トランプ大統領が、カナダ、メキシコへの25%関税を確定(予定通り現地時間4日から施行、日本時間で今日午後)しました。韓国で「も」話題になっている件・・というのもありますが、いつものテーマとは離れた内容になります。やはり気になるのは日本への影響、そして、予告されている相互関税において日本はどんな措置を勝ち取ることができるのか、です。また、複数の日本メディアによると、トランプ大統領は円安について「(円安にするなら)関税を上げる」と日本側に電話で話した、とのことでして。日本は金利上げつつあるのに、なにを言ってるのでしょうか。日経新聞は「真意は不明」としていますが。
NYダウやS&P500なども大幅に下落し、米国内部からも不満の声は聞こえてくるそうですが・・いまのところ、なにか路線変更の可能性は見えていません。一応韓国メディアの記事(聯合ニュース)を引用してはいますが、本件(関税の件)そのものについて取り上げて、議論する場(コメント欄)を設けるのもいいかなと思って、エントリーしてみます。ブルームバーグだったと記憶しています。「これは、入札を待つという意味だ(各国からアメリカにもっと有利な条件を引き出すためのものだ)」という分析がありました。となると、関税などへの例外措置は行われるのか。それとも、本当にただ壁を作るだけなのか。以下、<<~>>が引用部分です。
<<・・ドナルド・トランプ米大統領は4日(現地時間)から施行することを予告した中国、メキシコ、カナダ産輸入品に対する新規関税を予定通りに賦課することにした。また4月2日、全世界を相手にした「相互関税」日程を再確認し、同日、農産物に対する関税賦課も予告した。トランプ大統領は3日、ホワイトハウスで台湾のファウンドリ企業TSMCの対米半導体生産設備投資計画を発表する席で、カナダとメキシコに対する25%の関税が4日から施行されると繰り返し確認した。特にトランプ大統領はメキシコとカナダに課す25%の関税と関連して、交渉の余地がないと話した。
また、トランプ大統領はこの日、中国に対して10%の追加関税をかける行政命令に署名した。これにより、これまで米国とカナダ、メキシコ自由貿易協定(USMCA)により大部分の物品に対して無関税で貿易がなされてきた北米3国間の関税競争が本格化するのではないかという懸念が高まっている。メラニー・ジョリー カナダ外務大臣は、米国産製品に対する関税パッケージが用意されていると、「対立」を予告した。特に米国より生産コストが安いメキシコに進出した後、USMCAを利用して無関税で米国に輸出してきた韓国企業にも一定の影響が予想される。現在、韓国企業の中にはサムスン電子、LG電子、起亜、現代モービス、現代トランシスなど400社余りの企業がメキシコに生産基地を置いている・・
・・結局、最終的に劇的な展開がない限り、中国、カナダ、メキシコなど3カ国に対する新しい関税が米国東部時間4日0時(韓国時間4日午後2時)を期して発効する。トランプ大統領はまた、各国の米国産製品に対する関税と非関税障壁などを考慮して適用する「相互関税」を4月2日から賦課するだろうと再確認した。また、トランプ大統領はこの日、社会関係網サービス(SNS)トゥルースソーシャルに米国農夫を受信者として書いた文を通じて、「米国で売れる多くの農産物を準備することに着手せよ」とし「4月2日から外国農産物に対して関税が課せられるだろう」と明らかにした。
結局、トランプ大統領は「相互関税」を4月2日に施行し、農産物に対しても「関税障壁」を立てることを宣言したのだ。このほかにもトランプ大統領は来る12日から鉄鋼及びアルミニウムに対して例外や免除なしに25%関税を課すことに先月決定したことがある。また、自動車・半導体・医薬品などに対する関税を今月中に発表することとし、銅と木材の輸入が米国国家安全保障に及ぼす調査に着手することで、銅と木材にも関税賦課に乗り出すことを示唆した(聯合ニュース)・・>>
サーバー側からのお知らせですが、「3月10日(月) AM 2:00頃~AM 7:00頃までの間に120分~240分程度(一部サーバーでは最大で300分程度)のサーバー停止をともなうハードウェアの大幅増強および新基盤システムへの移行メンテナンスを実施します」とのことです。参考にしてください。この件は当日までは「お知らせ」に追記しておきます。
ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。本当にありがとうございます。<THE NEW KOREA(ザ・ニューコリア)>という1926年の本で、当時の朝鮮半島の経済・社会発展を米国の行政学者が客観的に記録した本です。著者アレン・アイルランドは、国の発展を語るには「正しいかどうか」ではなく、ただ冷静に、データからアプローチすべきだと主張し、この本を残しました。どんな記録なのか、「正しい」が乱立している今を生きる私たちに、新しい示唆するものはないのか。自分なりの注釈とともに、頑張って訳しました。リンクなどは以下のお知らせにございます。
・皆様のおかげで、こうして拙著のご紹介ができること、本当に誇りに思います。ありがとうございます。まず、最新刊(2025年3月2日)<THE NEW KOREA>です。1920年代、朝鮮半島で行われた大規模な社会・経済改革の記録です。原書は1926年のものです。 ・準新刊は、<自民党と韓国>です。岸田政権と尹政権から、関係改善という言葉が「すべての前提」になっています。本当にそうなのか、それでいいのか。そういう考察の本です。 ・既刊として、<Z世代の闇>も発売中です。いまの韓国の20代、30代は、どのような世界観の中を生きているのか。前の世代から、なにが受け継がれたのか。そんな考察の本です。 ・詳しい説明は、固定エントリーをお読みください。・本当にありがとうございます。