トランプ大統領、北朝鮮に親書の意向・・北朝鮮側は受領に応じず

まず、更新がいつもより遅くなって申し訳ございません。ちょっと情けない理由で遅くなってしまいました。次の更新はいつもの時間(14~15時あたり)に行います。で、本題ですが・・急に北朝鮮関連のニュースが目立っていたので、紹介します。名前からしてノースコリア専門のメディア「NKニュース」が、トランプ大統領が北朝鮮側に親書を送ろうとしたけど、北朝鮮側はこれに応じなかった、と報道しました。もう懐かしい話ですが、文在寅大統領だった頃、トランプ大統領の「1期」だった頃。何度も親書を交わしていました。そこで文在寅大統領が「運転者論」などを掲げて米朝を仲介すると言い、米国と北朝鮮の間で活躍(?)しました。

この流れ、一時は「平和ムード」「乗り遅れるな」などと盛り上がりましたが・・でも、ご存知、結果的には、「(仲介役の特使などから)聞いていたのと話が違う」ということになって、米朝首脳会談は決裂しました。そして、昨日。李在明政権が、北朝鮮への「拡声器」放送を止めました。これ、大きな音で放送を流すというものですが、北朝鮮としては秘密にしたい内容なので(笑)、北朝鮮側はこれにものすごく強く反応しています。また、韓国側に向けて、「黒板を鉄で擦るあの音」のようなものを大音量で流しています。軍事境界線から比較的近い地域の住民たちは、もう寝るのはほぼ不可能だ、とも。なんども中止と再開を繰り返したこの「低レベルミンメイアタック」、拡声器。北朝鮮が韓国側に送り込んだ「風船」などのこともあって、尹錫悦政権でまた再開していましたが、李政権がこれを止めたわけです。




昨日のことですが、なんと、今日からは北朝鮮も拡声器を止めた、とのことです。こんな流れだから、(以下のソース記事のSBS 中央日報のことではなく、ネットの一部などのことです)また李在明大統領が仲介役をやって、米朝首脳会談を導いていけるという話も出ています。両紙は、北朝鮮が「もっと良い条件を引き出すために、わざと応じないでいる」と報じています。はてさて、MOONシーズン2なるか、といったところですが・・率直に、トランプ大統領が前回のように応じるとはちょっと思えません。以下、<<~>>で引用してみます。

<<・・トランプ米大統領が北朝鮮の金正恩委員長に親書を送ろうとしたが、北朝鮮側が受け取らないことにした、という米国メディアの報道が出ました。ホワイトハウスはここについて、認めることも、認めないことも言いませんでした・・・・北朝鮮の専門メディアであるNKニュースは、匿名を要求したハイレベルの情報源を引用して、こう報じました。このメディアは、トランプ大統領が北朝鮮と対話を再開するために親書を作成したと伝えました。

1期の時も、トランプ大統領と金正恩委員長は、実務対話がうまくいかなくなると、そのたびに合計25回の親書を交わしながら突破口を作ってきました・・・・しかし、ニューヨークにある北朝鮮の外交官たちが、何度もこの親書を断固として受け取ろうとせず、結局、伝達に失敗したと、このメディアは報道しました・・・・ホワイトハウスは、実際にそのようなことがあったのかという質問に、親書交換による対応の可能性は開かれているとしながらも、詳しい話はしませんでした・・・・この報道が事実ならば、北朝鮮側は1期の時、トランプ大統領との交渉に失望しただけに、満足できる条件が引き出せるまで会話を避けるだろうという展望が出てきます(SBS)・・>>




<<・・ドナルド・トランプ米大統領が金正恩北朝鮮国務委員長に送る親書を作成して実際に伝達しようとしたが、北朝鮮が受領に応じなかったと、米国の北朝鮮専門メディアNKニュースが11日(現地時間)報道した。外交成果を出したいと思っているトランプがラブコールを送っているが、金正恩は容易に応じず、「価格」を高めようとするものだと解釈される。NKニュースはこの日の事案をよく知っているという匿名の情報筋から引用し、「トランプが1期在任したときに3回会談したキム・ジョンウンと会話を再開する目的で親書を作成した」とし、「数回の親書を対面で渡そうとしたが、米国ニューヨークの国連駐在北朝鮮代表部所属外交官たちが応じなかった、と報道した。

これに対して国務省は「潜在的外交対話については言及しない」と話し、ホワイトハウスも答えなかったとNKニュースは報道した。「ニューヨークチャンネル」と呼ばれる国連駐在北の北朝鮮代表部を通じた米朝の間の会話が止まっているということは、韓国政府の見方とも一致する。外交情報筋は中央日報に、「トランプ2期行政府の発足後も、米朝間の疎通は全く行われていない」と話したことがある(中央日報)・・>>

 




ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。本当にありがとうございます。<THE NEW KOREA(ザ・ニューコリア)>という1926年の本で、当時の朝鮮半島の経済・社会発展を米国の行政学者が客観的に記録した本です。著者アレン・アイルランドは、国の発展を語るには「正しいかどうか」ではなく、ただ冷静に、データからアプローチすべきだと主張し、この本を残しました。どんな記録なのか、「正しい」が乱立している今を生きる私たちに、新しい示唆するものはないのか。自分なりの注釈とともに、頑張って訳しました。リンクなどは以下のお知らせにございます。

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