランは最近Su-30SM、Su-35S免許生産権を獲得して国内生産を推進中だと知られている。(※購入した)「匿名国家」が、北朝鮮である可能性が大きい。特に昨年9月、金正恩が直接Su-57戦闘機に乗ってロシア側からブリーフィングを受けたことがある。北朝鮮がロシアから新型戦闘機を購入する兆候は、昨年からずっと出てきた・・・・(※飛行場の拡大などを行い)大型戦闘機の離着陸が可能となった。有蓋化格納庫も設置された。これらの飛行場は北朝鮮空軍の最精鋭戦力であるMIG-29とMIG-23が配置されたところで、平壌防空作戦の核心拠点だ。最大離陸重量20t未満であるため、既存の滑走路でも十分に離・着陸できるが、北朝鮮が突然平壌近隣の空軍基地の滑走路を延長したということは、離着陸滑走距離がはるかに長い30~40t級航空機を導入する目的以外では説明できない・・

・・国家情報院が昨年国会情報委員会に「北朝鮮が新型航空機導入のためにパイロットと整備士をロシアに派遣した」と報告したのも意味がある。昨年夏に派遣されたと知られているこれら人員の行方は現在まで把握されていない。現在、北朝鮮には新型航空機操縦・整備教育のためのインフラがない。したがって、彼らは少なくとも2年間、基本飛行から戦術入門まですべての教育訓練を受けて戦闘機と共に帰国する可能性が高い。早ければ2025年下半期には北朝鮮がロシアのどんな戦闘機を、どこに配置するか明らかになるかもしれない・・・・北朝鮮が第5世代ステルス機を導入すれば、私たちの安保に深刻なリスクになるだろう。現在、韓国軍にはステルス戦闘機対応能力は、あって無いないようなものだからだ(週刊東亜)・・>>

 

 

おかげさまで、新刊「Z世代の闇 物質主義に支配される韓国の若者たち」(扶桑社)が発売中です(2024年5月2日、アマゾン発売日)。詳しくは、下記のお知らせをお読みください。ありがとうございます
・以下、コメント・拙著のご紹介・お知らせなどです
エントリーにコメントをされる方、またはコメントを読まれる方は、こちらのコメントページをご利用ください。以下、拙著のご紹介において本の題の部分』はアマゾン・アソシエイトですので、ご注意ください。

   ・様のおかげで、こうして拙著のご紹介ができること、本当に誇りに思います。ありがとうございます。まず、最新刊(2024年5月2日)<Z世代の闇>です。いまの韓国の20代、30代は、どのような世界観の中を生きているのか。前の世代から、なにが受け継がれたのか。そんな考察の本です。・新刊(2023年12月21日)、<韓国の絶望、日本の希望(扶桑社新書)>も発売中です。「私たち」と「それ以外」、様々な形で出来上がった社会の壁に関する話で、特に合計出生率関連の話が多目になっています。・刊として、<韓国人として生まれ、日本人として生きる>(2023年7月29日)も発売中です。2023年、まさに心願成就、帰化できました。その際の、自分なりの持論に関する本です。・しい説明は、固定エントリーをお読みください。・当にありがとうございます。書きたいことが書けて、私は幸せ者です。それでは、またお会いできますように。最後の行まで読んでくださってありがとうございます。